ゴールまでの「糸」が見える!?小学2年生ストライカーの次男の話
皆さま、新年明けましておめでとうございます。
サカママコラムを始めて3年目に突入しました。いつもお読みいただききありがとうございます。拙い文章ではありますが、少しでもサカママ・サカパパの皆さまが「あるある!」と共感出来たり、「面白い!」「なるほど!」と思えるようなコラムになれば嬉しいです。本年も宜しくお願い致します。
次男から聞いた不思議な「糸」の話
さてさて!今回のコラムはずっと「いつ書こうかな、いつかこのお話をしたいな」と思っていたテーマでした。
我が家の次男は小学2年生ですが、3歳でサッカーを始めたのでサッカー歴は5年目になります。年少の頃に始めて2つ上の対外試合に出て先制点を決めたり、1つ上の試合でも1番ゴールを決めたりと、小さい頃からよく点を取るタイプの子でした。保育園の頃は自分でドリブルをしてゴールまで運び、1年生になってからは仲間からのパスをダイレクトで決めることも増え、現在のチームに移籍してからは7ヶ月で300ゴールを超えました。
ゴールへの執着が人一倍強く、「自分が出た試合は絶対決める!」という気持ちで日々取り組んでいます。
そんな次男ですが、ある日練習前にカフェでお茶をしていたところ、何の前触れも無くこんな話をして来ました。
次男「糸があるのね」
私「イト?」
次男「糸があるんだけど糸は近付くとこんな感じ。離れるとこんな感じ」(ストローが入っていた紙を糸に見立てて説明が始まる)
私「イトって○○(次男)とゴールを結ぶ糸ってこと?」(突然のことで頭の中が整理出来ていない私)
次男「そう。足がキーパーの方だったら糸が無くなる」
私「???」(混乱中)
次男「足の向きがゴールに向いてても身体の向きがこうなってたら糸が切れちゃう」(身振り手振りで説明)
私「ほうほう」(分からないけどひたすら相槌)
混乱しながらも話を聞いていると、次第に次男の説明がヒートアップ!
次男「キーパーがここだとすると、ここが空く。そうすると糸が見える」
「足が出た方にちゃんと向かう。ヒューってここに(糸がゴールに)繋がってるの。だからぼくは(シュートが)入るの」
「(この間シュートを外した時は)キーパーがこっちにいたからここに蹴ろうとしたけど、こっちに蹴っちゃったから糸が途中で切れた」
などなど、その後もFKの時の糸の話や、シュートが外れてしまった時は何で外れたかなど細かく説明してくれました。
突然予想外過ぎる話を聞かされ驚いたものの、次男が一生懸命話すので、彼にしか見えないもの、信じているものがあるんだなぁと思い、私はひたすら相槌を打ち分からないことは質問したりして「糸」について理解を深めてみました(笑)。
糸=息子なりのイメージや感覚?
本当に糸が見えているのか、それともそういうイメージなのかは分かりませんが、こういう状況だからファーに蹴った、いつもだったらファーに蹴るところをキーパーが少し動いたのでニアに蹴った、こうだからインステップじゃなくアウトサイドで蹴ったなどなど……シュート一つ取ってもただ強く蹴るだけでなく、足のどこの場所で蹴るか、コース、キックの強弱など、まだ2年生だと思っていた次男の頭の中は意外としっかり考えていて、彼なりのプレーのイメージが出来ているのだなぁと感心しました。
もちろん次男にはまだまだ足りないところ、苦手なところもたくさんあります。それでもしっかりと自分で強い意志を持ち、日々一生懸命練習している姿を見ると、私が2年生の頃は何してたかなぁ、こんなに夢中になれるものに出会えて無かったなぁと思いました。
今回はあまり参考にならないお話だったかもしれませんが、皆さまにも同じような体験をされた方がいるのか少し気になりました。「糸」のような子ども独特の感覚(?)の話をお子さんからされたことがあるという方は、ぜひ教えていただきたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。