記憶にも記録にも残したい。カメラ機材選びのイロハ
みなさま、はじめまして。7歳と4歳の二人の子どもを持つ、サカママ歴3年目のReikoです。「サッカーとカメラ」という少しニッチな視点で、今月からコラムを書かせていただくことになりました。一年間、どうぞよろしくお願いいたします。
私自身、中学生の頃にサッカーをはじめ、今でも(ほとんど動けませんが…)エンジョイで月1フットサルを楽しんでいます。「やる」はもちろん「観る」にもはまり、若かりし頃はJリーグ観戦だけではとどまらず、時には日本代表のアウェイ戦に弾丸で海外まで応援に行ったり、練習場まで足を運んだりと、生活の中心に常に「サッカー」がありました。
コロナ禍と育児休暇が重なったタイミングでカメラにはまり、望遠レンズを購入してからは、毎週末大きなバズーカレンズの付いたカメラを首からぶら下げ、息子のサッカーの試合を撮影しながら応援するのが、今一番の楽しみです!
サカママなら誰しもが、自分の子どもの試合を動画や写真におさめたことが一度はあると思います。携帯、カメラ、ビデオカメラ・・・選択肢が多いのは良いことである反面、新たに機材を購入しようと思うと、何を購入すれば良いのか迷う方も多いのでは。今回はサッカー撮影時の機材選びに関して、サカママ視点で特徴をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
携帯
メリット
広角で動画が撮れる。新たに購入する必要なし。操作が簡単。軽い。手軽。撮影中の画面が見やすい。撮影後のデータをシェアしやすい。写真を撮りたい場合、全体の雰囲気が撮りやすい。「試合の様子を撮影する」という目的は十分に果たせる。
デメリット
炎天下の長時間撮影は携帯が熱を持ち、「高温注意」アラートが表示され、しばらく利用制限されることがある(機種によって強い弱いはあります)。撮影中スマホが使えなくなる。まめにデータを移動しないと、メモリ不足になる。写真を撮りたい場合は、人物が小さくなりがち。ピンポイントで自分の子どもを撮影するには向いていない。
向いている人
追加で機材を購入せず、試合の全体像を手軽に撮影したい人。
ビデオカメラ
メリット
ズーム機能があり、遠くにいた場合も大きく撮ることができる。距離問わず動画がきれい。運動会や学校行事でも使える。撮影時に片手が空く。 操作がシンプル。レンズを交換する手間がない。テレビへの出力が簡単で試合の振り返りがしやすい。
デメリット
スマホと比べ水に弱い。機種によってはかなり高額に。携帯と比べ重い。撮影後のデータシェアがスマホと比べ複雑。高画質な分データ容量が大きく、アップロードに時間が掛かる。
向いている人
動画メインで高画質撮影をしたい人。長時間撮影をする人。サッカーだけでなく、運動会などの学校行事でも使用する人。
一眼レフ
メリット
表情も捉えた人物のアップ写真を撮るのに最適。とにかく写真、動画がきれい。背景をぼかした撮影ができる。レンズ次第では遠くからの撮影でもきれいな写真が撮れる。撮影時の設定をいじれるため、光の具合を見ながら、都度適した明るさの撮影が可能。オートフォーカスが速く、シャッタースピードを調整すれば、動きの速いサッカー写真も、まるで止まっているかのような写真が残せる。
デメリット
重い。大きくて荷物になる。高額。レンズ交換が発生する=荷物が増える。動画を撮る際、片手で撮影ができない。動画撮影時間が短い。サッカーの動画を撮る際は三脚が必要。
向いている人
ドラマチックなスポーツ写真を撮りたい人。画質が大事。レンズ交換をしてバリエーションある写真、動画を楽しみたい人。重いのが苦にならない人。
アクションカメラ
メリット
軽量でコンパクト。衝撃に強い。片手撮影ができ、手が疲れない。手振れ補正機能に優れている。水(雨)に強い機種が多い。高画質。広角で動画が撮れるため、全体像を撮るには最適。
デメリット
ズームに弱く、ズーム機能が搭載されていない機種も多い。子どもにフォーカスしたアップ撮影には向いていない。電池の減りが早く、動画撮影時間がビデオカメラと比べ短い。動画をテレビに出力するのが少々複雑。
向いている人
望遠撮影はせず、サッカーの試合を広角で撮影したい人。片手撮りでも手振れのない、滑らかな動画を撮りたい人。サブ機としてのもう一台を探している人。
ポイントなのは「一番撮りたいものは何か?」を自分に問いかけ、そこに合った機材を選ぶこと。買ってからの後悔がないよう、購入前に口コミをチェックするなど事前のリサーチがおすすめです。高額な一眼レフやレンズなどは、レンタルできるサービスもあるので、心配な方はそちらも上手く活用できると安心ですね。正解はひとつではなく、用途に合わせて使い分けてみるのもおすすめです。素敵な一台に出会えますように!