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子どもの夢を叶えるために大切なこと、大人が気を付けたいことって?

こんにちは。サカママ歴8年目、中1の息子の母、村井初美です。
普段はマザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャーとして、子育て中のママが子育てとママの人生両方を楽しんでもらえるような講座をお届けしています。

長い夏休みも終わりを迎えつつありますが、昨年までに比べると合宿や遠征が出来るようになり、今年の夏は忘れられない熱い日々になったというサッカーキッズも多いのではないでしょうか? 我が家の息子はというと、先月来日していたフランスのクラブチーム、パリ・サン=ジェルマンの試合を大阪まで観戦しに行くことができました。

 

便利な世の中になりネットやテレビで海外の選手のプレーを見る機会は多くなったものの、やはり実物を生で見るのは、スピード感・身体の大きさ・ボールのキレなど格段の違いだったようで、大興奮で帰ってきました。憧れのスター選手が揃うパリ・サン=ジェルマン。試合を観戦して、より夢が膨らんだのではないかと思います。

さて、コーチングメソッドは夢を叶えるスキルでもあります。そこで今回は、子どもの夢の叶え方についてのポイントと親として気をつけたいことをお伝えします。

よりリアルに、具体的に夢を描けるかがポイント

私達は自分が見てきた範囲のなかでしか夢を思い描けません。例えば、サッカーという競技を知らない国の子たちは「サッカー選手になりたい」という夢を思い描くこともないはずです。また、サッカーをしている子ども達が「プロとして活躍する」という夢を描いていたとしても、実際のプロのプレーを見ないと自分にどれだけの力が必要で、どんな努力が必要かを想像することはできないでしょう。

夢を叶えるポイントは、よりリアルにその場面を思い描けるかです。実際に試合を観に行くことが難しければ、本を読んだり、テレビを見たり、空想したりしてみるのでも構いません。
本田圭佑選手が、小学6年生の卒業文集で「ヨーロッパのセリエAに入団して、10番をつけて給料は40億」と書いていたことは有名ですよね。こんな風に、まだ夢に対しての枠を持たない子どもの時にこそ、大きな大きな夢を具体的に描いてみて欲しいと思います

つい私達大人は、自分達の情報量で「そんな練習量では海外ではプレーできないよ」「それぐらいの才能ではなれないよ」といった可能性を奪ってしまう言葉を言ってしまいがちですが、そんな言葉が1番不必要です。それよりは、子どもが「世界で活躍したいなぁと」言ったら、「どこの国?」「どこのチーム?」「どのポジションを狙う?」「そのチームに入った時の契約金は?その契約金で何を買う?」など、その未来をより具体的に想像できる声掛けをしてあげてください。

この時のポイントは、本当にその未来が実現しているところを親も想像して、その世界を空想の中で一緒に楽しみ、ワクワクすることです。子どもと同じくらいに親も制限をなくして楽しんでくださいね。

 

夢を叶えるためには、必要なことに「自分で気づくこと」が大事

脳は自分の今の現在地とゴールのキャップを感じた時にきちんとそれを埋めようとする習性があります。小学生低学年くらいだとまだ周りを見て今の現在地を把握することが難しいですが、だんだんと成長するにつれてそれが見えてくるようになるので、あえて親からそのギャップを埋める行動(○○の練習をしなさいとか)を言う必要はありません

大切なのは本人が気づくということです。本人が気づいた時に一番行動力が上がり、自発的な行動に繋がっていくのです。本田選手も卒業文集では、「世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから、今、ぼくはガンバッている。今はヘタだけれどガンバッて、必ず世界一になる。」と記しています。自ら練習する必要があることを理解し、努力してトップの座を手に入れたのですね。

また、「練習しなさい」ではなく親御さんから質問してみるのも効果的です。
「じゃあ、その為に今日からどんな練習を取り入れてみる?」「まずは目の前の小さな目標は何にする?」「その為にあなたができることは?」といった感じでしょうか。
そして、どんな答えであっても子どもが出した答えを否定せずに、とりあえずやらせてあげてみてください。何事にもつい口を出したくなりますが、親は「見守る」こと。目の前の子どもを無限の可能性を秘めた自立した一人の人間として、対等に向き合うことが大切です。

小学生くらいの子ども達にとって大切なのは、子どもの芽をつむ言動を周りの大人がしないことです。そうすることで子どもの折れない心、夢を諦めない心も自然と伸びていくはずです。

WRITER PROFILE

村井初美

マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
自己肯定感アカデミーアドラー流メンタルトレーナー
幼稚園からサッカーをはじめた息子は現在小学6年生。サカママ歴も8年目になりました。競争心のない息子のヤル気や才能を引き出し、夢を叶えるお手伝いができればと、コーチングを学び始め、トライ&エラーを繰り返しながらも日々奮闘しています。

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