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送迎時間を有効活用!楽しみながら視野を広げるトレーニングとは?

送迎時間を有効活用!楽しみながら視野を広げる親子トレーニングとは?

皆様こんにちは!7月に入り、暑さも厳しくなってきましたね。去年は次男が熱中症になり大変だったため、今年の夏は無事に乗り切れるかドキドキしています。

夏はもちろん、他の季節でも遠征があると子どもたちを車で送迎する事があると思います。そこで今回のサカママコラムは、我が家でも行っている遠征の移動中に子ども達と楽しみながら視野を広げる方法をご紹介したいと思います。

ただ送迎するためだけの時間はもったいない

我が家のサッカー兄弟は、土日は遠征試合三昧です。平日の練習は子ども達自身で行きますが、土日は遠いところが多いので基本的に夫が6年生の長男、私が3年生の次男を担当し、車2台体制でそれぞれの遠征地へ送迎しています。

私と次男の場合は私が運転席、次男が後ろにゆったりと座りサイドテーブルを出して食事をしたりサッカーのDVDを見たりしながら遠征に向かっていました。

ずっとその状態が当たり前に続いていたのですが、たまに私が運転中に「あ!虹が出ているよ!」「富士山綺麗!」などと言うと、後ろから「どこどこ?!」と探す次男にふと、いつも同じ空間だし同じ景色を見ていないんだな、ただ運んでもらうだけの状態ってどうなのだろう…と思うようになりました。

車の中から見えた景色で「クイズ対決」

 

ある日の遠征で「ママの隣においでよ!」と言うと嬉しそうに助手席に座りました。私が「今からクイズ対決しよう!」と言い、「今通り過ぎた車のナンバーは?」「この道路は何キロの制限があるでしょうか?」など、運転しながら見えた標識や建物、車のナンバーなどクイズに出したら大盛り上がり!

次男も「右に見えた看板は何て書いてあったでしょうか!」など私に問題を出して、2人でクイズ対決をするようになりました。最初のうちは近くの車のナンバーに集中するあまり、周りの景色を見ていなかったり、周りに気を取られて目の前のナンバーをよく見ていなかったりだった次男。

しかし、遠征に行く度に助手席に座ってクイズ対決を繰り返していたところ、ママからいつどんな問題が出るか分からないので、近くの車のナンバーを覚えつつ周りの看板も見たり、また、自分もママに問題を出すので私の顔を見ながら今ママが見ていないだろう看板の問題を出したりと、始めて1ヶ月が過ぎた辺りから次男の目がキョロキョロと周りをよく見るようになりました。

クイズ対決の効果で視野が拡がった

 

今まで興味がなかった道路標識の意味や、車のナンバーの色の違いなども聞いてくるようになりました。私自身も、次男とクイズを出し合う中でこれは分からないだろうと思った問題も、だんだん次男が答えられるようになってきたのを実感しました。

このドライブ中のクイズ対決を始めて2ヶ月が経ち効果が出てきたのか、最近の試合ではそこ見えていたんだ!というようなパスを出すようになりました。もちろん、ドライブ中にずっと問題を出し続けるのはお互い疲れるので、好きな音楽をかけて歌ったり、景色を楽しんだりもしています。

今では、私が長男を送迎する時にもやってみたり、夫にもこのクイズ対決は結構いいよと薦め、夫が長男や次男を送迎する時にもクイズ対決をしているそうです。夫は面白いことを言うので、私とはまた違った方法で楽しめているのかなと思います。

日々の送迎時間を楽しみながら

 

このクイズ対決は車での送迎だけでなく、電車での送迎でも可能かなと思います。子供達が小さい頃は電車内で飽きないようにあれが見えるね〜など一生懸命話していた頃を思い出します。今は大人しく座ってくれる分、引率の保護者はついついスマホを手に取ってしまいがち。時々、電車内から見える景色で会話をするのもいいですね。

サカママになって、ペーパードライバーだった私が今では毎日のように運転するようになり、首都高も距離が遠い場所でも平気なくらい運転が楽しくなりました。遠征が多いチームだとサッカーキッズとの送迎の時間は結構長くなると思います。

その時間を楽しみながら周りを見る練習にも繋がるので、皆さんも良かったら是非試して見てください!また、もっと楽しい方法があるよ!という方がいらっしゃったら教えて頂けると嬉しいです。最後までお読みくださりありがとうございました。

WRITER PROFILE

早坂英里
早坂英里

料理&テーブルコーディネート教室
【Eri’s Kitchen】主宰
アスリートフードマイスター/(社)日本テーブルデザイナー協会認定講師/専門学校 テーブルコーディネート講師

12歳と9歳の子を持つサカママ(サカママ歴8年)
兄弟それぞれ都内の強豪クラブチームに所属。5年以上続けている朝練は兄弟の日課。プロサッカー選手を目指す子どもたちの為に日々首都高を走り回り、食事やマッサージなどサポートに務める。