メンタル面の成長や必要な準備…ジュニアユースサッカーの海外遠征で学んだこと
海外遠征というと、敷居が高いイメージがありました。中学で経験した息子の場合、チームみんなで海外へ行き、現地で試合や練習、そして観光をして帰ってきたという体験でした。今回は、海外へ行ってきてよかったこと、反省点、便利グッズなどをまとめてみました。遠征へ行ってその後現地チームへの加入を目指すなどという方には参考にはならないかもしれませんが。。
海外遠征に必要なもの・準備は?
中学2年に上がる前の春休みの約2週間、スペインに遠征してきました。
息子は国内線しか乗ったことがなく、初海外でした。まずはパスポートの申請という面倒な手続きからでしたが、パスポートの申請は年齢が微妙なことが相まってサインは自筆が必要です。親だからと何でも代理でできるような年齢ではなくなったんだなぁと感慨深く思いました。。
チームのサポートありきで行くとはいえ初めての海外なので、現地で困らず過ごせるように出発準備はいろいろと考えました。
旅のしおりのように、準備するものが予め知らされていたのでその通りに準備はしていましたが、必需品以外で持って行ってよかったもの、持って行くべきものをあげます。
持参してよかったもの
・カップラーメン
・外貨とカード(クレジットカードではなくデビットカードのようなイメージのもので、作成すると日本からも送金できます。使用せずに済んだのですが安心感がありました)
カップラーメンですが、ひとつ上の先輩に教えてもらったので荷物に追加しました。スポーツ少年にカップ麺が良くないことは重々承知ですが、偏食で初海外なので、結局お腹を空かせてしまう機会が多々あったようで持参してよかったらしいです。
持たせればよかったもの
・風邪薬
・防寒着
長時間のフライトを経てたどり着いたスペインは、従来の気温ではなくとても寒く雨が降っていたようです。その季節の気候を考慮して準備した荷物でしたが、ハードなスケジュールでしたし初日から雨の中のサッカーで発熱をしたようです。
息子本人はせっかくスペインに行ったのに試合に参加できないことを言いづらかったのか、発熱についての連絡はしてこなかったのですが、コーチが逐一アップするSNSの写真に息子の姿がなく、体調不良者がいると聞きすぐに息子だと気付きました。
普段、あまり体調を崩さないので、コーチにいただいた総合感冒薬を飲んで回復できて翌日からは参加できたようですが、普段とは違う生活になるということを考慮し個人でも薬を持たせればよかったと思いました。他にはサッカー観戦の予定があったのですが、平年の気温だろうと見誤って上着をほぼ持参していなかったので、寒い観戦になってしまったようです。パッキングはほぼ自分でしたのですが、助言はできたのに思いつきませんでした。
初の海外遠征で学んだこと
サッカーを始めた当初は1泊の合宿すら渋った息子が、たった7年で2週間の海外生活を過ごしてくるなんて親としてはその成長に驚きです。本人も、言葉も体格も違うけれど、海外の同じ年齢の子ども同士でサッカーをするという貴重な経験を通して、レベルの違いについても思い知らされたようでした。
言葉の壁については、共通言語のサッカーで乗り切るのだろうと思っていましたが、まさかのスマホの翻訳機能をフル活用したようで、その場でSNSでつながることもできたそうです。スマホの普及、SNSの発達で世界が身近になったようです。
スペイン遠征という大きな経験を経て技術的なところに変化は感じられませんでしたが、メンタルは変わったように思います。結局行ってよかったの??? と気になることではありますが、良かったことがたくさんあったと思います。息子はまた行きたいと話していましたが、我が家としてはそう何度も渡航させてあげることはできないので、チームメイトと一緒に行けるという機会に感謝です。
戦績はあまりよくなかったのですが、体調不良者が続出したなか頑張ったと思います。とはいえ、体調管理も含めてのサッカーなので今後の課題だなと思いました。合宿や遠征でいつもと違う環境になるとはしゃいでしまうのか、睡眠時間をきちんと確保できなくなってしまっているようでしたが、スペイン以降は夜にきちんと眠るようになったとのことです。当たり前でもなかなかできないですよね。
さて、現在は海外でサッカーのトレーニングを受けるチャンスはたくさんあり、ツアーなどもたくさんあるかと思います。息子の場合、観戦や観光も含めたツアーでちょうどよかったのですが、もっと本気でサッカー漬けにという方は向いていないと思います。保護者の負担もかなりなものなので、よく調べると安心だと思います。