サッカーキッズの中学受験いつから準備始めるの?【Monocular #16】
サカママの皆様、いかがお過ごしでしょうか。サカママライターのマツユミです。
まずは、今年度から小学校や中学校にご入学されたサッカーキッズと保護者の皆様に「おめでとうございます!」を届けたいと思います
また、4月から新しいサッカークラブで汗を流しているサッカーキッズも少なくないのではないでしょうか。それぞれの門出にエールを送りたいですね。実は我が家も長男が、中学校入学と新しいクラブチームでの活動を始めたところです。
そこで、今回のコラムでは、息子が中学校に入学するための道のり、いわゆる「中学受験」について綴りたいと思います。今年度に受験を控えるお子さんやこれから受験を考えるサッカーファミリーの参考になればと思います。
中学受験を意識したタイミング
さて、我が家が中学受験を意識し始めたのは、小学校4年生の春です。周りのお友達が塾に通い始めたタイミングで、息子も私立中学受験対応の大手塾に通い始めました。私も夫も私立中学校出身のため「高校受験」に対する漠然とした不安を抱いていたのも、息子の受験を後押ししました。
しかし、当時小学校4年生の息子は、平日3日のサッカー練習、土日は練習もしくは試合に参加し、文字どおりサッカー漬けの日々を送っていました。週2日の塾もなんとなく通い、毎週土曜日実施のテストも不参加の日が続きました。
もちろん、成績順で構成される塾のクラスは常に最下位(笑)。それでも、そんなことは全く気に留める様子もなく、ただひたすらボールを追いかける息子に塾の先生も呆れていましたね。
オープンスクールは早めの参加がオススメ
勉強は全く進んでいませんでしたが、この時期に力を入れたのは「学校訪問」です。毎年夏ごろから多くの中学校で小学生と保護者向けに学校の説明や施設の見学、部活動の体験・授業に参加できるオープンスクールが開催されます。
しかし、オープンスクールは、その多くが土日の開催のため、サッカーと時間帯が被ってしまいます。特に、5年生・6年生になると公式戦が一気に増え、トレーニングマッチやカップ戦も頻繁に実施されるため、土日は朝から夜までサッカーということもしばしば。そこで、我が家は、まだ少し時間に余裕のある4年生の時にオープンスクールへ積極的に参加しました。
4年生時に学校訪問をしたおかげで、その後5年生・6年生の時には、学校訪問の日程を気にすることなくサッカーに打ち込むことが出来ました。
明確な目標を親子で共有する事の大切さ
また、早い段階で様々な学校を見学したことで、進学先に関して親子でしっかりと話し合う時間を確保できたことやそのほかにも収穫がありました。第一に息子にとって憧れの中学校に出会ったことです。明るくオープンな校風や在学生、先生たちの優しく前向きな様子に共感したそうです。
第二に、親子で進学先のイメージに異なる視点があることに気がつきました。当初、保護者である私や夫は、息子がサッカー部をはじめスポーツに強い学校を希望するだろうと、考えていました。しかし、本人は「サッカー」と「学校」は別にしたい、中学校内ではスポーツ以外のことにもチャレンジしたいという強い思いがあることを知りました。
そして、第三になぜ中学受験をするのかという明確な目標を親子で共有できたことです。この3つの発見は、その後5年生、6年生と続く受験とサッカーの両立にとても前向きな影響を与えてくれました。
受験とサッカー両立の難しさ
実は、4年生の時点では、オープンスクールで出会った「憧れの中学校」にはどれだけ逆立ちしても届かない状態でした(汗)。しかし、その後も親子でサッカーと受験勉強の両立を試行錯誤しながら取り組んだ結果、4月からはその憧れていた中学校に通い始めました。
我が家の経験談が全てのご家庭に対してお役に立てるかどうかわかりませんが、サッカーと中学受験の情報がまだまだ十分でない中、少しでも参考になればと思います。ご質問等ありましたらぜひお寄せください。