親はどこまで口を出す!?~子どもの自主性を伸ばす関わり方~
サッカーや習い事、宿題に友達関係…。小学生の子どもを持つ親にとって、「どこまで関わるべきか」は永遠のテーマですよね。特に高学年は、少しずつ“自分で考える力”や“判断する力”が育ってくる時期。大人が手や口を出しすぎることで、せっかく芽生えた自主性の芽をつんでしまうこともあります。
では、親はどこまで口を出すべきなのでしょう。私が学んだ知識と我が家の声掛けをご紹介いたします。
まずは子どものことを「見守る姿勢」で関わりましょう
子どもが何かをしようとしているとき、つい「こうしたほうがいいよ」「それ間違ってるよ」と言いたくなってしまうのが親心。でも、グッとこらえて見守ることも大切です。多少の失敗は、子どもにとって大きな学びのチャンス。
見守る=放任ではありません。声を掛けずにただ放っておくのではなく、「困ったときはいつでも頼っていいよ」という“安心の土台”をつくってあげることが大事です。
「選択肢」を与える関わり方
何かを決めるときに、「こうしなさい」ではなく「AとB、どっちがいいと思う?」と聞くスタイルにすると、自分で考える習慣が身につきます。たとえば…
•「宿題は今やる? それともごはんの後にする?」
•「サッカーの試合、行くならこの時間に起きるけど大丈夫そう?」
親が全部決めるのではなく、“子どもに選ばせる”ことで責任感も育ちます。
失敗しても責めない
「だから言ったでしょ!」とつい言いたくなる失敗もありますよね。でも、その一言で子どもは「やっぱり自分では決めちゃダメなんだ…」と思ってしまいます。
大切なのは、失敗したときに一緒に振り返り、「次はどうする?」と前向きに考えるサポートをすること。失敗の経験こそ、自主性を育てる一番の材料です。
失敗を恐れて親が先回りしてしまうと、受け身となってしまい自主性が育ちづらくなる場合も。受け身の場合、何かにつまずいたり、失敗したときに「人のせい」にしてしまいがちになってしまうのです。
子どもを信じる力が、自主性を伸ばす
子どもが自分で考えて、決めて、動いていく力は、親が“信じて待つ”ことで育ちます。サッカーのプレーでも、学校のことでも、「この子なら大丈夫」と信じる気持ちが、子どもにとっては大きな支えになります。
まとめ
親の役目は「導く」ことではなく、「伴走すること」だと感じます。子どもの成長に合わせて関わり方も変えていくことが大切になっていくでしょう。
✔ 見守ることで“考える力”が育つ
✔ 選択肢を与えることで“判断力”が身につく
✔ 失敗から学べる環境が“自主性”を伸ばす
子どもが自分の足で一歩を踏み出せるように、そっと背中を押してあげましょう。