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教えて!カントク!FC Consorte(東京都)大串祐一郎監督

「中学サッカー進路」について、サカママからの疑問に監督が答えます。ただ上手さだけを追求するのではなく、サッカーを通した人間教育の大切さについて、耳を傾けてみてください。

FC Consorte
(東京都)
大串祐一郎監督

中学年代のサッカー進路はいつ頃から考えるべきでしょうか?

Jリーグ下部組織などを考えるのであれば、早くて5年生くらいから考えるべきかもしれません。我々のようにジュニア(Refino)のチームから、ジュニアユースに繋がっているクラブチームであれば、6年生に入ってからで大丈夫だと思います。

クラブチームにおける中学の部活動との違い、部活動と比較したクラブチームの良さとは何でしょうか?

家族、学校、サッカー、各環境での自分を持つことができ、自立する場が持ちやすくなることが挙げられます。セレクションのあるチームが多く、同じ目標・価値観を持った選手たちと切磋琢磨しやすい環境であり、プロコーチのいる環境下で向上心・探求心を持って高みを目指すことができるところでしょうか。

自チームにおいてはスペイン(バルセロナ)・アルゼンチン(ブエノスアイレス)への個人留学を進めてきましたが、3年前からは夏休みにチームでのアルゼンチン留学を行なっています。アルゼンチンでのボカジュニアーズ、リーベルプレート、サンロレンソの同年代の選手たちとの対戦や交流、そして歴史、文化に触れることで世界(海外)が遠い書物や映像のものではなく、直に肌で感じたかけがえのないものになっていると思います。

そして中学卒業後、再度南米へチャレンジに行く選手も出てきています。そういったさらなる成長・飛躍へのチャンスを作ってあげられる場所にもなっているのも、クラブチームの良さではないでしょうか。

中学年代の育成について、大切なことは何だとお考えですか?

サッカー後進国の日本において、出来るだけ高いレベルの意識を持てる環境に身を置き、自ら高みを目指し続けることだと思います。その高みを目指して行くためにも身体作り、学校生活(勉強)、応援してくれる家族との生活をも充実させていく人間力の形成こそが重要だと考えます。

クラブチームでの活動と学業は両立できるでしょうか?

クラブチームに通わなければ勉強するのでしょうか? クラブチームというよりも自分が高みを目指す(行きたい高校選べる状態にする)ためにも、学業は必須になるのです。「できる、できない」ではなく、どちらも頑張らなければいけないものです。今までの選手たちを見てきても、皆勤で活動している選手でも高偏差値の高校への進学者は多いですよ。

中学年代の保護者のサポートについて、どういったことが大切か、また保護者はお子さんとどう向き合うことが大事だとお考えでしょうか?

小学生年代と違い、チームから保護者への連絡ではなくコーチと選手の直接連絡で、ほとんどの活動が進んでいきます。子ども扱いせず、一人のサッカー選手として接していきます。

お家で選手とコミュニケーション(会話)が取れる家庭は良いでしょうが、選手によっては極端に会話の量が減ることがありえます。そうなると少し不安になるのかもしれませんが、それは自分で情報を掴み・考えて行動し始めているという「自立へのスタート」と捉えて見守ってあげるのも大切かな?と思います。しかし、中学生ですから、まだまだ情報処理能力は高くないので、いつもと違った態度や言動があったときには、声を掛けるなどは家族として接してもらうといいと思います。

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