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ジュニアアスリートにオススメの「いも類」とオススメおやつレシピ

こんにちは。管理栄養士の佐藤彩香です。
今回は、私がよくアスリートご飯にも使用する「いも類」についてご紹介です。じゃがいもやさつまいもなど、食卓にもよく登場する野菜ですが、実はアスリートに嬉しい栄養素がたくさん含まれていますよ。

いも類に含まれている栄養素は?

いも類には、糖質、食物繊維、抗酸化栄養素といったアスリートに嬉しい栄養素が多く含まれています。それぞれどんな効果があるのか見ていきましょう。

運動に必要なエネルギーになる糖質

糖質は、運動で消費するエネルギーとして、また、身体を大きくするためのエネルギーとしてもうまく働いてくれるので、アスリートにとって大切な栄養素の一つです。イモ類には、その糖質が多く含まれています。ご飯やパン、麺などの主食だけで糖質を補おうとすると苦しい場合もありますが、そういった時は主菜や副菜でイモ類を使って糖質をしっかり摂るようにしましょう。特にたくさん運動をした日には意識して取り入れるようにしてほしいですね。

腸内環境を整える食物繊維

アスリートは多くのストレスが身体にかかってくるので、便秘や軟便などのお通じのお悩みも多いです。そこで意識したいのが、腸内環境を整えてくれる栄養素の食物繊維です。糖質と同じく、イモ類には食物繊維も豊富に含まれています。腸内環境を整えることはアスリートにとって大切な要素になるので、積極的に摂っていきましょう。
但し、過敏性腸症候群などの疾患をお持ちの方は逆に症状を悪化させてしまう原因にもなるので、気になる方は一度主治医に相談してみるようにしてください。

疲労回復には欠かせない抗酸化栄養素

じゃがいもやさつまいもには、抗酸化に長けた栄養素のビタミンCが豊富に含まれており、運動後の疲労回復に適しています。また、さつまいもの皮の赤紫色の色素はアントシアニンというポリフェノールの一種によるもので、こちらも抗酸化に長けた栄養素です。

ジュニアアスリートのおやつに最適!簡単スイートポテト

最後に、アスリートに嬉しい栄養素がたくさん入った芋類、その中でもさつまいもを使った簡単レシピをご紹介します。ご家庭で簡単に作れますので、ぜひお子さんと一緒に作ってみて下さいね。

材料

さつまいも 300g
◎砂糖 30g
◎スキムミルク 大さじ3
◎牛乳 大さじ1
バター 40g
卵黄 1個分

作り方

  1. さつまいもの皮をむいて小さく切り、水にさらしてから、ふんわりラップをしてレンジでチンします。目安は600Wで5分ほど。
  2. あら熱がとれたら、◎を入れてマッシャーでつぶします。その後、半分の卵黄とバターを入れて混ぜます。バターが溶けにくい場合はレンジで温めてから扱うとなじみ易くなります。
  3. 6~8等分して形に成形します。
  4. に残りの卵黄を塗って、オーブントースターで15分焼いて完成。

少し栄養を足したいと思ったので、スキムミルクを加えたところがポイント。骨に必要なカルシウムをしっかり摂りたい方にもオススメです!また、甘さは少し控えめにしているので、お好みに合わせて砂糖の量を調整してくださいね。ぜひ、お子さんのおやつに作ってみて下さい!

WRITER PROFILE

佐藤彩香

管理栄養士
企業や保育園で栄養カウンセリング、献立作成、栄養計算、店舗運営を経験し、その後独立。実践型の栄養サポートを行い、プロアスリート~スポーツキッズ、ダイエット希望の方など累計1万人を超える人々と関わる。現在はアスリート栄養サポート、専門学校非常勤講師、セミナー講師、レシピ開発なども行いながら、「あなたのかかりつけ栄養士」として活動。

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