まるで漫画の世界…呼吸も忘れるほどのフットサル全国大会予選の試合
皆様こんにちは。北海道在住4人の男の子ママのめちです。北海道は雪解けも少しずつ進み、まさに三寒四温! 春はもうすぐのようでまだまだ…そんな気候のなか、北海道のフットサルシーズンも少しずつ終わりに近づいてきました。
今回は、先日行われたJFAバーモントカップ 全日本U-12フットサル選手権大会予選の試合について書きたいと思います。
フットサルの試合で唯一全国大会がある試合
予選を勝ち抜いたチームでの決勝トーナメントとなり、息子のチームは1つシードになっていたので、初戦の入りが重要でしたが、完全にリズムを掴めないまま試合が進みました。試合の流れが目に見えて分かるフットサルの試合…見ている側もハラハラドキドキ…心臓に悪いです。
前半は何もできないまま0-2で追いかける展開に。後半に入ってからは切り替え、早々に2点を返し試合を振り出しに戻しました。その後も相手チームの頑張りでまた1点取られるも、すぐに返し3-3に。今までは先制されたらなかなか取り戻すことができない子どもたちでしたが、この時点で強くなったなぁ…と成長に感動していました。
そして決めるところで決めきれず嫌な予感がするなか、絶体絶命のピンチ。フリーで抜け出した相手の選手とキーパーが1対1に…。息子のチームのキーパーが素晴らしい飛び出しでスライディングしましたが、ボールは手に当たってしまい、レッドカードで退場となってしまいました。
退場となってしまったキーパーは泣き崩れ…何が何だか分からない、異様な空気のなか試合が続行となりました。ハンドした場所からのフリーキックは壁に当たり、絶体絶命のピンチを切り抜けます。その後、息子のチームは1人退場中のため、フィールドプレーヤー3人で攻めて3人で守ります。
そんななか、コーナーキックから息子のチームの追加点!!信じられない展開のなか、変わらず相手の4人のフィールドプレイヤーを3人で死守…走り回る子どもたちの姿に言葉も出ませんでした。本当によく頑張っている…涙。こんな試合あるのだろうか。呼吸をするのを忘れるほどの時間でしたが、後半残り12秒…カウントダウンをしながら終了のホイッスルが鳴った時には、両チーム泣き崩れていました。
本当によく頑張った…強くなったなぁ…。相手チームの選手にも、本当に素晴らしい試合をありがとうという気持ちでいっぱいでした。ピンチはチャンスと言いますが、1人足りない状態で流れは完全に相手チームでした。そんな状況でも本当にナイスゲームを見せてくれた子どもたちに、あらためてスポーツは素晴らしいなと感じました。
次の試合は逆転負けで、次には繋がりませんでしたが、我が子は足が止まってしまったので、あらためて身体作りと今の課題についてしっかりと確認することができ、本当に素晴らしい大会となりました。
勝つチームがあれば負けるチームもある
得られるものは比べられないですが、目の前で繰り広げられた奇跡のような試合は、子どもたちの心にも強く残ったことと思います。
我が子は4月から6年生。ラストランが始まります。
ここまで育ててもらった指導者の皆さんとチーム、関わっていただいた全ての皆様に恩返しができるよう、この1年は今までとは違う、責任も持ちながら行動してほしいと思います。
そして何よりこのチームでできる最後の1年を心から楽しんでサッカーをしてほしいと願っています。