ジュニアアスリートとサカママをサポートする夏を乗り切るハーブの活用法
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。高2男子のサカママMikuです。毎日暑くて外に出るのも辛いなかで夏の合宿や遠征、大会など大忙しな夏休みを過ごしているのではないでしょうか?
身近にあるハーブや植物は、そんな夏を元気に乗り切るサポートをしてくれます。今回はハーブを活用した夏バテ防止や疲労回復、セルフケアについてお話しします。
運動の後に飲みたいハーブティー
疲労回復にはビタミンCと植物酸をたっぷり摂ると良いでしょう。スーパーでも購入可能なローズヒップティーは天然のビタミンCを豊富に含み、リコピンやβカロチンなどのカロテノイド(黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群)、果実酸やフラボノイドも含んでいます。運動後の肉体疲労時だけではなく、感染症やストレスによる体力消耗にも効果的です。
ハイビスカスティーもクエン酸やりんご酸、ハイビスカス酸などの植物酸が豊富で、アントシアニン色素、粘液質、ペクチンやミネラルなども含んでいます。そのため体内エネルギーの代謝を高めて運動による肉体疲労を回復してくれます。どちらも酸味があるため、お子様が飲みにくそうにしている場合は、よく冷やしてはちみつなどを加えてあげると飲みやすくなりますよ。
筋肉疲労に効果的な湿布をハーブで作る
市販や病院でもらった湿布を貼るまでではないけれど、違和感や痛みが少しあるときに役立つハーブ湿布の作り方をお伝えします。使用するハーブはユーカリ、ラベンダー、ローズマリーなどがおすすめです。
①ポットにハーブと熱湯を入れ、15分ほどおき成分を抽出します。
②ハーブを濾してできた抽出液をバケツや洗面器に入れて70℃くらいに冷まし、タオルを浸して軽く絞ります。痛みのある脚や腰、腕などの患部に当てて、しばらく置きます。
熱中症予防になるハーブ
熱中症が心配でお水のようにスポーツドリンクを飲んでしまいがちですよね。しかし糖分の摂りすぎも心配なところ。そこで日常的に摂ると良い熱中症対策になるハーブティーをご紹介します。
ペパーミント
清涼感を与え、体を冷やす効果があります。ペパーミントティーを冷やして飲むと、爽快感が得られます。
レモングラス
体をリフレッシュさせる効果があり、冷たいレモングラスティーは熱中症予防に適しています。
ハイビスカス
ビタミンCが豊富で、体を冷やす効果があります。ハイビスカスティーは冷たくして飲むと、酸味があって飲みやすいです。
シソ(ペリラ)
抗炎症作用があり、体を冷やす効果もあります。シソ茶を冷やして飲むと効果的です。
カモミール
リラックス効果があり、体の熱を下げるのに役立ちます。カモミールティーも冷やして飲むと良いでしょう。これらのハーブティーを日常に取り入れることで、熱中症の予防に役立つことが期待できます。もちろん、適度な水分補給やバランスの取れた食事、直射日光を避けるなどの基本的な予防策も忘れずに行うことが大切です。
お子様でも飲みやすいハーブを使ったスポーツドリンク
最後に手作りで安心、サカママが知っていて損のないハーブを使ったスポーツドリンクの作り方をご紹介します。
ハイビスカス&シトラススポーツドリンク
水 | 1リットル |
乾燥ハイビスカスの花 | 大さじ2 |
オレンジジュース | 1カップ |
レモンジュース | 1/2カップ |
はちみつ | 大さじ3(好みで調整) |
塩 | 小さじ1/4 |
作り方
- 水を鍋に入れて沸騰させます。
- 沸騰したら、乾燥ハイビスカスの花を加え、10分間煮ます。
- 火を止めて、鍋を冷まします。
- 冷めたら、ハイビスカスの花を取り除きます。
- オレンジジュース、レモンジュース、はちみつ、塩を加え、よく混ぜます。
- 冷蔵庫で冷やしてから飲むと、一層美味しくなります。
ハイビスカスの花はスーパーなどのお茶コーナーでも売っていますので、ぜひ作ってみてください。
熱中症対策をしっかりして、ママもお子様も夏のサッカーを楽しく怪我なく乗り越えましょう‼︎