息子の気持ちが痛いほどわかった!! 〜サカママ自身のサッカー大会への挑戦で悟ったこと〜
こんにちは。サカママライターのHIROです。さて、師走です!!
さて、2025年最後の記事も、やはりメンタルに関する内容です! もう鉄板ネタになっていますね(笑)。日々、サッカーに励んでいるお子さん達にいろいろ言いがちな方々、どうやって我が子に寄り添っていけばいいかわからない方々にぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
ママ達が大会に参加しないと、子ども達がエントリーできないっっ!?
はい、混乱ですよね? そんなことある!? っていう入りだと思うのですが、本当です(笑)。息子達がこれから出場しようとしている大会が12月上旬に開催され、そのエントリー条件が「ママチームが試合に参加すること」とのことでした。つまり、いつも帯同している保護者のうち、パパではなくママ達がチームを作って、他のチームのママさん達と対戦しなくてはいけないということです。
子ども達も戦うし、ママ達も戦う…
これは、勝負ごと好きな私としては負けられない戦いだと思いまして(笑)、サッカー未経験者なのでいろいろな葛藤もありましたが、参加の意思を即答しました! 主催者様の意図としては、「子ども達の気持ちになってみよう」ということですよね。
日々、子ども達は春夏秋冬、暑くても寒くても雨が降っても、朝から夜まで練習・遠征して、ひたすら走って転んでぶつかって…顔面やみぞおちにボールがクリーンヒットすることもあって、という過酷なサッカーに挑戦しているわけです。私自身、子どもの気持ちを体験する絶好の機会だ、と思いました。
母の「リフティングって難しっっ!!!」から覚醒する息子
まず、コーチ陣に言われたことは、「リフティングを年齢回数分できるようになること」でした。鬼か、と思いましたが私は10歳だと言い聞かせて練習しました。とはいえ…難しい。リフティングって難しいです(予想はしていたけど)! 子どもについ口出ししてしまうサッカー未経験者の親御様は、ぜひぜひご自身もリフティングに挑戦してみてください!!!
以前の記事のように、息子はリフティングが今現在も苦手です。同じチームには300回近くもできる子がいたりしまして…2年生はそういう学年なのですね。私としてもそろそろ息子の回数を気にしたほうがいいかな、と思いつつあまり無理強いもしたくないし、どうしたものかと考えていました。
チームに息子の学年は20人もいるので、キーパーといえども、いよいよリフティングができない選手はコートに入れてもらえないかもしれないと。ただ、息子としては、“できないからやりたくない→練習しなくなる→チームメイトがどんどんできるようになっていくのを目の当たりにする→できない自分が恥ずかしい→隠したい(やりたくない)→練習しなくなる→ …”という負のループにハマっているようでして、ゆっくりさんならではの感情だと思いました。
コーチからも、「彼は自分で納得しないとやらないよね。でも、自分やるぞ! ってなってからはすごいと思う」とお言葉を頂戴しました。コーチはよく見てくださっていました。
ところが!! 私がリフティングの練習をしていると、息子も急に練習し始めました。そして、「お母さんより安定感あるね! いいな〜」と何気なく褒めてみると(回数は全然少ないのですが)、それが嬉しかったのか黙々と練習し始めました!! えええぇぇぇ。息子のやる気スイッチがONになった瞬間でした(笑)。
それからというもの、息子は私と毎日リフティングの練習を共にするようになり、共に励まし合って練習を継続できるようになりました。回数はお互いにまだまだ伸びないのですが、息子は「僕ができなくても、お母さんに褒められたのがすごく嬉しい!」と申しており…男の子とはシンプルでよろしい!! と再確認しました(笑)。そして、私という“自分よりできない存在“を見て、教えてあげたいという気持ちになったようです。

夢で語るな! 現実を見ろ!! 子ども達は精一杯頑張っている!!
それからというもの、私も息子と同様にディフェンスポジションを仰せつかりまして、ママさん達皆でヒーヒー言いながら練習に励んでおります。ディフェンスも勇気がいるポジションなのだなーと実感しました。
子ども達は本当にすごい!! 我が子に「こうなってほしい」「ああなってほしい」「〇〇さんみたいに」「〇〇さんはできるのに」などいろいろな感情を抱くとは思うのですが、そこに行き着くまでの努力を当時の自分はできるのか? やりとげられていたのか? 自分の夢をたくしていないか? と、自分自身を客観視するよい機会となりました。息子と私は全くの別の人間であって、やる気スイッチの入り方も違うのだと。
この度は、ママチームの試合を開催してくださってありがとうございます!!! 気づきが多すぎました。
1年間ありがとうございました♪
サカママライターとして活動し、早いもので1年分(12回分)の記事を書き終えようとしています。当初は、私が食品科学を専門としているだけあって、栄養士さんの方々以上の学術的情報を発信しようと意気込んでいました。日々の食生活を中心に記事を作るつもりだったというわけなのですが…どちらかというと、「親のサポート」に関わる記事が多くなってしまいました(笑)。
それは、低学年の息子の所属チームの練習を通して、息子だけでなく私たち保護者もだいぶ鍛えられているなと感じていたからです。“十人十色“という言葉があるように、各ご家庭それぞれにそれぞれの子育ての悩みや対処方法があるわけで、私の記事では、少しでもみなさんのお役に立てればと思い、我が家ストーリーをご紹介した次第です。
しかも、そこに少し学術的背景もつけたりしまして…私も専門外の論文を読む機会となり、非常に充実した1年間を過ごさせていただきました(笑)。読者のみなさま、本当にありがとうございました。