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他人と比較せずに子どものやる気アップや成長に繋げる方法

他人と比較せずに子どものやる気アップや成長に繋げる方法

みなさんこんにちは。前回のコラムでもお話ししました、長男の高校サッカー最後となる選手権。順調に1・2・3回戦と勝ち進みいよいよ目標としていた決勝トーナメントの道へ進む事になりました。驚く事に決勝トーナメントへ行くのは10数年振りらしいのでとても嬉しい事です!

次男も一緒に試合を見ていたのですが、試合を見終わった後にこんな事を言っていました。「高校サッカーって、もう子どもに怒鳴ったり試合の後に怒ったりしているお父さんとかいないんだねー(笑)」と。これを聞いた時は思わず笑ってしまいましたが、つい最近まで小学生だった次男からすると、この光景はきっととても新鮮だったのかもしれません。

色々な試合会場の沢山のチームが集まる中で、親からプレーについて怒られている子ども達の姿をよく目にしてきたそうで、次男からするとこの高校サッカーでの試合は、とても快く楽しそうに見えていたのだと思います。

今回は、サッカーで他の子と比べてしまい親がイライラや不安に思ってしまう時があると思うのですが、そんな時のオススメ対処法や成長に繋げる方法などを実体験も交えてお伝えしたいと思います。

他人との比較はプレッシャーを与える?

子ども達がスポーツをしていく中、特にサッカーなどの団体競技となると、周りの子と比べやすくなってしまい自分の子どもの劣っている所を指摘してしまいがちになってしまう事も多いのかなーと感じています。

私もサッカーに限らず、長男の時は第一子という事もあり、周りと比べては劣ってしまっている部分にばかり目がいってしまい、少し焦ってしまう事もありました。でも気になっている事を子どもに言った所で、すぐに出来る様になる訳でもありません。かえって子どもへプレッシャーを与えてしまい、プラスになる事はないと気付いてからは、私なりに実行してきた事があります。それは、比較対象を自分の子どもの数日前の姿と現在の姿にする事です。

子どもの成長を実感する方法とは?

例えばサッカーだったら、昨日は5回しか出来なかったリフティングが1週間後には10回できた!たった5回だけど、コツコツと一生懸命に努力して回数が増える事で、子どもの自信にも繋がると思います。「1週間前は5回だったんだよ?すごいねー!」なんて言葉に息子からは「じゃー、また1週間たったらこんどは15回になるかもだね!頑張ろー!」とワクワクしながらリフティングをしていた事もありました。

ある時は試合でドリブルが上手く出来なく落ち込んでいたけれど、次の試合では2人もかわせた!なんて時も「前の試合覚えてる?あの時は出来なかったけど、今日は出来たじゃん!」と少し前の子どもの姿と今の子どもの姿の成長を比べる事をしてきました。

そうする事で、少しずつですが確実に成長している事に親はもちろん本人も気付けるので「俺、前よりも出来る様になったなー!」なんて事を口にし、自分の成長に喜びを感じている姿も見られる様になりました。

こんな感じに比較対象を自分の子ども(過去の子どもの姿)にする事で、保護者のイライラも少しはなくなるのではないかなーなんて思います!なにより、子どもは1番身近な親に一生懸命やっているサッカーで怒られてしまうのはきっと悲しいと思います。反対に親から褒められるって1番嬉しいと思います。

 

家族からの褒め言葉が一番の応援

少しサッカーと話が逸れてしまうかもなのですが、前に長男の大学進学の進路説明会へ行ってきたのですが、その時の講師の先生が最後にしてくれたお話しがとても心に残りました。

「子どもはね、特に男の子はお母さんに褒められるのが何よりも嬉しいんです。身長もお母さんより大きく、声も低くなって、髭も生えてきます。生意気な事も言ってきます。でもそんな高校生でもお母さんから褒められる事って本当に嬉しいんですよ。どうか沢山褒めてあげて下さい。家族からの応援が1番なんです!」と。

これを聞いた時に、高校生でもまだ褒められて喜ぶなら小学生、中学生なんて尚更だろなーと思いました。

肯定的な声掛けがやる気を生む

普段の生活でも思い返してみると、子どもが反発してくる時ってほぼほぼ私がちょっと否定的な言葉を言った時だったりするし、肯定的な言葉を掛けた時は表情からも態度からも「嬉しい」が見られます。

先日に長男の試合後の保護者(母親達)からの声掛けを聞いていると「よく頑張ったねー!すごいよー!おめでとう!」と、これにはどの子ども達も満面の笑みで答えてくれました。もちろん、これまでに負けてしまった試合も当然ありましたが、その時の声掛けも「よくやったよ!頑張ったねー!お疲れ様!次があるから!」と、聞いているこちら側も気持ち良いなーと感じました。子どもの年齢が小さければ小さい程、前向きな声掛けをすればきっと「また頑張ろ」と思えるのかなーなんて思いました。

 

比較するよりも子どもの成長を一緒に喜ぶ

中学生から本格的にサッカーを始めた長男ですが、当初は足も遅く体も小さい。周りとの差は歴然でしたが、今となってはもうその差も感じない程の試合を見せてくれました。

そんな長男の選手権の試合を見てきて思った事は、小中学生の頃のサッカーでの個人差、『足が速いや遅い』『体が大きい小さい』『試合に出れる出れない』など、サッカーをしているとたくさんの悩みが出てきます。

ただ、これらは本当に通過点にすぎないのだなーと実感したので、比べたり悩んだりするよりも、子どもの成長した姿を一緒に喜び楽しむ方が親子共に良いのではないかなーと思いました。

WRITER PROFILE

yumika
yumika

大学1年と中学2年のサッカー大好き兄弟を持つサカママ。サカママ歴9年。
子ども達のサポートで心掛けている事は、自分の時間も大切にし、ストレスフリーなサカママライフを送る事。マイペースで常にポジティブ思考な子ども達とのサッカーでの出来事などを発信していきます。少しでも参考になったり、共感して貰える事があれば嬉しいです。