これからサッカーを始める方へおすすめ!サッカーシューズの選び方について
こんにちは。暑さも厳しくなっていくなか、夏休みになるとサッカーの活動も活発になりますね。そんな中、息子のチームはフットサルの大会に参加することになり、室内用シューズを用意する機会がありました。今回は我が家のサッカーシューズ選びのエピソードと基本的な種類や選び方を紹介します。
衝撃を和らげ足を保護する、ボールを蹴りやすくする機能を持ったサッカーシューズは成長期のこどもにとって重要なアイテムとも言えます。これからサッカーを始めるお子さんがいるサカママ・パパに参考にして頂ければ幸いです。
サッカーシューズの選び方
サッカーシューズといっても種類があってそれぞれに使用用途が違いますので、詳しくご説明します。
スパイク
靴底(ソール)にスタッド(ポイント)という長くて大きな突起が付いており、グリップ力が高いです。スタッドが長いので柔らかい芝でもしっかり踏ん張れる分、足にかかる負担は大きいです。そのため筋力がついた高学年からの使用がおすすめです。
トレーニングシューズ
靴底に小さなスタッドが多数付いており、足に伝わる衝撃が抑えられるため足への負担が少ないです。スパイクと比べて固い土や人工芝での使用に適しています。コストもスパイクより抑えられるメリットがあります。歩行の衝撃を緩和させる土踏まず(足底臼蓋)の形成は7~9歳頃です。足への負担、怪我を考慮すると低学年の子どもにはこちらがおすすめです。
屋内用シューズ
屋内でのフットサル、雨天時に体育館で練習を行う場合に使用するシューズです。床を傷つけない仕様になっていて飴色のラバーソールが多いです。
サイズについて
スパイクを購入する前に足のサイズを測定する必要があります。事前に以下の2箇所を、メジャーを使って確認しておきましょう。
足長
こどもの足は成長のスピードが早いので大き目のサイズを選んでしまいがちですが、脱げてしまう、走る姿勢が変わる、けがの原因にもなるなどのデメリットがあるのでやめましょう。つま先に0.5cm〜1.0cmの余裕があって足指が動くのかを確認しましょう。
囲・足幅(ウィズ)
足によっては幅広の問題が出てきます。足囲と呼ばれる部分になりますが、子どもの足が幅記号でどこに該当しているか事前に調べておきましょう。
幅記号
E(細身)→2E・EE(普通)→3E・EEE(幅広・甲高)
※JIS規格なので海外では表記が違います。
①フィット感を重視する時は、シューズの購入の際に店舗にある測定器を使用し左右のサイズ、足圧を測定することをおすすめします。
②サッカーシューズの中には全く曲がらない商品もあるので手に持ってアッパー、ソールの固さをチェックしてみて下さい。足指が曲がろうとしているのにサッカーシューズが固くて曲がらないと足の自由な動きが妨げられるからです。
素材について
①人工皮革→合成繊維を加工して作られています。雨にも強くお手入れがしやすい、値段も抑えられますが、足に馴染みづらく、通気性が悪く蒸れやすいデメリットもあります。
②天然皮革→カンガルー皮・牛皮を使用しているため足の形に馴染みやすくフィット感がありますが、雨に弱く手入れが大変で、さらに高価になります。
スパイクの記号
スパイクの記号の読み方と意味を解説します。
FG(ファームグラウンド) | 天然芝 |
HG(ハードグラウンド) | 固い土のグラウンド |
MG(マルチグラウンド) | グラウンド・人工芝 |
TF(ターフ) | 人工芝・天然芝 |
SG(ソフトグラウンド) | 柔らかい土、雨でぬかるんだグラウンド |
AG(アーティフィシャルグラウンド) | 人工芝 |
IC(インドアコート) | 体育館など屋内 |
私自身、初めはこの記号について何のことか分かっていませんでしたが、ジュニアサッカーのスパイクはスタッドの種類で使える場所が異なっているので、商品説明欄【記号】にも注目してみてくださいね。
試着時は踵を合わせて紐を緩めて履き、立った状態で試着しましょう。荷重で足の形も変化するので注意してください。両足とも履いて左右のサイズに差があれば大きい方のサイズに合わせてくださいね。
好きなシューズを履くことでモチベーションUP!
シューズのデザイン、カラーの選択は、好きな選手のモデル、好きな色などを身につけることでモチベーションアップにもなります。親目線で言うと、目立つ色は観戦の際に我が子を見つける目印にもなるので派手な色、蛍光色がオススメです。子どもたちの体感で、夏場は黒のシューズを履くと暑くなるという声を聞きます。
シューズ選びの過程も大切な親子のコミュニケーション
我が家の息子の足の形状は、いわゆる甲高、幅広です。そのためスパイクを履き始めた頃のシューズ選びは難航しました。サイズ、足圧を計測し様々なメーカーさんのシューズを試着して選んでも実際にプレイすると本人から合わない、何か違うという事も何回かありました(泣)
最近では足の形状に合う、本人もプレイがしやすいスパイク、トレーニングシューズを2〜3メーカーのモデルに絞る事ができています。サイズアップ、破損の買い替えのタイミングに同じモデルを試着し本人の好きな色、デザインもその時々で選択し購入しています。新しいお気に入りのシューズを手に入れた時のこどもの顔は嬉しさとやってやるぞ!感があって選んでいる過程も親子のコミュニケーションの一つにもなっているように思います。
スポーツショップ、メーカーが協賛の大会では試着会もあります。そのまま試合にも使用できるので、実際に自分の足に合っているかを体感できます。けがのリスク、技術の上達を考えれば、ジュニア期のサッカーシューズは消耗品として捉えましょう。子どもがサッカーを頑張るためのアイテムなので、一緒に合う物を探して楽しめたら良いですね。