地域の方々に支えられている田舎のサッカーママ生活
興味を持ってこのページを開いてくれた方、はじめまして☆ サカママ歴3年半の竹村こずえといいます。サカママ歴はまだまだ他のサカママに比べ短いですが、コラムを発信することで、小学校3年になるサッカー女子娘の美砂、そして自分のサカママとしての成長につながればと思いますので、1年間宜しくお願い致します!
第1回目となる今回は、地元高知県四万十市での田舎のサッカーママ生活についてです。娘がサッカーを始めたきっかけや今の所属チーム、田舎でもこんなプラスアルファのサッカー活動にも参加できる! ということについて書きたいと思います。
習い事選び。するなら本気で!
主人も私もスポーツが好きで、娘が2歳の頃に地元の高知龍馬マラソンに夫婦で参加したあたりから、娘にはどんなスポーツの習い事をしてもらいたいか、と考えるようになりました。主人はバスケ、私は陸上競技経験者ということもあり同じ競技を考えたこともありましたが、娘には違う競技に触れさせたい! と思い、5歳の時、住んでいる場所から2時間はかかりましたが、サッカー体験をさせてみることにしました。もともと動くことは好きな娘で、その教室も楽しんでいたので、サッカーを始めることに決めました。
それから地元でのチーム選びを始め、四万十JFCというチームでは刈谷光児監督に、アルコラセオンスポーツクラブというスクールでは神野達朗コーチに指導していただいています。2年生になってからは1時間弱かけて女子チームの練習に週1で通うようになり、強度の高いサッカーに触れることができています。女子チームに入るまではサッカーから離れるか悩んだ時期もあったほどですが、今の環境になって娘がサッカーを好きになってからは、上達に向けて練習に取り組めているようです。
まだまだ、凄い!上手!と皆が注目するような選手ではありませんが、『するなら本気でする!』という私の中でのスポーツに対する心構えを身につけて欲しい! と思っていると同時に、技術面、心の成長にもつながればと思っています。田舎ならではの車での移動距離が長いことなど親の負担はありますが、それも夫婦での楽しみになっています。
ストレスを感じていた頃に出会ったスペイン式サッカー
娘がサッカーを好き!楽しい!と感じ始め、地元以外や、高知県、四国、日本のサッカー情報を読み漁っていた頃、見れば見るほど今の自分ではどうしようもない状況に直面し、ストレスに感じていたときがありました。その頃、スクールのコーチからバルサアカデミーキャンプ(2007年から毎年各地で開催されている、スペインのFCバルセロナ主催のアカデミーキャンプ)の案内が来たとき、これは絶対に行くしかないと感じました。
このキャンプが自分の中でのサカママ意識、考え方を形作ったようなものでした。バルサキャンプは練習メニューなども非公開なので内容は言えませんが、このキャンプで学んだことは私が探していたもの全てだったのです。このキャンプへ行くきっかけを作ってくれたコーチには感謝しています。また年に1回は参加したいと思っています。
また、私の住んでいる高知県西部である、西部地区サッカー協会でのスクールでは、セレッソ大阪スポーツクラブから来ている方など、いろいろな方が指導者として練習へ来てくださり毎回面白く、楽しみにしています。バルサキャンプを通して私の中での意識や考え方が固まって以降、田舎ならではの助け合いや、時々の新鮮さに支えられているなと思うようになりました。
地元を大切にしながら新しいことを取り入れサカママ生活を楽しむ
家族でサッカーをこれまで以上に好きになっていた出来事として、昨年7月に大阪府の長居競技場で行われた、Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2023(フランスのパリ・サン=ジェルマンの来日ツアー)の観戦がありました。帰って来た頃には国内外のサッカー情報を見ても自分の中でストレスではなくなり、娘の練習への取り組み方も変わったと思います。このことがきっかけで、今まで以上に地元のサッカーチームの応援やWEリーグ、Jリーグのサッカー観戦が家族の楽しみにもなってきました。
どうしようもない状況でも、さまざまな場所でいろいろな考え方を持って、子どものサッカーを応援している人達がいる。そんなことを思いながらいつものようにサッカー情報を読み漁っていた頃、サカママのサイトも知りました。このサイトは幼少からプロ、その他医学知識やサッカーのルールなど幅広く知ることができます。読者だったサカママのライターになれるとは思ってもいませんでしたが、少しでも同じ考えや、悩み事を持った方に寄り添えるようなコラムになればと思いますので、どうぞ1年間宜しくお願い致します。