メインコンテンツに移動
NEXT HEROES

第99回高校サッカー選手権の主役候補は誰だ!? 活躍が期待される NEXT HEROES

第98回高校サッカー選手権のピッチに立ち、会場を沸かせた1、2 年生プレーヤーたち。チームの主軸としてフル出場した選手から、チームの早期敗退やケガの影響で、出場時間が限られた選手まで、今大会で眩い光を放った来季期待の12選手をピックアップ!第99回大会に向けた戦いはすでに始まっている。

2020年の活躍が期待される 1、2年生プレーヤー

加納大

決勝の同点ゴールで快挙に貢献

加納 大(FW/静岡学園/2年生)

かのう はる●2002年9月13日生まれ、静岡学園中学出身。173cm、68kg。

収める能力と決定力に長けた2年生エース。左足負傷の影響からベンチで大半の時間を過ごした「9」番は、決勝の大舞台で先発を任されると、DFを背負った状態のトラップから反転し、豪快な同点ゴールを突き刺した。

多田圭佑

孤軍奮闘の2年生エース

多田圭佑(FW/矢板中央/2年生)

ただ けいすけ●2002年9月27日生まれ、坂本中学出身。174cm、67kg。

全員のハードワークと徹底した堅守で、ベスト4に進出したチームの攻撃陣をけん引した。献身的な前線でのプレスと、カウンターのターゲットとしてフル稼働。絶妙の動き出しで最終ラインの裏を取り、大会3得点の活躍。

木脇蓮苑

堂々たるプレーで躍動した全中優勝アタッカー

木脇蓮苑(FW/日章学園/1年生)

きわき れおん●2003年4月5日生まれ、日章学園中学出身。165cm、57kg。

一昨年、全国中学校サッカー大会で11年ぶりの日本一に導いたルーキーは、1年生ながら堂々たるプレーで2試合連続のフル出場。3回戦の四中工戦では逆転弾を決めるなど、光るプレーを随所に見せていた。

樺山諒乃介

飛躍を誓うJ1注目のストライカー

樺山諒乃介(FW/興国/2年生)

かばやま りょうのすけ●2002年9月17日生まれ、RIP ACE SC出身。171cm、68kg。

U-17日本代表候補のアタッカー。昌平との初戦で不発に終わったが、多彩な足技とドリブルの仕掛け、DFの裏をとる動きは“逸材”の片鱗を見せるものだった。今大会での経験を来季の飛躍へとつなげられるか。

須藤直輝

恐さを見せつけた昌平の絶対的10番

須藤直輝(MF/昌平/2年生)

すとう なおき●2002年10月1日生まれ、大宮アルディージャU-15出身。168cm、62kg。

選手権に憧れてJ クラブから昌平へ進学。毎年のようにプロ選手を輩出する同校で、1年次から10番を背負う。突破力あるドリブルは相手守備陣に恐怖を植え付け、抜群の得点力は今大会でも猛威をふるった。

篠田大輝

久我山戦で値千金のAT決勝ゴール!

篠田大輝(MF/昌平/1年生)

しのだ だいき●2003年8月14日生まれ、浦和レッズジュニアユース出身。174cm、63kg。

浦和レッズ出身のルーキーは、藤島崇之監督から「決定力」を買われ國學院久我山との3回戦で後半途中出場。ロスタイムに訪れた千載一遇の好機に、DFの逆をついて利き足と逆の左足での決勝ゴールを上げ、大器の片鱗を見せた。

川上航立

先輩黄金世代を支えた仕事人

川上航立(MF/帝京長岡/2年生)

かわかみ こうたつ●2002年9月7日生まれ、ガンバ大阪門真ジュニアユース出身。170cm、63kg。

新潟県勢初のベスト4進出を果たしたチームで、唯一下級生として先発出場を果たす。アンカーとして献身的なポジショニングで守備に貢献。晴山、谷内田と攻撃力に長けた黄金世代を陰ながら支えた。

松木玖生

「No10」の系譜を継ぐ“1年生MVP”

松木玖生(MF/青森山田/1年生)

まつき くりゅう●2003年4月30日生まれ、青森山田中学出身。177cm、71kg。

ボール奪取、パスセンス、得点力すべてに秀でた“脅威”の1年生MFとして脚光を浴びた。2度の先制点、準決勝の決勝点など計4得点の活躍で、背番号「10」につながる次期エース番号「7」に恥じない結果を残した。

内田陽介

正確クロスとロングスローで貢献

内田陽介(DF/青森山田/2年生)

うちだ ようすけ●2002年8月20日生まれ、クマガヤSC出身。169cm、65kg。

埼玉から厳しい環境を求めて、青森の地を選択。熾烈なレギュラー争いを経て、2年生ながら右サイドバックを定位置とし、ロングスローでもチームに貢献。献身的な守備はもちろん、精度の高いクロスも光った。

藤原優大

屈強なフィジカルとメンタルで制空権を掌握

藤原優大(DF/青森山田/2年生)

ふじわら ゆうだい●2002年6月29日生まれ、青森山田中学出身。182cm、70kg。

昨年、守備固めの途中出場で決勝のピッチに立ち優勝を味わったルーキーは、今大会は絶対王者の主力DFとして帰ってきた。持ち前のヘディングの強さに加え、複数のポジションをこなせるユーティリティ性の高さも魅力。

田邊秀斗

長身SBとして適応力を示した次期DFリーダー

田邉秀斗(DF/静岡学園/2年生)

たなべ しゅうと●2002年5月5日生まれ、奈良YMCA SCジュニアユース出身。180cm、68kg。

決勝までの5試合を完封で勝ち上がった静岡学園の右サイドバックとして躍動。もともとセンターバックを本職としながら、持ち前のスピードと判断力で効果的なクロスを連発。来季のDFリーダーとして期待される。

藤井陽登

“赤い壁”の最後の砦 24本のシュートをシャットアウト

藤井陽登(GK/矢板中央/1年生)

ふじい はると●2003年6月5日生まれ、十和田中学出身。180cm、70kg。

青森出身の1年生が、GKだけで10人以上いる大所帯チームの正守護神として君臨。大分高との初戦のPK戦での辛勝から、24本のショートを浴びた静岡学園との準決勝まで、“赤い壁”の最後の砦として奮闘した。

写真/藤井隆弘、野口岳彦、石黒登、編集部