U-23 RISINGSTAR FILE
かつてリオネル・メッシ(アルゼンチン/北京2008)やネイマール(ブラジル/ロンドン2012・リオ2016)も出場した五輪のサッカー競技。ブラジル、韓国など常連組が予選落ちするなど、熾烈な予選が繰り広げられた。サバイバルを勝ち抜いたスター候補生が集結するパリ大会の出場資格を持つ、23歳以下の選手を紹介する。
Facundo Buonanotte
メッシを彷彿させる左足
MF ファクンド・ブオナノッテ
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC
アルゼンチン/2004.12.23(19歳)
日本代表FW三笘薫とチームメイトの19歳で、イタリアのユヴェントスFCやドイツのボルシア・ドルトムントといった強豪も獲得を画策していた逸材。一人っ子で家族思いな性格から、家族にも常に気を遣ってくれたと語るブライトンを欧州挑戦最初のクラブに選んだ。
Mathys Tel
フランスの次期エース候補
FW マティス・テル
FCバイエルン・ミュンヘン
フランス/ 2005.4.27(19歳)
フランス屈指のタレント輩出クラブとして知られるレンヌから当時17歳でドイツのバイエルン移籍を果たした逸材FW。昨夏プレシーズンツアーで来日した際には川崎フロンターレ、マンチェスター・シティFCと対戦、シティ戦では1得点を記録。
Matsuki Kuryu
キャプテンシー溢れる20歳の闘将
MF 松木玖生
FC東京
日本/2003.4.30(21歳)
昨年、アジアサッカー連盟(AFC)年間最優秀ユース選手賞を受賞。2024 シーズンにはFC東京のキャプテンの一人に就任するなど、世代をけん引する活躍に代表でも期待がかかる。
Folarin Balogun
フランスで覚醒したストライカー
FW フォラリン・バログン
ASモナコ
アメリカ/2001.7.3(22歳)
日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルFCのアカデミー出身で、昨季所属したスタッド・ランスではFW伊東純也、現在所属のモナコではMF南野拓実が同僚と、何かと日本人と関わりがあるストライカー。育成年代ではイングランド代表としてプレー。
Mykhailo Mudryk
1億ユーロの男
MF ミハイロ・ムドリク
チェルシーFC
ウクライナ/2001.1.5(23歳)
昨年1月に1億ユーロ(約139億円)を超える移籍金でチェルシーに移籍したウインガー。今季から10番を背負っているものの、内向的な性格と語学力が影響して力を出し切れていない。
Enzo Fernández
W杯でブレイクした若きボランチ
MF エンソ・フェルナンデス
チェルシーFC
アルゼンチン/2001.1.17(23歳)
2022 FIFA W杯カタール大会でブレイクし最優秀若手選手に選出されると、直後に移籍したチェルシーでも主力に定着。国内のライバルクラブへ移籍した元チームメイトと対戦した際に「弱虫、腰抜け、チキン野郎」と煽りまくって話題に。
Suzuki Zion
規格外のポテンシャルを持つGK
GK 鈴木彩艶
シント=トロイデンVV
日本/ 2002.8.21(21歳)
小学校年代から浦和レッズのアカデミーに所属し、クラブ史上最 年少の16歳5カ月でプロ契約を締結。昨夏、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドFCへの移籍が報じられInstagramのフォロワー数が大きく増えたものの、移籍は実現せず。
Lamine Yamal
バルセロナの新たな至宝
FW ラミン・ヤマル
FCバルセロナ
スペイン/2007.7.13(16歳)
15歳9カ月でバルセロナのトップチームデビューを果たすなど、メッシを超えるさまざまな最年少記録を更新しているスペインの至宝。開催時期が近い欧州選手権(EURO2024)とパリ五輪の2大会参加には難色を示している。
William Saliba
フランス屈指の若手CB
DF ウィリアン・サリバ
アーセナルFC
フランス/2001.3.24(23歳)
各年代のフランス代表としてプレーし、アーセナルでも不動のCBとして君臨している。同僚の日本代表DF冨安健洋が、仲が良いチームメイトとして名前を挙げ飛行機でも隣同士で座るなど、ピッチ外でも親交が深い。
Alejandro Garnacho
若き日のロナウドに例えられる逸材
FW アレハンドロ・ガルナチョ
マンチェスター・ユナイテッドFC
アルゼンチン/2004.7.1(19歳)
クラブでともにプレーしたクリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせる若きウインガー。右足に『キャプテン翼』と『イナズマイレブン』のタトゥーが入っている。ロナウドを崇拝するあまりアルゼンチン代表では浮いてしまっている模様。