【パリ五輪】大会前に押さえておきたい!なでしこジャパン7つのPOINT
2大会連続6度目のオリンピック出場を決めた、なでしこジャパン(日本女子代表)。予選リーグでは、スペイン、ブラジル、ナイジェリアと戦うことに。世界一を目指すなでしこジャパンの強みや注目選手を押さえておこう!
POINT1男子にも負けていない!ボールを前に運ぶスピード
なでしこジャパンには世界トップクラスの足もとの技術を持つ選手が多く、前へ前へとつなぐサッカーを展開。そのスピードは、男子にも劣らないほど。相手のコートでボールを奪い、積極的なプレーで日本の攻めに変える選手も揃っています。2017年からキャプテンを務める熊谷紗希選手(DF、写真左)の身体を張るプレーや積極的な攻撃、チームを1つにまとめる力にも期待!
POINT2攻撃の起点は長谷川唯
攻撃的サッカーの中心になるのは、つねに視野を広く持ち、ボールを奪ったら必ず前を向いてプレーする長谷川唯選手(MF)。どんなシーンでも長谷川選手にボールが渡れば、全員がゴールに向かい、日本の攻撃へ。相手にマークされても突破できるのは、マンチェスターシティ(イングランド)でプレーし、代表経験も豊富だからこそ。
POINT3ひと目でわかる!チームワークのよさ
10代の古賀塔子選手(DF)や谷川萌々子選手(MF)などフレッシュな選手からベテランが揃う18人のメンバー。ゴールを決めた選手は必ずベンチに向かって走り出し、控えの選手はもちろん、池田太監督や宮本ともみさんなどのコーチ陣にもハイタッチ。試合を見ているだけで、チーム全員が一致団結して戦っている様子が伝わってきます。
POINT4宮澤ひなたのスピードと得点力
2023女子サッカーW 杯では得点王を獲得し、今シーズンからマンチェスターユナイテッド(イングランド)に加入した宮澤ひなた選手(MF)。俊足を生かした足に吸い付くようなボールタッチを武器にし、宮澤選手がボールを持てばゴールに直結することが多数。海外選手にはつかみきれないリズムあるプレーで、強豪国相手にどこまで戦えるかに注目を。
POINT5強豪が相手の予選リーグ初戦の「スペイン戦」が重要に!
ボールを持った瞬間、スピードあるドリブルで一気にゴールへ向かうブラジルのマルタ選手(FW、写真右)や、ボールを吸い付けるようにキャッチするスペインのサンドラ・パニョス選手(GK、写真左)。海外のチームには身長が高く、スピードやバネの力など飛び抜けた身体能力を持つ選手が多いのも現実。初戦は世界ランキング1位のスペイン。フィジカルの差を逆手にとり、日本の強みを生かしたボールを奪いに行く攻撃的なサッカーができるかどうかが重要に。
POINT6攻守の切り替えが速い20歳の藤野あおば
所属する日テレ・東京ヴェルディベレーザでは、大事な試合で必ず点を決める藤野あおば選手(MF)。攻守の切り替えが速く、ボールを奪われたら奪い返し、得点につなげていきます。若いながらも臆さずに自分を出し、冷静にプレーする姿や、インパクトのあるシュートも見もの!
POINT7冷静にゴールを守る2人のゴールキーパー
GKに選ばれたのは、バネのある迫力あるプレーを武器にキック力もある山下杏也加選手(写真右)と173cmの高さを生かしてキャッチする平尾知佳選手(写真左)。2人の共通点は、ステップワークのスムーズさ、そして冷静にゴールを守ること。GKは1人のみ、且つ試合中に交代の少ない熾烈な争いのポジションであるものの、互いに支え合う関係だとチーム全体の強みに。試合前後の2人の関係もチェックして。
なでしこジャパンを率いるのは池田太監督
2021年からなでしこジャパンを率いているのは、池田太監督。「現場でお会いした時のこと。初対面の私に丁寧にご挨拶してくださり、とにかく低姿勢なんです。気さくな雰囲気もあり、人として素晴らしいという印象でした。チームワークがいいのも、監督の人柄が選手に伝わっているからだと思います」(秋山さん)。
日本代表のユニフォームを着て応援しよう!
「子どもたちは、ゴールを奪うプレーをたくさん見て、憧れの選手を見つけてほしいと思います。1人に絞る必要はなく、好きな選手のプレーをどんどん真似していけば、サッカー上達につながっていきます。一番大事なのは、自分が日の丸のユニフォームを着てピッチに立ってプレーしているのをイメージしながら見ること。そうすれば、夢が目標に変わっていくはずです。そのためにも、親御さんは子どもにユニフォームを買ってあげて、一緒に応援してほしいと思います!」(秋山さん)。
写真/Getty Images、野口岳彦(親子写真)