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目標はワクワクするものに!親子で向かう目標達成へのポイント

こんにちは!サカママ歴10年目、高1の息子の母、荒山菜穂子です。
普段はマザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャーとして、子育て中のお母さんのコミュニケーション力を高める講座をお届けしています。

この夏、膝の手術をした息子。半年間サッカー禁止となったのですが、その際に監督と共有したのがタイトルにもある「上半身ゴリラ化プロジェクト」です。手術というイレギュラーな出来事ではありましたが、そのお陰で立ち上がったあまりに楽しそうなプロジェクトに親子でワクワクしてしまいました(笑)。そこで今回は、ワクワクする目標設定と目標に向かう子どもの為に、親の出来るサポートポイントについてお話ししたいと思います

ポイント❶目標を親子で共有しよう

大好きなサッカーを最大限に楽しむアスリートであって欲しい!親としては子どもが喜んでサッカーをする姿は眩しく、嬉しい時ではないでしょうか。選手の皆さんは日々各自目標に向かってトレーニングに励んでいることと思います。

さて、そんな中でもお子さんと目標は共有出来ているでしょうか? お子さんがしっかり目標を立てられているのであればそれを共有し、まだ立てられていないようなら、どんな目標が立てられそうか聞いてあげるといいでしょう。目標と言うと難しくなってしまうようなら、「どんなことが出来るようになりたい?」「今よりどうなれたら嬉しい?」といった聞き方も良いかもしれません。ぜひ、こちらから押し付けるのではなく普段の会話で、子どもの口から子どもに合った言葉でワクワクする目標を立てることを心掛けてみてください。

ポイント❷目標達成までのプロセスを細分化しよう

目標が立てられたら、 目標達成までのプロセスを細分化してみましょう。例えば、半年後の目標であるなら「3か月後までにどこまで達成しておくと良いか→1か月後はどこまでか→今やるべきことは何か」といった感じです。目標に向けて今やるべきことがはっきりしていると、モチベーションも上がります。そして目標に近づいてきていると感じた時、ワクワクの感覚と共にヤル気もアップします。

そして、「当たり負けしない体を作りたい!」といった目標であれば、食事を担う親の出番です。子どもだけの目標ではなくなってきますね。そうなったら、ワクワクするプロジェクト名をつけて、親である私達もプロジェクトに巻き込んで貰うのも良いかもしれませんね!ちなみに我が家は遊び心のあるプロジェクト名が合っているようです。何せ一歩ずつゴリラ化していく息子が楽しみで仕方ないので(笑)。ぜひみなさんもお子さんと一緒にワクワクできるプロジェクト名を付けてみてください。

ポイント❸親は子どもの小さな変化に気づけるようにしよう

今やるべき事が明確になった時「やろう」と「できた」は1セットで、この「できた」の積み重ねが自信に繋がります。1つ1つの小さな目標を達成していくプロセスがとても大切になりますが、子どもがそのプロセスに夢中になっている時には自分自身の変化に気付いていないこともあります。ですので、親がそういった本人が気づいていない小さな変化や達成に気づき、子どもを後押ししてあげられると有効です。目標達成という先ばかり見ていると、今までのプロセスの成長を忘れがちですから、客観的な視点で変化に気付いてあげられるとプロセスの振り返りが出来ますね。その時には出来るようになったことを褒めて大いに喜んであげましょう。

ポイント❹ピンチはチャンス!意識は過去ではなく未来に向けよう

スランプやケガなど、サッカーでは付きものなのかもしれませんが、親としたら胸が痛みますよね。何でこうなってしまったのだろう……もっとこうしてあげていたら……私の言葉が悪かったのかしら……私の出している食事が悪かったのかしら……。気持ちがちょっとネガティブに傾くと、芋づる式にネガティブ妄想をしてしまうものです。

でも事実はとてもシンプルで、問題としてしまうことも、問題を大きくしているのも、実は自分の感情によるものかもしれません。自分の感情はひとまず置いておいて、目の前にある事実だけをまずは受け止めてみてください。「こうしてしまったから」と意識を過去に向けるのではなく、「じゃあ何をする?どんな方法がある?どんな言葉を掛ける?より良い食事とは?」といったように、問いかけを未来に向けることを意識してみましょう

ピンチはチャンスというように、イレギュラーな時だからこそ考えられる目標はチャンスでもあります。未来の大きな目標へ向かう為に必要な通過点と捉えて有効的に過ごしていきたいですね。

振り返った時に有意義な時間だったと思えるように……

いかがでしたでしょうか?
我が家で取り組んでいた「上半身ゴリラ化プロジェクト」、松葉杖で毎日送り迎えの日々も二人きりでの会話を増やしてくれてなかなか貴重な時間でした。

イレギュラーなことが起きると親子共に不安になることもありますが、そんな時でも未来に意識を向けて、目標設定をしてみてほしいと思います。今起きることは必ず意味があり、将来振り返った時に有意義な時だったと思えるような今を過ごしていきたいですね。最後までお読みいただきありがとうございました。

WRITER PROFILE

荒山菜穂子
荒山菜穂子

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
トラストコーチングスクール認定コーチ

サカママ歴10年目、幼稚園からサッカーを学ぶ次男15才とインドアの長男16才の2児の母。子供たちが未来に希望を持ち、自分の可能性を信じ応援し続けられるよう、安心の中で成長を見守る子育て奮闘中。栃木県在住