やる気と潜在能力を引き出す、「言葉がけ術!!」
やる気と潜在能力を引き出す、「言葉がけ術!!」
皆さまこんにちは!
サッカーコーチ・企業研修・経営コンサルタントの丸山寛之です。
相変わらず、新型コロナウィルスの影響により自粛期間ではありますが
感染予防のルールを守りつつ、サッカーも使用できるグランドが増え、
練習が少しずつ再開され、試合の予定等も決まりつつあるのではないでしょうか。
今後の状況においては中止なんてこともあり得るとは思いますが
しっかりと準備をしていきたいものです。
1月の記事に
「少年・少女サッカー上達に本当に必要な事」と題して
“やる気と潜在能力を引き出す、言葉がけ”の話に触れました。
まだ体力が完全に戻っていないところでの練習で
思うように体が動かない等、不安になることもあるかもしれません。
一方では、コロナ前の体の動きをしようとして、
ついついやり過ぎて怪我をしてしまったというケースもあるかもしれません。
こういう時こそ、本人はもちろんのこと、周りも本人を焦らせないように
“言葉がけ”を含めしっかりとサポートしていきましょう。
「なんでできないんだ!」、「どこ蹴ってるんだ、ミスをするな!」、「やる気だせ!」というような
声がけをしていませんか?
今日は言葉がけのメカニズムについてお話をしたいと思います。
ぜひご自身や元気づけたい相手に対してどのように接しているか等を
置き換えながら読んでみてください。
〇言葉がけのメカニズム
1.あなたの思考チェック
□1分で元気づけたい相手を思い浮かべて「いいところ」をできるだけ多くあげてみてください
いかがでしたでしょうか?
たくさん思い浮かびましたでしょうか?
あまり思い浮かばなかったという方、安心してください。
それが普通です。
相手に対しての期待が大きかったり、理想が高かったり
すればするほど、現状とのギャップが生まれできていない事に
目がいってしまい、できていることろに目がいかないということにおちいりがちです。
相手に対してプラスになることを考えているのに出てくる言葉はネガティブになって
しまっている場合があります。
サッカーの応援などで
「できていないこと」「やって欲しくないこと」を“マイナス、ネガティブなこと”を叫んでしまう。
「なんでできないんだ!」、「どこ蹴ってるんだ、ミスをするな!」、「やる気だせ!」というような声がけはまさにこれに当てはまります。
まずは自分自身が、マイナス、ネガティブな事を言ってしまっている方なら
そういう思考をしてしまっているということを認識しましょう。
2.相手の自己評価形成について
□元気づけたい相手はどのようにして自己評価を形成していると思いますか?
例えば、「足が速い」「足が遅い」等
どうでしょうか?
答えは以下の二つです。
①親、兄弟、友人、先生、コーチ等身近な人の言葉
②自分自身の言葉
どういうことかといいますと
例えば、
運動会でかけっこ2位だった子が親から
「1位になれないとは、おまえはまだまだだな。遅いよな」と言われ続けたら
その子は自分のことをどう思うでしょうか?
きっと「自分は足はそんなに早くない、遅い」と思うのではないでしょうか?
一方3位だった子が親から
「3位になったなんて、すごいね。頑張ったね。早いね。」と言われ続けたら
その子は自分の事をどう思うでしょうか?
きっと「自分は足は速いほうかな」と思うのではないでしょうか?
どちらが前向きに頑張れそうでしょうか
もちろん「なにくそ!」と思って敢えて厳しくいうということもあると思います。
逆に甘いことをを言っていては成長しないという考えもあります。
ただし、ここでは
あなたが成長させたいと考えている相手が
あなたの言葉がけで自己評価を形成しているということを覚えておいてください。
つまり、
「自分はダメなやつ」と思ってしまう人間に育てたいか、
「自分はできる」と思う人間に育てたいかということです。
言葉がけで相手の成長を促していきましょう!
では具体的にどのようにすればいいのでしょうか?
「良いところに触れない、褒めない」で「悪いところ、改善するところだけ触れる」ではなく、
まずは「良いところを褒める」というところから始めましょう。
そうはいってもあなたが成長させたいと考えている相手が
自ら自分自身の課題を発見し、前向きに取り組んでもらえるようにするには
ただ、褒めるだけでは足りません。
ここから先は次回のテーマとします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまお体に気を付けてご自愛ください!!