子どもの成長に寄り添う、シューズ選びの魅力
みなさまこんにちは。サカママ歴12年のmariです。今回のコラムは、サッカーをするのに1番必要となるサッカーシューズ選びを通して、我が家が経験してきたことについてお話ししたいと思います。
初めてのサッカーシューズ
幼稚園でサッカークラブに入ることが決まって最初に用意したのがサッカーシューズです。どこで購入したらいいのか。どんなものがいいのか。そもそも、トレーニングシューズとスパイクどちらが必要なのか。分からないことがたくさんでした。
先輩サカママさんから、時間があるならサッカーシューズをたくさん取り扱っている専門のショップがおすすめと聞き、近くにあったサッカーに特化しているスポーツショップに行くことにしました。
幼少期のシューズ選び
トレーニングシューズは、靴底がゴムの素材になっていて、小さなゴムのスタッドも付いています。土のグラウンドや人工芝の使用に向いていて、筋力がまだ発達段階の子には足への負担が少ないため履くのに適しているそうです。ポイントのしっかり付いたスパイクを履くのは、小学校中学年くらいからが多いです。
トレーニングシューズ(トレシュー)にも、マジックテープや紐、どちらもないタイプなどがありますが、ファーストシューズはマジックテープのタイプにしました。紐のタイプにすると、試合中に解けた場合自分で結べないといけないため、子どもが自分で結べるようになったら選ぶのがいいと思います。
サイズ選びは慎重に!
そしてサイズ選びはとても頭を悩ませるところだと思います。子どものシューズはメーカーによってサイズの展開が1cm刻みだったりとバラバラです。ジャストサイズにするか、少し大きめにするか迷うところだと思います。
サッカー専門のショップでは、コンピューターで甲の高さや重心などさまざまな角度からサイズを測っていただきました。そこでスタッフの方から言われたのが、「どうしてもすぐに大きくなるからと大きめを購入しがちですが、できる限りジャストサイズを選んであげてください」とのことでした。ジャストサイズだとボールを蹴るときにしっかり足に力が入るが、大きめだと靴の中で足が遊んでしまい、蹴り方が不安定になり本来の力が入らないらしいのです。
目安として5mmほどの余裕があるのが良いとのことです。シューズを履いて立ち、かかとを合わせて両足に重心がしっかり乗った状態で親指のつま先を確認してみてください。その時、余裕が5mm程度あるのがベスト!!
高校生になった息子は今でもスタッフの方に見てもらい、サイズを相談し購入しています。数ミリの差がやはりボールコントロールにも影響してくるそうです。年齢が上がると、合皮や天然皮など、素材によってサイズ選びも変わってくるので尚更サイズ選びは慎重になります。
小さい頃から自分にあったシューズを履くことはサッカーをする上でとても重要。やはり、サイズ選びは大切なのです。同じサイズでもメーカーによって、またはモデルによって全然違います。何を基準に選ぶかはさまざまだと思いますが、ぜひお子さまが最高のパフォーマンスを発揮できるシューズに出会えるといいなと思っております。
シューズ記録を残す
息子がサッカーを始めるにあたり、サッカーノートをプレゼントしました。プロの選手が小さい頃から書いていたというのをどこかで見た記憶があったからです。内容はなんでもいいと思います。子どもがその日の練習や試合で感じたことなど、振り返って読み返すことはそんなに多くはないのですが、当時何に悩んでいたか、どうサッカーと向き合っていたかを確認できることはとてもいいことです。またいつかサッカーノートについては詳しくお話しできたらいいなと思います。
そして、そこに書き留めておいてよかったと思うことが、シューズを購入した記録です。メーカー、サイズ、色、購入場所、購入した理由。これは後々、本当に参考になります。買い替えの理由がサイズオーバーなのか、消耗なのか。記録を残すことで買い替えのタイミングが分かってきますし、好みのメーカーやモデルも見えてきます。まだ小さい頃は見た目やお友達が履いていたりすることで選ぶこともあるでしょう。それがいつしか自分にあったシューズが分かるようになり、それを選ぶことでシューズが変わったタイミングでパフォーマンスが下がるということがなくなります。シューズの購入記録をとっておくことをおすすめします。
子どもは自分が履いたシューズのことはよく覚えていて、チームの誰が履いているかなども本当に詳しくなります。楽しそうにシューズについて語るお子さまのお話しにぜひ耳を傾けてあげてほしいと思います。
息子は思い出深いシューズはいまだに大切に飾ってあります。シューズ選びは子どもとのコミュニケーションとなり、思い出を刻んでいく瞬間にもなります。そんな時間をサカママのみなさまが楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。