サッカーキッズと親子でメンタルトレーニングを受けてみた!!
こんにちは。サカママのみなさん、お元気でしょうか? サッカーD級コーチのみさっきーです。
先月のコラム で、メンタルトレーナーの山本朝陽さんと対談してお話しをお聞きしましたが、今回はサッカーキッズの息子を交えたレクチャーの機会をいただきました! トレーニングを通して気付いた親子の関係性や関わり方について、親として感じたことを赤裸々にお伝えしていこうと思います。
トレーニングで見えた親子の関係性
私が息子とメンタルトレーニングを受けようと思った一番の目的は、今どんな気持ちでサッカーと向き合っているのか知りたいという想いと、今よりももっと高みを目指していけるような選手になれるのかな? という期待の気持ちがありました!
朝陽さんが、ほどよく質問や今の様子に関する問いかけを息子に投げかけてくれるのですが、言葉は至ってシンプルだなという印象でした。たとえば「サッカー楽しい?」「高校に進学してもサッカー続けたい?」「大人になったらプロでやりたいの?」という感じです。
ただ、質問に息子が少し悩んでいる隙に、夫がほぼ代弁してしまうという構図と、息子が質問に対して答えるときに、まずは親の顔色を伺って、考えながら答えを選んでいるという状況が見えてきました。
う~ん。なるほど、これじゃ言いたいことも言えないな~と。。
夫に、息子に聞こえないように『何も答えないで聞くだけにして!』と伝えて、その後は息子中心で話し、元サッカー選手である朝陽さんとサッカーの練習の仕方やプレーの話しなどかなり盛り上がり、楽しみながらメンタルトレーニングを終えました。
無意識が生み出す障壁
今回の親子トレーニングについて朝陽さんに詳しく聞いてみると、今回のような構図は、親子関係でよくある光景のようです。
子ども以上に、親は結果や目標を気にしたり、他の家との比較や、意味(こんなに時間をかけているんだから! こんなにお金をかけているんだから!)を子どもにも持たせようとしてしまいがちです。
これは脳の仕組み上仕方ないことではあるのですが「誰が」「何のためにやる」ということをあらためて振り返っていただけたらと思います。「息子は○○○と思っているだろう」と、どこか無意識のうちに決めつけていませんか? 親の理想論で話していませんか?
子どもと親の意見は「一致していないこともある」という認識と自覚を親側が持つ必要があります。その認識がないままだと一方通行の会話になってしまいますし、親としては「やってくれない」、子どもとしては「やらなきゃいけない」と互いにストレス状態で、豊かな時間を過ごすことが難しくなってしまいます。
大人である私たちは、子どもに大きな影響を及ぼしていきます。だからこそ、子どもが幼く、まだまだ言葉足らずでも「言葉を待つこと」を心掛けていただきたいと思っています。そして、子どもが一生懸命楽しめるように、プラスの感情もマイナスの感情も、ぜひ一緒に共感して寄り添ってみてください。子どもにとって親はいつでも話しができる最強のメンタルトレーナーです!
サッカーにおける、メンタルとはなんだろう? と思っていましたが、今回親子でメンタルに焦点を合わせて、話したり振り返ったりできて、とてもよかったと思いました。「きっとこうだろう」と決めつけないで、もっとコミュニケーションをとってみようと思いました。もっとラフに、もっと息子と話しやすい環境を家庭内でも作っていきたいな~と思える、有意義なメンタルトレーニングになりました!