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童話「ウサギとカメ」から学ぶ、母が出来る目標達成へのサポート

こんにちは!サカママ歴10年目、高1の息子の母、荒山菜穂子です。普段はマザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャーとして、子育て中のお母さんのコミュニケーション力を高める講座をお届けしています。

今回は、童話「ウサギとカメ」から学ぶ、母が出来る目標達成へのサポートと題してお届けします。

童話「ウサギとカメ」から学べる教訓とは?

みなさん、童話「ウサギとカメ」はご存知ですよね。

【ウサギとカメ】
ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少し疲れていたので、少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。

子どもが幼少期に読んであげた童話の一つですが、我が家では今も時々話題に上ります。

・ウサギのように、自信過剰になり過ぎて油断していると他に抜かれてしまう
・カメのように、コツコツわき目もふらず努力すれば報われる

その様な教訓の話ですが、もう一歩踏み込むと、目標達成のための教訓も得られそうです。

教訓①目標をしっかり捉え、明確なイメージを持つこと!

ウサギもカメも、山のふもとのゴールを目指していましたが、見ていたものが違っていたのではないでしょうか?ゴールをしっかり見ていたカメに対して、ウサギは競争相手のカメを見ていたのかもしれません。目標がしっかり捉えられているかどうかで結果は違ってきます。

例えば、チームメイトは仲間であり良きライバルでもあります。ライバルに負けじと練習するのと、目標を持ちながらライバルと切磋琢磨するのでは、行きつく先が大きく違いそうです。
今、何を見てトレーニングしているのか、ウサギのようになっていないか、質問してみるのも良いかもしれません。

教訓②ワクワク・達成の感情をキープすること!

そして、明確な目標を持つことと同時に、目標達成した時の自分の感情を先に感じさせてあげることも大切です。

・達成した時どんな気分?
・仲間や監督、家族はどんな顔してるだろう?
・達成した時には何が出来るようになっているだろう?
・日々のトレーニングに行く気持ちの変化がありそう?

達成した時の感情をイメージすることは、ワクワク・やる気を引き出してくれます。その感情で日々のトレーニングに励むことで、物の見方、身に付き方が変わっていきそうです。

しかし、人は感情のある生き物ですから、ワクワク・やるぞ!の感情も分刻みに変わります。モチベーションを保つためにも、その感情を忘れずにいられると良いですし、思い出させる対話が出来ると良いかもしれません。そういう意味でも、親子で夢を語り、共有しておくことは大切だと思います。

さて、母である私たちは子どもの目標を共有し、イメージ出来ているでしょうか? 子ども達の目標だけれど、子ども自身だけの目標ではないはずです。

私も練習帰りの息子に砂やゴムチップをリビングに持ち込まれ、ムシムシした靴下で歩かれた時にはテンションが下がりますが(笑)、そんな時は息子の目標達成の姿をイメージするようにしています。そうすると、お掃除も頑張るか!と前向きに励めますからね!

教訓③高いセルフイメージを持つこと!

明確な目標を持つこと、目標達成した時の感情をイメージすること、そして、目標達成のためにもう一つ大切なことが、高いセルフイメージを持つことです。

セルフイメージとは『自分が自分に抱いているイメージ(自己認識)』のことです。これは、私たちが子どもの頃から重ねた経験や、それに紐づけされた「思い込み」によってつくられていきます。
「ウサギとカメ」の童話に出てくるカメは、自分より明らかに足の速いウサギに挑むくらいですから、「自分は出来る!」と高いセルフイメージを持っていたのでしょうね。

子どものセルフイメージに大きく関わるのが、一番近くにいるお母さんです。お母さんは子どもをどのように捉えていますか?
『この子は○○な子・この子はこの程度』という決めつけや思い込み、そして、お母さんの良い悪いの価値観が子どものセルフイメージに大きく影響してくると言われています。

気を付けたいのは、咄嗟に出る言動です。咄嗟に出る言動にはその人の価値観が表れやすいですし、無意識に出てしまうものだから厄介です。忙しかったり、イライラしていたり、平常心でいられない時ほど、とんでもない言葉が出てきてしまうもの…。
自分の感情に焦点を当ててみて、平常心ではないなと思うならば、一旦口にチャックをしておき、一呼吸置いて言動を精査してみましょう。

子どもの可能性は無限大です。それなのに、咄嗟の言動で子どものセルフイメージにマイナスの影響を与えてしまうなんて、もったいないですよね!
子どもが高いセルフイメージを持てるように、自分は子どもをどうイメージしているか、どう捉えているかを改めて考えてみると良いかもしれません。

子どもを信頼し、自分を信頼して、目標に向かう姿を見守ろう

いかがでしたでしょうか?
お母さんが子どもに与える影響はとても大きいものです。そして、目標へ向かう子どもを応援するあなた自身が周りに与える影響も大きいもの。それを考えると、子どもへ掛ける言葉や日々の行動も少し変わりそうですよね。

人の無意識の力は偉大で、目標に必ず連れて行ってくれるものです。そのためには、 子どもを信頼し、自分を信頼してあげないといけません。もし、落ち込むようなことがあったら、まずはそのまま受け止め、もう一度目標達成した自分を思い出させてあげ、子どもが未来に向かえる言葉を掛けてあげましょう。

「今日の失敗は失敗じゃないよ!」
「次へ向かう為の対策が練れるんだから、失敗はラッキーだよ!」
「あなたの可能性は無限大!」
「さぁ~さらに良くするため何をする?」

そんな風に前向きな言葉を掛けながら、目標に向かい一歩一歩と進む子どもの姿を心から応援し、見守れる母でいたいですね♪

WRITER PROFILE

荒山菜穂子
荒山菜穂子

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
トラストコーチングスクール認定コーチ

サカママ歴10年目、幼稚園からサッカーを学ぶ次男15才とインドアの長男16才の2児の母。子供たちが未来に希望を持ち、自分の可能性を信じ応援し続けられるよう、安心の中で成長を見守る子育て奮闘中。栃木県在住

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