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新学期に見直したい20のこと-メンタル編

新学期に見直したい20のこと-メンタル編

環境が変化する新学期は、子どもの気持ちが不安定になりがち。サカママ自身も、親同士やコーチとの関わり方など心配なこともあるのでは?メンタルに不調がでる前に対策を知っておこう!

16.敏感な子は、新しい環境でストレスを受けやすい!

敏感な子どもは、新しいチームやクラスなど環境の変化に刺激を受けやすいため、適応するまでに時間がかかったり、ストレスを受けてしまうことがあります。子どもは、ストレスを受けると、無気力、不安になる、勇気がでなくなるなど内面にでるケースと、イライラする、親に反抗する、家で物にあたるなど外面(行動)にでてしまうケースがあるでしょう。どちらにしろ、新しい環境に対する不安が言葉にできず、こうした行動が起こってしまうのです。

17.「褒める」よりも「勇気づける」声かけが大切

新しい環境で子どもが不安そうにしていたり、先に記したような反応が見られた時は、とにかく勇気づける声かけを。「大丈夫!」「前も乗り越えられた!」など、今まで上手くいった経験などを踏まえて声をかけてあげるといいでしょう。子どもが変化に適応しようと頑張っている時は、「褒める」のではなく「勇気づける」ことが大事。褒めることで、評価されていると受け取ってしまい、それがプレッシャーになったり、褒められるための行動になってしまうこともあるからです。家ではリラックスできるように、普段より手厚くサポートしてあげることが何よりも大切です。

こんな声かけはNG!

「あの子はできている」「お兄ちゃんはこうだった」など、他の子や兄弟と比較してしまうと、子どもは傷ついてしまいます。

「 なんでできないの⁉」など親が感情的に言葉を発してしまうと、不安な気持ちに追い打ちをかけてしまうことに!

18.モチベーションUPには親子で目標を明確に

学年が変わったタイミングや新しいチームに入った時に、親子で何を目標にするかを話し合うといいでしょう。子どもに「どう思う?」と問いかけて気持ちを引き出し、一緒に目標をみつけてあげることが大切。抽象的な内容ではなく、「練習で1番大きい声を出す」「コーチに言われたことを練習して覚える」など、少し頑張れば手が届きそうな具体的な目標にすることです。それをクリアすることで、子どものモチベーションは高まっていくのです。「練習が楽しそうで、お母さんも嬉しい」「自分で準備してくれたからママは助かったよ」など親が喜びや感謝を伝えれば、子どもの自己肯定感が高まり、新しいチームで「頑張ろう」という気持ちにもなるでしょう。

19.チームの中で不安なことがあればコーチに聞いてみよう

サカママの中には「モンスターペアレントにはなりたくないから…」「こんなことを言ったら面倒くさい親だと思われそう」と、チームの中で気になることがあっても、コーチや監督に黙ったままでいることがあるかもしれません。確かにプレーについては、チームに任せることが大事。でも、チームの規則や子ども自身について不安なことがあれば、一度聞いてみるといいでしょう。遠慮しすぎて、親同士だけで勝手な憶測で話していると、大きな誤解が生じてしまうことにも。ジュニア世代は子どもたちだけで解決できないこともあるので、心配ごとは直接指導者に相談を!

20.サカママ同士の関係は焦らずほどよい距離感で!

子どもが所属する新チームだからこそ、頑張って馴染まなければと思うサカママもいるのでは?でも、チームによって親の関わり方は異なるもの。まずは焦らずに他の親同士がどんな距離感でいるのかを観察するといいでしょう。また、自分自身が、他の親と仲良くなって積極的に応援したいのか、ただ子どもを見守るだけでいいのかなど、どう関わりたいのかを考えてみることも大切。主役はあくまでも子どもです。チームのカラーと自分の気持ちを掛け合わせて、焦らずに一番いい距離感をみつけましょう。

先輩サカママ相楽さんの体験談

褒めても響かない子には感謝の言葉を!

「すごいね!」と褒めても、あまり子どもには響いていないみたい…と感じている方、いませんか? うちの次男は、まさにそのタイプ。それは「ママが褒める=上から良し悪しを評価している」と受け取っている可能性があるからです。評価されることに敏感な子には、「ありがとう」「嬉しい」など感謝の言葉を増やすと安心感が生まれ、自己肯定感も高まっていきます。子どもは親の声かけで、笑顔になったり、サッカーを頑張ったりするもの。親の声かけは、子どもへのプレゼントになっているんだと思います!

わからないうちが勝負です!

長男が小学1年生の2学期に、クラブチームから地元の小学校のチームに移ったんです。当時はまだ小学校にほとんど知り合いもいない状態。わからないうちが勝負だと思って、最初の3カ月は、練習の度に声をかけやすそうな方を探してどんどん質問しました(笑)。入ったばかりだったからこそ、何でも教えてくれましたし、当番に参加するうちに顔見知りの方もできました。チームの中での親同士の関わりは、ジュニア世代ならではのものです。いまや中学生になった長男のサッカーには、ほぼノータッチですから(苦笑)。親子でサッカーを楽しんでほしいと思います!

新学期に役立つリアルな情報満載!「サカママライターコラム」もチェック!

soccer MAMA WEB では、サカママライターとして選ばれた方々が、体験談やすぐに取り入れられるサポートなど、役立つ情報を発信中。ぜひ、参考に!

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