高校生活にも繋がったサッカー合宿の経験と学んだ大切なこと
サカママの皆様はじめまして、今年からサカママライターとして活動させて頂きます。私は、サッカーをしている高校1年男子を育てるサカママ歴8年になります。今後ともよろしくお願い致します。
昨年の春から栃木にある高校のサッカー部に入部し、親元を離れて寮生活が始まった息子。そこで感じたのは技術の差同様、基本的な生活習慣の大切さでした。
今となっては息子も成長して、親元を離れて自分の意志で行動できています。そんな我が子もサッカーを始めた頃は、色々とサポートした思い出があります。今回は、息子がサッカーを始めた頃に経験した合宿のエピソードを紹介しつつ、その時に学んだ大切な事もお伝えしたいと思います。
合宿準備を通して子どもを信じることの大切さを実感
息子がサッカーを始めたのは小学3年生の春でした。周りの子に比べて、スタートが遅かった息子ですが「サッカーが好き」という気持ちだけで、周りの上手い子達に必死に食らいついていました。
そしてその夏に、人生で初めてのサッカー合宿を経験しました。普段なら親にやってもらうことも自分の力だけでやり切らなければならない合宿。サッカー道具をはじめ、必要な物をコーチから指示があり、当日までに準備をします。ここで親なら手を出して口を出して手伝ってあげたくなりますよね。
初めての合宿は親にとっても初めての経験でどのくらい本人に任せていいものかわからず、あれこれ一緒に確認しながら準備することにしました。コーチから配られた持ち物の表を見ながらボストンバックの中へ。
どこに何が入っているのか本人がわからなければ現地で困ってしまうため、中へ入れる作業は息子に全てやらせることにしました。何をどこに入れたかを親子で確認しながら初めての合宿準備を終えました。
このように始めは色々とサポートが必要だったりしますが、学年が上がっていくと、合宿経験も増えて親が何も言わなくても全て自分で準備ができるようになっていきました。成長するまでに、失敗することも成功することも、全て子どもに任せて信じ、下手に口出しをしない姿勢でいることが大切ですよね。
気づきの多い合宿経験で、親子ともに成長
先ほどお話ししたように合宿は親から離れて自分の力で乗り越えなければならない場面がたくさんあります。体調面・食事面・メンタル面、全て自分で管理しながら合宿中は生活をしなければなりません。みんなと協力してやること、自分が率先してやるべきことなど様々です。
それはサッカーの試合時も同じで、スターティングメンバーでもメンバー外でも、自分の立ち位置や役割を理解して行動していく。するとチームが良い方に傾いたり、みんなの気持ちも一つになったりしていきます。
それは私たち親にはどうすることもできない、ピッチの中やベンチでサポートにまわる子ども達が、自分で考え行動に移さなければならないのですよね。だからこそ、親は普段から我が子を信じて見守り送り出してあげることが大切だということは合宿を通して学ばせていただきました。
自分のことは自分で対応する練習はとても大切
小学生(低学年)の時期は、1人で自分のことをするのはまだまだ難しいですよね。日々の学校の準備も完璧に自分で準備できない状態なのに、合宿の準備を1人でやらせるなんて考えられない‼︎と思う気持ちもあるかもしれません。
誰だっていきなり対応するのは難しい。ならば少しずつ様子を見て、サポートするという事の距離をとる練習を親もして行きましょう。普段のサッカーの練習の準備から信じて、黙って見守ることから始めてはいかがでしょうか?将来、必ず大きなチカラとなって子どもを大きく成長させてくれることでしょう。