『サッカーをしばらく休みたい…』思春期のサッカーキッズの悩みとは
皆さまこんにちは! サカママライターのmakiです。11月に入り、やっと冬の気配を感じるようになりましたね。
我が家の長男は4月からジュニアユース生活が始まり、半年が経ちました。幼稚園の年少さんから始めたサッカーですが、初めてサッカーから気持ちが離れてしまう時期がありました。今回はそのときのお話をさせていただきたいと思います。
幼稚園時代から楽しくサッカーをしてきた我が子
幼稚園に入園してすぐ、習い事として始めたのがサッカーです。幼稚園のお友達と始めたので、『サッカーは楽しい!』という気持ちで3年間を過ごし、小学校へ上がるときも迷いなくサッカーの道へ進みました。
小学生時代はクラブチームから地元の少年団へ移り、学校の友達や隣町の小学校の友人ができ、毎週末の活動も不満を言うことなく、楽しく仲間とサッカーをしていました。コーチに厳しく指導されることもありましたが、『サッカーが好きだから上手になりたい』とスクールにも通い、ジュニアユースへの道を目指し、セレクションも頑張ってきました。
しかしジュニアユース生活が半年くらいたったころ、突然息子からこう言われました。
『サッカーをしばらく休みたい…』
内心では、なんで!? といろいろ聞きたい気持ちはありましたが、一旦気持ちを受け止めなくては…と思い、「いいよ」とだけ返事をし、サッカーをお休みすることになりました。
中学校生活で自分の時間が取れなくなってしまった
ジュニアユース生活では、平日3回の練習と土日の活動があります。平日の練習は夜からですが、学校の部活動へも参加しているため、下校後大急ぎで準備をしてすぐサッカーへ向かいます。練習が終了して帰宅するのは22時頃。そして塾へも平日2日通っているため、同じく22時頃の帰宅になります。
土日も練習試合や遠征が入れば移動も含めて、早朝から夜まで丸一日サッカーの予定で終わってしまうことも多々あります。そして大きな負担になっているのが、遠征先などに向かう移動です。
少年団のときは、パパさんたちが配車を組んでくれ、車での移動だったので電車での移動はほとんどありませんでした。しかしジュニアユースでの移動は、基本的には公共の乗り物を使って自分たちで移動します。片道2時間以上かけて現地へ行くことも多く、あまり電車に乗り慣れていなかった息子には大きな負担なようでした。
クラブによって違いはありますが、息子が所属するクラブでは、移動手段の決まりはなく、親の送迎でも可になっています。我が家の場合は、応援に行けるときは、行きは自分で行ってもらい、帰りは車で帰宅や、現地まで行けなくても近くまで迎えに行き、なるべく負担がかからないようにしていました。
それでも帰宅時間は遅くなってしまい、友人とのオンラインで行うゲームの時間や娯楽の時間がほぼ取れず、少しずつ不満を漏らすことが増えていました。
一週間休んでみて…
「いつまで休むのか」「なぜサッカーへ行きたくないのか」。いろいろ聞きたいところをぐっと我慢をして、本人から話が出るまで待っていました。
一週間くらい様子を見て、少しずつ話を聞けたらな…と思っていましたが、ちょうどそのタイミングで息子から『明日のサッカーは〇〇で試合だから、〇時に家を出るね』という言葉が!!
これ以上休む場合、コーチや監督に相談をしなければ…などと考えていましたが、一週間で気持ちの切り替えができたようでした。休んでいた一週間、学校と部活動以外は休息の時間が取れるようにと、塾も欠席していました。学校から帰宅後は、友人とゲームをしたり、存分にYouTubeの時間を堪能したり、普段時間が合わずに遊べない学校の友達と映画へ行ったり、勉強もせずサッカーボールにも一切触れずに自由に過ごしていました。
一週間、のんびり自由に過ごせたことが大きかったのか、なぜ気持ちの切り替えができたのか…実はまだ「あのときどうして?」という話ができていません。ですが、休み明けからまたサッカーへの気持ちが戻った様子だったので、本人からいつか、自分から話をしてくれる日まで待ってみようと思います。
小学生から中学生では生活リズムが大きく変わり、勉強面の負担やサッカーでの活動にも精神的な負担は増えていると思います。日々頑張る子どもたちも、大人と同じように休息が必要なのかなと今回のことを通して思いました。思春期ということもあり、気持ちに触れないように接することが難しいですが、今後もサッカーが好きな気持ちが変わらないようにサポートしていけたらと思います。
こんなとき、どう接すれば正解だったのか分かりませんが、我が家の場合のお話が誰かのお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。