バテない体へ!糖質しっかりかぼちゃの豆乳みそスープ
こんにちは。アスリートフードマイスターの外村直美です。
昨年に引き続き、毎月第一水曜日に、美味しく食べてパフォーマンスアップにつながりそうなレシピや、栄養にまつわるお話をお伝えして参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
そろそろお正月気分も消えてきて、初蹴りも済ませたり、キッズたちも少しずつ日常を取り戻しつつあるのではないでしょうか。そこで今月は、休み明けでも体力が落ちないようにしっかりと栄養が摂れ、カラダも温まるスープをご紹介します。
バテない体へ!糖質しっかりかぼちゃの豆乳みそスープ
材料(2人分)
豚肉(コマ切れ・もも薄切りなど) | 100g |
かぼちゃ | 50g |
餅 | 2個 |
だし汁 | 400cc |
豆乳 | 200cc |
味噌 | 大さじ1~2程度 |
生姜(すりおろし) | ひとかけ分 |
作り方
- 餅は1/6にカットし、オーブントースターで焼いておく(フッ素加工のしてあるアルミホイルを敷くのがおすすめ)。
- かぼちゃは厚さ5mmのイチョウ切り、豚肉は食べやすい大きさにカットし、生姜はすりおろしておく。
- 鍋にオイル(分量外)をしき、豚肉・かぼちゃを炒め、だし汁を注いでかぼちゃに火を通す。
- かぼちゃに火が通ったらいったん火を止め、味噌を溶かしてから再度火にかけ、グラッとしたら豆乳、生姜を加え、煮立たせる直前まで火にかけたら1の餅を加える。
*味噌は好みのもので◎。味噌の塩分は加減してください。
*お餅をうどんに代えても◎。今回はこの時期に余らせがちな餅の利用法としての提案です^^
糖質ってなぁに?
先月のコラムでは「タンパク質」についてお話しさせていただきました。今回は三大栄養素の一つ、「糖質」についてお伝えします。
ここ数年来「糖質オフ」なるものが流行り、糖質を避ける方もいますが、ジュニア世代、特にアスリートキッズに糖質オフはご法度です。糖質がカラダに及ぼす働きをしっかり理解していきましょう。
糖質は炭水化物のうちエネルギー源になるものを指し、タンパク質や脂質に比べてすぐにエネルギーに変わります。主食としてとることが多く、まさに命の活力源となる重要な栄養素です。また、脳などの一部の体内組織にとっては、糖質が分解されてできたブドウ糖が唯一のエネルギー源となっています。何となくボーっとしてしまうときや、集中力が切れてきたときはおそらく糖質が不足してきたサイン。長時間走り続けるサッカーなどの競技をする場合は補食として糖質がしっかり摂れるゼリーなどを用意するといいでしょう。
糖質はどんなものに多く含まれている?
糖質は私たちが主食としてよく口にするお米やパン、麺類などだけでなく、カボチャなどの根菜類、トウモロコシなどの穀物やグリーンピースなどの豆類、ぶどうやリンゴなどの果物にも含まれています。ご飯などの主食だけではたくさん摂ることはなかなか難しいですが、こうした主食以外からも糖質を摂るように意識していくと、意外としっかり摂れますよ♪
しっかりエネルギー源として摂るためのカギはビタミンB群!
ただし、重要なエネルギー源となる糖質も、必要以上に摂りすぎたり、糖質のもの「ばっかり」食べてしまうのは禁物。きちんと代謝しきれないものは中性脂肪となり、パフォーマンスが落ちるだけでなく、肥満に繋がってしまいます。これを防ぐには脂肪をエネルギー源として代謝してくれるように促す「ビタミンB群」とくに「ビタミンB1」が欠かせません。豚肉やナッツ、胚芽などに多く含まれているので、合わせて摂ることを意識してくださいね。
目安として、1日のエネルギーのうち、50~60%くらいは糖質から摂りましょう。感覚がつかめるようになるまではお弁当箱やワンプレートに盛り付けて俯瞰してバランスをチェックするとわかりやすいのでおすすめです♪