メインコンテンツに移動
ちょっと得した気分になれるスポーツ撮影時の便利グッズと裏技3選

ちょっと得した気分になれるスポーツ撮影時の便利グッズと裏技3選

サカママ読者のみなさま、こんにちは。8歳と5歳の2人の子どもを持つ、サッカーとカメラをこよなく愛すReikoです。今年のコラムも今回を含めると残すところあと2回に。10月以降、倍速で時間が進んでいるように毎年感じるのは私だけでしょうか。年末まで一緒に駆け抜けましょう!

11月になるとほとんどの学校で運動会が終わり、サッカーチームのほうは公式戦真っただ中という方も多いと思います。今月のコラムでは、スポーツ写真や動画を撮るうえで、「持っていたら・知っていたら」ちょっと得した気分になれるおすすめグッズとカメラ機能をご紹介させてください。

これひとつで簡単に二刀流。「動画も写真も両方撮りたい!」のわがままを叶えるスマホホルダー

先月子ども2人の運動会があり、その際に毎回悩む「写真を撮るのか、動画を撮るのか」問題に直面しました。サッカーの試合も撮影する場面が結構あると思うのですが、写真も動画も両方欲しい欲張りな思いを抱いたことは誰にでもあるはず。

先に開催された娘の運動会では結局写真を選んだ私ですが、たまたまお隣にいた同じくバズーカレンズを首からぶら下げていた別の保護者の方が、一眼レフの上に携帯を乗せていたのです! 凝視したところ、カメラのファインダー上部に携帯をホールドするアームが付いており、カメラの上に携帯が落ちることなく上手に固定されていました。

帰宅後すぐにネットで調べ、「スマホホルダー」というアタッチメントだと知りました。一眼レフカメラの上部(ストロボを取り付けるところ)に、アクセサリーを取り付けられる「ホットシュー(アクセサリーシュー)」と呼ばれるパーツがあります。ここにスマホホルダーを差し込むと、カメラと携帯が合体できるという優れものです。

すぐに購入し、次に控える息子の運動会では、カメラでは望遠で写真を撮りつつ、携帯では全体の雰囲気を動画に収めることに成功しました! ただ取り付けるだけで、操作も何もいらないので、ストレスフリーです。お値段も安いものだと1,000円くらいからあり、間違いなく“もっと早く知りたかったアイテムナンバーワン”に入りました。

写真を撮る際の強敵、サッカーネットを攻略せよ

続いてのお役立ち情報は、私も長いこと悩んだ、ネットがコートの周りに張られているサッカーグラウンドでの撮影。保護者がネットの外から観戦する際、ピントがネットに合ってしまい、撮影を断念したことも過去にありました。すべてのカメラで必ずしもネットを消すテクニックが有効かというと残念ながらそうではないのですが、望遠レンズやズーム機能の付いたカメラをお持ちの場合は、ぜひチャレンジしていただきたいです。

まずカメラ(レンズ)をネットに近づけます。撮りたい被写体にズームインし、ピントを合わせます。ネットにピントが合ってしまった場合は、ピント合わせを繰り返し行ってみてください。近くの被写体を撮影する場合はうまくいかないケースが多く、ネットと被写体の距離が離れているほど、ネットが消えやすくなります。「ネットが完全に消える」という表現をすると語弊があるので、「ネットがボケて消えたように見える」と言い換えさせてもらいます。

このテクニックはネットに限らず、動物園で檻や柵の中にいる動物を撮影するときにも応用できるので、知っていて損なしです。

※実際にネット越しに撮った写真です。ネットが前ボケとなり、ふんわりとした写真に。

焦点距離が1.5倍に!? よりズームできるAPSCクロップモードとは

「あともう少しアップで撮りたいのに・・・」を、今お持ちのレンズが叶えてくれる、知る人ぞ知る裏技のご紹介です。
※フルサイズのEマウントカメラをお持ちの方限定情報になってしまいますこと、ご了承ください。

カメラのAPSCクロップモードをオンにすると、付いているレンズの焦点距離が瞬時に1.5倍相当の画角になることをご存じでしょうか。一番私がよく使う70-200mmの望遠レンズですが、APSC機能をオンにすると200mmのレンズが300mmほどになります。正確には「クロップ」しているため、画素数も一気に下がりますが、画素数の多いフルサイズカメラであれば、ポスターサイズに現像する場合はさておき、通常の写真プリントやタブレットなどで見るぶんには十分な画素数です。

設定から都度APSCクロップモードに切り替えるのは時間が掛かり、撮りたいシーンを逃してしまうため、事前にカスタム設定でカメラ本体にあるボタン上(自分の指が撮影中に押しやすい場所)にこの機能を割り当てて使うと大変便利です。カメラメーカーによって設定が異なるので、気になる方はYouTubeで検索してみてください。サッカーの試合を撮影中、引いた写真だけでなく、選手の顔をアップでも撮りたいときに、一つのレンズで両方が撮れるこのAPSCクロップモード、大変おすすめです♪

裏技やお助けグッズを駆使して、もっとカメラライフを楽しもう!

今回ご紹介した3つの裏技、いかがでしたか? 3つとも私が常日頃から活用している、自信をもっておすすめできる、お役立ちカメラ情報だと自負しております。裏技をモノにすることによって、より快適でストレスフリーな撮影につながります。みなさまのカメラライフがよりhappyなものになりますように♡

今月も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。また来月お会いしましょう!

WRITER PROFILE

Reiko
Reiko

サカママ歴3年目の2児(小1長男、4歳長女)の母です。
自分自身もゆるくフットサルを20年以上続けています。息子がサッカーを始めたタイミングでカメラ沼にはまり、週末はバズーカレンズを首からぶら下げながら、息子のサッカー追っかけをするのが今一番の楽しみです。コラムでは「サッカーと写真」を主テーマに、様々な角度からアプローチしていこうと思います。

Pick Up

走りが変われば、プレーが変わる!走力を伸ばすトレーニング

走力はトレーニングによって変わっていくもの。ここでは、サッカーの走りにつながるトレーニングをご紹介。回数をこなすより、一回でも“上手くできる”ことを意識して!

知っておきたい!サッカーで求められる走力とは?

サッカーにとって欠かせない「走る」という運動。実は、サッカーと一般的な走りには違いがあるって、知っていますか? サッカー選手に必要な走力について、アビスパ福岡でフィジカルコーチを務める野田直司さんにうかがいました。

【レポート】佐藤龍之介選手の母・希代子さんのパフォーマンスがアップする食事サポート

ファジアーノ岡山で活躍する佐藤龍之介選手の母・佐藤希代子さんを迎えて行ったサーモスpresentsのイベント。ここでは佐藤さんが心がけていた、食事にまつわるサポートをご紹介!

【サカママのキニナル】三笘薫選手の著書 世界NO.1選手になるための『VISION 夢を叶える逆算思考』って?

日本代表、そして世界最高峰のプレミアリーグで活躍する三笘薫選手の著書『VISION 夢を叶える逆算思考』。一見むずかしそうなタイトルながら、分かりやすく文庫化になり、実はサッカージュニアやサカママに響く120の「技術」と「理論」が綴られています。ここでは、その一部をご紹介!

【レポート】サイエンスxデジタルを使ったサッカー脳の鍛え方Vol.4

7月19日に開催した4回目となるSTEAM サカママイベント。ここでは、サッカープログラムを活用した講義やグループワーク、映像を活用したトレーニングの模様をお届けします!