暑さや雷による試合の中止について
皆様こんにちは。北海道在住4人の男の子ママのめちです。肌寒い日が続いていた北海道も、いよいよ夏らしい気候となってきました。先日、三男の公式試合で、雷による中止という経験をしました。その際に感じたことをコラムにさせていただこうと思います。
雷雨での試合中止…子どもたちや親の想い
北海道の外サッカーのシーズンは4月頭から11月頭頃までの7カ月弱ほどで、その中でカテゴリー別での公式戦は1、2試合となっています。
三男が所属するU-10の公式戦は、この年代は今回の試合のみとなり、各チームこの試合に向けて気合いを入れて準備していたことと思います。
予選の日程が順調に消化されていくなか、最終日の日程は天気予報に雷マークがありました。なんとか試合ができれば…と願っていたのですが、雨は強くなり、予報どおり雷が鳴り始め、試合は一時中断され、車内待機となりました。
2、3時間車内待機し、試合ができるグラウンドを増やしてなんとか再開できるよう運営の皆様や指導者の皆様のお力により、試合を開始することができました。子どもたちももう一度気合いを入れ直して試合に臨み、順調に進んでいましたが、また雷が鳴り始め、再度車内待機となりました。
待機中、このまま中止の可能性もあること、その場合は全ての試合が無効となり、次のステージに進めるチームは抽選で決めるということが、各チームに通達されたことと思います。
子どもたちは試合をさせてほしい…と車内で泣いておりましたが、その通知が最終決定となってしまいました。
命にかかわる悪天候や熱中症と、スポーツとの向き合い方
公式戦の試合経験が次の年代へつながること、経験させてあげたかった…という各チームの無念が痛いほど感じられましたが、天候には逆らえないこと、また、この判断は子どもたちの命を守るためであったこと…頭では分かっていながらも、心の整理がつくまで親も子も時間がかかったことと思います。
この時期は悪天候だけでなく、熱中症から選手を守るために試合が中止となることもあるかと思います。
JFAのHPには熱中症対策ガイドラインが記されており、予防方法や試合実施の基準も明確となっています。雷に関しても、近年温暖化や環境の変化の影響に伴い落雷件数が増えていること、それに伴い、
①危険・兆候が確認されたら公式戦・練習にかかわらず躊躇なく中止すること
②周辺で雷注意報・兆候がある場合、専門的なウェブサイトで常時天候情報を確認すること
という記載がありました。
北海道も近年異常なほど暑くなってきていますし、子どもたちの命を守るため、中止もやむを得ないことと思います。
今回、試合ができなかった子どもたちは、試合ができることにより一層感謝することを学びましたし、私自身も試合をさせてあげたかった想いからなかなか切り替えることができませんでしたが、勝ち進んだチームの、中止となったチームのぶんまで…というお言葉が本当に心に沁みました。
今回は残念な結果となってしまいましたが、試合をすること、勝敗だけが全てではなく、このような経験も子どもたちにとって、成長につながると感じました。
子どもたちの命を守りながらなんとか試合運営をしていただき、最後は苦渋の決断だったことと思いますが、運営に携わっていただいた皆様にはこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。
これからも、サッカーができることに目一杯感謝しながら、親子で成長していきたいと思います!