週7日作って分かった、楽しみながら続けるお弁当作り
みなさまこんにちは。新生活が始まって1カ月が過ぎ、新しい環境にも少しずつ慣れてきた頃でしょうか。お子様が高校生になり、毎日のお弁当作りが始まったサカママのみなさまもたくさんいらっしゃると思います。
我が家の息子は現在高校2年生で、1年間お弁当作りをしてきました。今回のコラムでは、この1年で感じたこと、おすすめしたいことなどをお伝えできたらなと思います。
【週7日お弁当作りってどういうこと?】
息子の高校のサッカー部は部員がとても多く、いくつかのカテゴリーに分かれています。息子がいるカテゴリーはオフが平日で、土日も部活があります。
平日は午後まで授業があるのでお弁当は必須。土曜日は午前中が授業で練習が午後からあり、日曜日にも練習や試合が入ります。定期テスト前の土日やイレギュラーのオフがない限り、お弁当がいらない日がないのです。ということで週7日、毎日お弁当です。ありがたいことに学食があるので、どうしても作るのが無理な日や補食として食堂を使ってもらうこともあります。
ただ、学校生活はとても忙しいらしく、移動教室や部活ごとに割り振られた日の昼休みにマシントレーニングをすることもあるらしく、食べる時間が短い。やはり、お弁当だと空いている時間に少しずつでも食べられるので持っていきたいと言います。
【頑張らずに続けられるお弁当作り】
今までも朝の出発が早く時間をかけずに作ったり、帯同する自分たちの分も一緒に作ったりすることは度々あったので、お弁当作りは慣れているつもりでした。しかし、毎日作るとなると話はまったく別でした。悩みながらも1年間ほぼ休みなく作ってきて、これなら続けられるなと感じた方法を見つけたので、いくつかご紹介できたらなと思います。
① 最初にするのはご飯を冷ますこと!
これからの季節、とくに気になってくる食中毒の危険。温かいまま入れたお弁当は蓋に水滴がつき、菌が繁殖しやすくなります。それを抑えるにはしっかり冷ますこと! 私は炊飯器から釜を取り出して、乾燥を防ぐためキッチンペーパーなどを被せてしっかりと冷まします。まず初めにこれをしましょう。
② 冷めづらいおかずから作る
とくに揚げ物はしっかり火を通すので、冷ますのに時間がかかります。揚げ物はおかずの中でも最初に作るのをおすすめします。
③ カットして詰めるものは出来上がったらすぐに切っておく
卵焼きや鶏の照り焼きなど、切って入れるものは出来上がったらすぐに切ります。そうすることで冷ます時間を短縮することができます。
④ 同じおかずが続く日はお弁当箱をかえる
どうしても同じような食材が続くことってあると思います。そんなときは、お弁当箱をかえてみましょう。見栄えが違うだけで雰囲気が変わります。
⑤ 下準備に時間をかける
とにかく朝は時間との勝負。朝練や早い時間の電車に乗るなど、出発が早いお子様もいると思います。朝はなるべく焼くだけ揚げるだけになるように、下準備は前日までにしておきましょう。
・下味をつけておく(下味冷凍してあるものは、前日の夜に冷蔵庫に移して解凍しておく)
・食材を切っておく
・お弁当、お箸、おかずカップなど必要なものを準備しておく
・朝ご飯と併用できるものを活用する
・どうしても足りないときのお助け食材をストックしておく(我が家は缶詰のコーンやスパムなど)
⑥ 彩りにこだわりすぎない
息子はトマトや梅干し、ラペなど、入れたら綺麗だなと思うものはほぼ好きではないので入れません。彩りを気にしているのは、案外作っている自分だったりします。気にしすぎず、子どもが美味しく食べてくれるのであれば、それが正解のお弁当ということです。
⑦ リクエストには全力で応える
毎日何を入れるか悩む私たちにとって、子どもからのリクエストは貴重な意見。過去にリクエストされたメニューはいつでもできるようにストックしておくと、買い物に行く時間がなかったときでも安心です(我が家の場合は、ご飯が続くと焼きうどんなどの麺類をリクエストされることがあります)。
⑧ 最後の味付けを本人に任せる
味をあえてつけなかったり薄めにしたりして、小袋の醤油やマヨネーズ、ケチャップ、ソースなどを入れてあとは子どもにお任せ! そうすることで、同じおかずでも飽きずに食べられるそうです。
⑨ 丼の日を作る
ママだって大変。少し手を抜く日があってもいい! そんなときは、一品おかずの丼風の日を作るのがおすすめです。焼肉やカツ煮、ソースカツ、親子煮、オムライスやチャーハンなど、いずれも汁気はなくし完全に火を通した状態にする。余裕があれば、ちょっとした副菜を入れる程度に。
⑩ 保温弁当を活用
お弁当を冷ましている時間がない日は、温かいまま入れられる保温弁当を使うのもありです。汁物があるだけで、摂取させたい栄養も簡単に増やせます。
【お弁当作りを無理せず楽しむ】
お弁当作りも卒業する日がいつか来ます。その日まで、朝の自分を助ける前日準備をして、お弁当作りを一緒に楽しみましょうね!