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実は簡単? モノクロ写真にLet's チャレンジ!

実は簡単? モノクロ写真にLet's チャレンジ!

サカママ読者のみなさま、こんにちは。7歳と4歳の二人の子どもを持つ、サカママ歴4年目のReikoです。「サッカーとカメラ」という少しニッチな視点でコラムを書かせていただいています。

今月のコラムでは、色のない世界「モノクロ写真」にフォーカスしたいと思います。響きだけで、何となく難易度が高そうと思ってしまう人も多いのではないでしょうか? 確かに目指すゴールによってはだいぶ奥が深いのですが、今回はカメラ初心者でも簡単にできる方法(技?)をいくつかシェアしますので、ぜひ皆さんも気軽にチャレンジしてもらえると嬉しいです♪

モノクロ写真が簡単に撮れる時代に

デジタルカメラが普及する前、モノクロ写真を撮る場合は専用のフィルムを使用して撮影していました。ですが今ではカメラの設定を変えるだけで、簡単にモノクロ写真が撮れるようになりました。カラー写真が当たり前になった今だからこそ、カラーにはない違った雰囲気を持ったモノクロスポーツ写真の魅力に一緒に迫りましょう!

写真とシーン選びの重要性

撮影方法のお話しをする前に、モノクロ写真に向いていると言われる写真のポイントに先ず触れたいと思います。

コントラストやハイライトがしっかりした写真

明暗差がある写真は、モノクロにした際、暗い部分(黒)と明るい部分(白)がしっかりと表現でき、雰囲気のある一枚に仕上がります。

テクスチャを感じられる写真

テクスチャとはいわゆる質感です。砂のサッカーグラウンドをアップで撮ったときの質感や、相手と競って歯を食いしばる際にできた顔の皺のアップなどが例としてあげられます。

この2つのポイントを意識するだけで、モノクロ写真のレベルがぐっと上がります。ただし、意識しすぎたあまり、写真が選べなくなるなんてことにならないよう「正解はない」「自分がモノクロにしたいと思った写真を選ぶ」という考えも忘れずに持っておきたいですね。

モノクロ写真を撮る3つの方法

写真編集アプリのフィルターを使う

一番簡単な方法が、写真編集アプリのモノクロフィルターを使うことです。モノクロにしたい写真を選び、フィルターを押すだけで、一瞬で完成します。図の写真はLINE Cameraというアプリを使って編集しました。モノクロフィルターも複数あり、好みにあわせて選べます。フィルターをかけた後も写真の明るさや露出をいじれるので、使い勝手が良いのが特徴です。

撮る前にカメラの設定をモノクロモードにする

デジタルカメラのほとんどは、設定でモノクロ撮影ができるようになっています。撮影前に設定を変更しておけば、すぐにモノクロ写真を撮ることができます。また、モノクロ写真の中の特定の色だけをカラーにするフィルター(例えば赤だけをカラーにするなど)もあり、よりアートな一枚を撮ることができます。デジタルカメラに限らず、携帯のカメラにもモノクロ設定が入っていることが多いので、お持ちのカメラや携帯をチェックしてみてください。

Lightroomを使って少しこだわった写真に

最後の方法は、少しこだわったモノクロ写真にしたい人向けです。以前のコラムでもご紹介したLightroomの編集アプリを使います。編集したい写真を選び、カラータブの「B&W」をクリックすると一瞬で素敵な雰囲気のモノクロ写真になります。その後は微調整をしていくのですが、個人的におすすめしたいのが ①コントラスト ②ハイライト ③シャドウをいじって明暗差を出し、その後 ④テクスチャ ⑤明瞭度 ⑥粒子を調整し、モノクロ写真ならではの粗さをあえて出し、雰囲気ある一枚に仕上げることです。

言葉で書くと分かりにくいと思いますので、私が使っているLightroomのモノクロレシピを公開します。同じ数値に設定して暗い場合は露出をプラスに、明るすぎる場合は露出をマイナスにするなどして、ご自身の写真とお好みにあわせて調整してみてください。

編集の引き出しを増やしサッカー写真にバリエーションを♪

毎回同じ締めにはなってしまいますが、写真の編集に正解はなく「自分が良い」と思える写真にしていくのが一番大事なポイントです。モノクロ写真という選択肢が増えることによって、サッカー写真に限らず日常写真においても、撮る楽しみが増しますように♪ 引き続き一緒にいろんなバリエーションのサッカー写真にチャレンジしていきましょう! 今月もニッチなコラムにお付き合いいただき、ありがとうございました。また来月お会いしましょう!

WRITER PROFILE

Reiko
Reiko

サカママ歴3年目の2児(小1長男、4歳長女)の母です。
自分自身もゆるくフットサルを20年以上続けています。息子がサッカーを始めたタイミングでカメラ沼にはまり、週末はバズーカレンズを首からぶら下げながら、息子のサッカー追っかけをするのが今一番の楽しみです。コラムでは「サッカーと写真」を主テーマに、様々な角度からアプローチしていこうと思います。

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