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産業能率大学サッカー部 押川 優希選手【大学サッカーのすゝめ 2025】

産業能率大学サッカー部 押川 優希選手【大学サッカーのすゝめ 2025】

高校卒業後、それぞれの目標を持って大学サッカーへとチャレンジし続ける大学生プレーヤーを紹介する「大学サッカーのすゝめ」。関東一部・二部の計24校から、24名の選手を紹介していきます。
今回紹介するのは、産業能率大学サッカー部押川 優希選手。進学先を選ぶ際の参考にしてみてください!

産業能率大学サッカー部 押川 優希選手

押川 優希選手

MF 押川 優希(オシカワ ユウキ)

  • 2004年10月25日生まれ
  • 産業能率大学 情報マネジメント学部 現代マネジメント学科 3年
  • 出身チーム
  • 小学生年代 
    レジスタFC
  • 中学生年代 
    東京ヴェルディJY
  • 高校生年代 
    帝京高校

サッカーに集中できる環境と指導スタイルやコミュニケーションを重点に注目

―産業能率大学を選んだ理由を教えてください。

産業能率大学サッカー部を選んだ理由の一つは、充実した寮制度が整っていたことです。サッカーに集中できる環境を求めていた中で、産業能率大学サッカー部の寮は、生活面・競技面の両方で選手をしっかり支えてくれると感じました。寮では、栄養バランスを考慮した食事が毎日提供されるため、コンディション維持やリカバリーの面で非常に助かります。また、トレーニング施設やグラウンドとの距離が近く、時間を効率的に使える点も大きな魅力でした。さらに、同じ目標を持つ仲間と共同生活を送ることで、日常の中でも自然と競争意識が生まれ、切磋琢磨できる環境があることにも、サッカーだけでなく、人間としても成長できるという魅力を感じました。 また学業面では、株式会社湘南ベルマーレの取締役副社長の方が実際にマイクをもって講義をしてくださるのも魅力の1つでした。プロサッカーの試合運営やスポーツビジネスの裏側について学ぶことができ、実際の現場に近い視点でスポーツを捉えられる環境が整っていたからです。サッカーに「プレーヤーとして関わる」だけでなく、「社会との接点の中でどう価値を生み出すか」。自分自身20年の競技生活の中で初めてサッカーをビジネスという視点を学べたことは、これからのキャリアを考えるうえで大きな財産になっています。

―大学の練習会に参加した際、注目していた点や気にしていたポイントはありますか?

高校生の時に大学サッカー部の練習会に参加した際、特に注目していたのは「監督の指導スタイル」と「選手との関わり方」でした。大学サッカーでは、監督の存在がチームの方向性や雰囲気に大きく影響を与えるため、自分がその環境で成長できるかどうかを見極める上で重要なポイントだと考えていました。具体的には、練習中にどのように声をかけているか、ミスに対してどのようなリアクションを取っているか、戦術理解をどのように深めさせているかといった点に注目しました。また、選手一人ひとりとどれだけ密にコミュニケーションを取っているか、自主性を尊重しているかなども、チーム作りの姿勢として気にしていました。監督が信頼できるか、自分のプレースタイルや人間性を理解して伸ばしてくれるかという視点で観察することで、そのチームに身を置いた際の自分の成長イメージを具体的に描こうとしていました。

進路準備Q&A
大学を決めるのに何校調べた? 4校
大学選びはいつ頃から準備した? 高校2年の12月

プロサッカー選手の努力・苦悩を知ることでより意識が高まった

―大学サッカーに進んで良かったことを教えてください。

大学サッカーに進んで特によかったと感じるのは、「プロサッカー選手という存在を肌で感じられたこと」です。これは、自分の中で大きな刺激であり、目標をより現実的に捉えるきっかけとなりました。実際に、プロ内定を決めた選手たちと日々練習や試合で対戦する機会があり、彼らのプレーの質、考え方、さらに自分は寮生活の中で日々の過ごし方などを間近で見ることができました。単に「上手い」だけでなく、ピッチ内外での意識の高さや、勝負に対する執着心など、プロとしての覚悟を持った姿勢を直に体感できたことは、自分自身の成長にも直結しました。 また、私たちの大学では1年時にキャリアサポートプログラムを実施しています。OBのプロサッカー選手やスタッフ、一般就職をした卒業生の方々のお話を聞くことができ、早い段階から進路について向き合うことができます。実際のプロの環境や、そこに至るまでの努力・苦悩をリアルに知ることで、憧れだけでなく、現実としてのプロという世界を意識するようになりました。こうしたサッカーだけでない「各分野のプロと隣り合わせ」の環境は大学サッカー、または大学そのものの利点であり、自分の視野を広げ、競技や進路に対する向き合い方を大きく変えてくれました。

―大学進学後、高校生の時にイメージしていたこととギャップはありましたか?

高校生の時にイメージしていたこととのギャップは確かにありました。サッカー面では、特にプレーの強度とスピード感の違いに驚きました。高校とは比べものにならないレベルで、一つひとつのプレーに対する判断の速さやフィジカルのぶつかり合いの激しさがあり、「大学サッカーは本当に厳しい世界だ」と実感しました。最初はついていくのに必死で、練習後は疲労で動けない日もありました。生活面では、寮での生活が自分にとって初めての集団生活だったので、時間の使い方や生活リズムの管理に苦労しました。高校のときはある程度家族にサポートしてもらっていた部分も、すべて自分でこなさなければならず、最初のうちは戸惑うことも多かったです。ただ、そのギャップがあったからこそ、「もっと強くなりたい」「人としても成長したい」という気持ちがより一層強くなりました。今ではその環境にも順応し、仲間と助け合いながら、充実した日々を送れています。

**小見出し**

―産業能率大学・サッカー部のPRポイントを教えてください。

産業能率大学サッカー部は、「文武一道」というチームスローガンを掲げています。勉学も部活も100%で取り組むということで、ピッチ内外での成長を大切にしています。日々の厳しい練習をこなしながらも、学業との両立を徹底することで、自己管理能力や継続力、そしてチームで目標に向かう団結力を養っています。この環境の中で、私は人間的にも大きく成長することができました。 さらに私たちは、地域とのつながりを大切にした活動にも力を入れており、地元に愛されるクラブを目指しています。特に特徴的なのは、学生主体で行っている地域貢献活動です。毎月、部員で地域の清掃活動を行っており、通学路や公園、グラウンド周辺の美化に取り組んでいます。こうした活動を通して、地域の方々から「ありがとう」や「頑張ってね」と声をかけていただくことも多く、それが私たちの原動力になっています。競技の場だけでなく、人として成長できる環境が整っているのが、私たち産業能率大学サッカー部の大きな魅力です。

―最後に、現役高校生に向けてメッセージをお願いします!

望んだ明日が来るとは限りません。幸せな明日があれば不幸な明日もあります。なので、ありきたりですが今自分ができることに全力で取り組んでください。勉強や部活はもちろんのこと、家族や友人、プライベートなど、明日何が起きても支えになるのは今日の自分です。日々の生活を大切に過ごしてください。そして1番大事な親への感謝を絶対忘れずに、出来るなら日ごろから言葉や行動にして生きてください。「優秀じゃなくていいから誠実で立派な誇れる人であれ」。ぼくの父の言葉です。

押川 優希選手

高校時代の自分にアドバイスを送るとしたら?

大学に進学してサッカーを続ける押川 優希選手に、高校時代の自分へのアドバイスやメッセージを聞いてみました。
現役高校生は、今の自分と照らし合わせて参考にしてみてください。

まずサッカー面では、もっと自分とサッカーに向き合えと伝えたいです。失敗を恐れて行動できず、逃げていたことが多かったけど、仲間や指導者にもっと頼って、チャレンジを重ねることが成長につながると、今ならわかります。勉強面では、やればできるから、やれと言います。サッカーばかりで正直手を抜いていた部分もあったけど、正直「もっと基礎を大事にしておけばよかった」と思います。大学生になるまでに培われてきた基礎が土台となって専門科目を学ぶので、高校のうちから地道に積み重ねておけば、もっと視野が広がったと思います。生活面では、今の当たり前に感謝してほしいです。家族の支えや友達との時間、規則正しい生活。大学に入ってひとりの時間が増えたことで、あの時の環境がどれほど恵まれていたかに気づかされました。だからこそ今、大事にしているし、人としての感謝や礼儀も大切にしています。

大学サッカープレーヤーの生活に迫る!

大学でサッカーを続けている選手たちは、どんな生活を送っているの?
気になるあれこれを聞いてみました。

生活スタイル

住まいは?
通学時間は? 5分
通学手段は? 徒歩
起床時間は? 5時45分
就寝時間は? 22時30分
大学周辺のおすすめスポットを教えて!
いとう食堂です。安いのに本当においしくて店主も優しくて最高です。刺身盛り合わせ、オムレツ、もつ煮、鮭の塩焼き、これぜったい食べてください。

サッカー部について

練習時間は? 朝練

オフの時の過ごし方を教えてください

自分の趣味に時間を使って、たくさん幸せを感じています。昼過ぎまで寝る幸せ、好きなゲームを何時間もできる幸せ、見たかったアニメを全部見る幸せ。幸せの感じ方は人それぞれですが、自分が今一番やって幸せなことを感じながら過ごしています。息抜きはとても大事だと思います。

大学サッカーが気になったら…

※「大学サッカーのすゝめ」は関東大学サッカー連盟のご協力のもと作成しています。記事内で使用している写真は各チームの了承を得た上で、連盟を経由してご提供いただいたものです。

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