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子育ては、親育ち

僕は現在、全国のサッカー少年とその保護者を対象に「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに親子向けの講演をおこなっています。 サッカークラブやサッカースクール、そして小中学校での授業などで、普段から子どもたちと接する機会が非常に多いのですが、いつも自分にとって多くの学びをもたらしてくれます。 一つのチーム、一つのクラスにはたくさんの個性ある子どもがいて、面白い発言や斬新な発想、時には強烈な一発ギャグの持ち主が居たりして(笑)、まぁ楽しませてくれます。 何度このような場に訪れても、毎回必ず思うこと。 それは、「子どもたちからたくさんのことを学ばせてもらった。」ということです。 毎回。必ず。 友達思いの子のさりげない優しさや、勇気ある子の率先した発言や行動、一つ一つの言動に驚かされ、感心するとともに、子どもの成長とこの先の可能性にワクワクするものです。 また終了後には、感謝の言葉を述べられたり、決意や誓いの言葉をもらい、涙もろい僕は毎度こらえるのが必死です(笑)。 これは我が子を持つ親でも同じことで、子どもを育てているはずが、子どもから多くのことを学ばせてもらっている。 そう、子育てをすることで親も育っているのですね。 「子育ては、親育ち。」 子どもと一緒に自分も成長しようという心構えで、毎日の暮らしの中で、どんどん成長していってほしいと思います。 子どもの夢や目標を応援し、小さな変化に気づき、声をかけ、共有し、共に成長していく。 勉強と運動だけでなく、親としてたくさんのものさしを持ち、子どもの成長を見守り、楽しんでほしいと思います。 たとえば、仲間への思いやりや根気強く頑張れたことなど、小さなことでも何でもいいと思います。 子どものまだまだ出来ないところばかりに目を向けるのではなく、良いところを見つける天才になってほしいと思います。 子どもが出来るようになったことを認め、的確に褒めてあげることで、子どもにとって大きな自信になります。 全力で子どもと向き合い、共に成長していくことができれば、皆さんの毎日がより充実していくと信じています。

WRITER PROFILE

野田恭平
1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。

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