【大学サッカーのすゝめ 2020】慶應義塾大学 篠原新汰選手
高校卒業後、それぞれの目標を持って大学サッカーへとチャレンジし続ける大学生プレーヤーを紹介する「大学サッカーのすゝめ」。今年も関東一部・二部、計24校・36名の選手を紹介していきます。
2020シーズン第1回目は、慶應義塾体育会ソッカー部から篠原新汰選手をご紹介します。進学先を選ぶ際の参考にしてみてください!
慶應義塾大学 篠原新汰選手
CB 篠原 新汰(シノハラ アラタ)
- 1999年5月2日生まれ
- 慶應義塾大学 総合政策学部
総合政策学部学科 3年
- 出身チーム
- 小学生年代
ヴィトーリア目黒FC - 中学生年代
FC東京U-15深川 (富士中学校) - 高校生年代
FC東京U-18 (駒場高等学校)
- FAVORITE PLAYER
- ファンダイク、吉本一謙
サッカーと勉強。両方を高いレベルで追及できる慶應大学へ
―慶應義塾大学、慶應ソッカー部を選んだ理由は?
中学、高校時代から「文武両道」を人生の軸とし、プロサッカー選手を目指しながら勉強にも向き合って過ごしてきました。プロを目指して高いレベルでサッカーをすること、新しい学びを得て人間として成長すること、この二つを大学でも追求していきたいと思い、慶應義塾大学への進学を志しました。もう一つの理由は、早慶戦への憧れです。両校のプライドをかけた一戦を高校時代に見て心を動かされ、この伝統ある一戦に自分の名を残したいと思いました。
―大学サッカーに進んで良かったことは?
学生主体でサッカーを作り上げることは大学サッカーでしかできない経験だと思います。組織に対して自分にできることを常に問い続け、行動を起こすことで人間的に大きく成長できます。大学サッカーでは「サッカーはグランドに立つ人間だけではできない」という当たり前のことを再認識することができます。運営に回る人、試合に出られない悔しさを抑えて応援する人、広報活動をしてチームの価値を高める人、スカウティングをしてくれる人など、たくさんの学生がそれぞれの役割を全うすることで大学サッカーは成り立っています。この事実を実感することでより一つ一つの行動やプレーに責任が生まれ、選手としても人としても大きな成長をすることができると思います。
「早慶戦」は唯一無二の存在
―サッカー部の自慢、おすすめポイントは?
慶應ソッカー部は150名を超える大所帯です。スポーツ推薦がなく誰でも入部できるため、様々な性格、考え方を持った学生が集まっています。一人一人が「組織に対して自分がもたらせること」や「存在意義」を問い続け、部員それぞれの良さを最大限チームに還元できるように努力しています。縦横のつながりも強く、学年の壁を超えて互いに刺激を与え合いながら、切磋琢磨できる環境です。あとは何と言っても「早慶戦」ですね。1万人以上の観客の中でサッカーができる経験はなかなかないですし、互いの意地とプライドを懸けた一戦は他で体験することのできない唯一無二の存在です。
―大学の自慢、おすすめポイントは?
私の通っている総合政策学部は、湘南藤沢キャンパス(通称SFC)にあり、自分のやりたいことやチャレンジしたいことに没頭できる環境や設備が整っています。必須科目が少なく、講義ジャンルも広範囲のため、自分の興味分野をたくさん学ぶことができ物事を多角的に見る力が養えると思います。また、SFCにはすでに起業をしている学生や一芸に秀でた学生、問題意識を持って行動を起こしてきた学生など、多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。サッカー以外のところでも良い刺激をもらえるのも魅力です。
慶應を視野に入れているなら、ぜひチャレンジを
―最後に、現役高校生に向けてメッセージと大学PRをお願いします!
まずは目の前のサッカーに全力で向き合って欲しいです。限られた時間の中で何かを成し遂げるのは難しいことですが、目標に向かって努力した事実とそこから得た経験は自分の財産になります。たとえ結果として現れなくても、自分のやってきたことに自信を持てるぐらい毎日を大事に一生懸命向き合って過ごして欲しいと思います。
もし大学で慶應を視野に入れているのであれば、ぜひチャレンジして欲しいですね。サッカー面での成長はもちろん、人間として間違いなく大きく成長できる場所だと思います!
高校時代の自分にメッセージやアドバイスを送るとしたら?
大学に進学してサッカーを続ける篠原選手に、高校時代の自分へのメッセージを聞いてみました。
現役高校生は、今の自分と照らし合わせて参考にしてみてください。
サッカー面
誰にも負けないストロングポイントを磨き続けて欲しいです。それが自分の自信にもつながるし、うまくいかないときに立ち返る場所になると思います。あとは自己満足の努力をしないこと。ただ人より自主練したからってうまくなるわけではないと思います。量をこなすことに満足せず、自分に足りないもの、やるべきことをしっかりと考えて本物の努力をして欲しいと思います。
生活・勉強面
本をたくさん読んで英語を勉強してください。忙しいかもしれないけれど、積み重ねた知識は消えない財産だし、未来の自分を助けます。あとは周囲への感謝を忘れないで欲しいです。今ある日常は両親やコーチングスタッフ、先生など自分の周りにいる全ての人のおかげです。感謝の気持ちを持つだけで自然と自分の立ち居振る舞いは変化すると思います。
大学を決めるのに何校調べた? | 3校 |
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大学選びはいつ頃から準備した? | 高校3年生5月ごろ |
大学サッカープレーヤーの生活に迫る!
大学でサッカーを続けている選手たちは、どんな生活を送っているの?気になるあれこれを聞いてみました。
生活スタイル
住まいは? | 実家 |
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通学は? | 電車とバスで1時間半 |
起床時間は? | 5時45分 |
就寝時間は? | 22時30分 |
オフの過ごし方 | 読書、映画鑑賞、一人旅(思いつきでいろんなところに行きます) |
サッカー部について
練習時間は? | 朝練 |
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アルバイトは? | あり |
※「大学サッカーのすゝめ」は関東大学サッカー連盟のご協力のもと作成しています。記事内で使用している写真は各チームの了承を得た上で、連盟を経由してご提供いただいたものです。