「サッカーを仕事にする」ということ2025 サッカー関連業界で働く人々の幸福とは?
「部活動を引退後もサッカーと関わり、仕事にしたい」と願うプレーヤーは多いだろう。大好きなサッカーを職業にし、それで生活できれば、これほど幸せなことはない。しかし、選手としてプロになれるのはほんの一握りであり、大成できる選手ともなると、さらに数は限られる。プレーヤーとしての成功を目指し、夢を追い続けるのももちろん素晴らしいことだが、そのような人たちにも新たな道を模索し、プレーヤー以外の職業に就かなければならない日がいつかは訪れることになる。サッカーとは全く関係ない道に進むという選択肢もあるが、どうせなら大好きなサッカーと関われる仕事に就きたい、というのが本音だろう。
それでも多くの人は「サッカーに関われる仕事なんて、そんなに多くないんじゃない?」というイメージを持っているはずだ。たしかにサッカー協会やクラブへの就職は“狭き門”であり、職を見つけるのは難しい。しかし、世の中にはさまざまな職業があり、そのなかにはサッカーと関わりの深い仕事も多い。予想もつかないような、意外な業界が実はサッカー界と強くつながっている、ということもある。たとえば食品・医療品メーカーであれば、サッカー選手をイメージキャラクターに起用したCMを制作することがあったり、製品を通じて直接選手をサポートすることもできるだろう。
サッカーは非常に巨大で人気の高いコンテンツであるため、多彩な業種がそれぞれのやり方でこの業界とつながっている。図で取り上げたのはごく一部の例に過ぎず、その気になれば、あなたもサッカーに関われる仕事を数多く見つけることができるはず。就職先を選ぶ際には、どのようにサッカーと関われるかを考え、大好きなサッカーに携わりながら生きていく道を模索してみてはどうだろうか。
今回は、さまざまな職種でサッカーに関わっている方々を紹介する。学生時代にどんなことを考え、就職に向けてどのような準備をし、現在の職場でどのようにサッカーと関わっているのか。彼らの声に耳を傾け、将来の道筋を決めるのに役立ててほしい。

#01 株式会社モスフードサービス
食とカルチャーをつなぎ。感動を生む場を作りたい

株式会社モスフードサービス マーケティング本部 マーケティング部 販売促進グループ リーダー
藤田一平さん
#02 ベースフード株式会社
夢の実現を目指す人を栄養のある食事で支えたい

ベースフード株式会社 マーケティング部 ブランドマネージャー
溝口 究さん
#03 ハウス食品グループ本社株式会社
食×スポーツのサポートで子どもの成長を応援したい

ハウス食品グループ本社株式会社 コーポレートコミュニケーション本部 広告統括部 企画制作課長
亀田浩司さん
#04 株式会社TENTIAL
アスリートの知見を生かし健康に前向きな社会へ

株式会社TENTIAL イノベーション本部 アスリートリレーション部 部長
三浦智也さん
#05 株式会社フットボールクラブ
応援される地元クラブを支える存在に

株式会社フットボールクラブ 水戸ホーリーホック ファンコネクト部 チケット・サポーターズクラブ担当
冨田大輔さん