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卒団間近!チームメイトから一生の友へ【Monocular #15】

卒団間近!チームメイトから一生の友へ【Monocular #15】

サカママのみなさま、いかがお過ごしでしょうか?サカママライターのマツユミです。
暖かい日が増え、春を感じることが多くなりました。春といえば出会いと別れの季節です。特に、ジュニアサッカーに別れを告げる6年生にとっては、大きな変化を経験する時期ですね。

サカママWEBでも「卒団式」に関する様々な情報を発信していますが、今回のコラムは、卒団を控えた息子と仲良しチームメイトたちに、それぞれのジュニア時代をインタビュー形式で振り返ってもらい、その内容をQ&A形式で綴りたいと思います。

褒め上手になってやる気アップ

サッカーグランド 

子どもたちの言葉には、ジュニア時代の苦楽を通して獲得した、サッカー選手としてのヒントがたくさん詰まっています。普段はなかなか聞けない子どもたちの本音に迫ることで、私たちサカママにとっても今後の応援や声かけ、振る舞いの参考になるかと思います。

まず、これは聞いておきたい!ということで、「嬉しかった言葉」と「悲しかった言葉」の2つをインタビューしました。「そんなこと言ったかな?」と思うくらいの何気ない一言が、実は子どもたちの心に残っているようです。

質問1:ママ・パパに言われて一番嬉しかった言葉

  言葉 理由
Fくん 「コーチが褒めていたよ」 厳しいコーチから息子の好プレーを褒めてもらい、パパやママが喜んでいるのが嬉しかった
Kくん 「頑張ったじゃん」 頑張りを認めてくれたことが嬉しかった
Eくん 「よく頑張ったね!その調子」 背中をさすりながらの一言で前向きになれた
Tくん 「やるじゃん」 次も頑張ろうという気持ちになった

質問2:ママ・パパに言われて一番悲しかった言葉

  言葉 理由
Fくん 「また次があるよ」 1試合1試合の大切さを理解していない
Kくん 無言 普段は明るいママとパパからの無言の圧力がきつかった
Eくん 怒りの一言 いつもは前向きなアドバイスをくれるママやパパから怒られるのが辛かった
Tくん 「次は頑張ろう」 すでに頑張っているから

子どもたちにとって、「自分の頑張りを認めてもらった」という経験がポジティブな影響を与えることがわかりますね。その一方で、「自分のサッカーへの思い」を理解してくれないことや「普段と違うママやパパの姿」に心を痛める姿があります。

サッカー選手としての教訓

次に、もし昔の自分にアドバイスできるとしたら、何を伝えたいかを聞いてみました。ただがむしゃらにボールを追いかけているだけに見える子どもたちも、それぞれの経験から「サッカー選手としての教訓」らしきものを獲得していますね。

質問3:昔の自分に伝えたいアドバイス

  言葉 理由
Fくん キーパーも楽しいけどフィールドも経験して ひとつのポジションにこだわらず、色々なポジションを経験した方がプレーの幅が広がる
Kくん 悔しさをバネにして うまくいかない事もあるけどあきらめなければ強い選手に成長できる
Eくん 右足の練習も怠るな 得意な利き足はどんどん練習するけれど、逆足は自分で強く意識しないと上達しない
Tくん 考えながらバーあて練習をしろ 両足のキック力向上のために、ただ単に蹴るのではなく頭を使った練習が効果的

小学生年代をサッカーに多くの時間を費やしてきた選手たちのアドバイスは、深いですね。悔しい経験や悩んだことがあったからこそ、子どもたちはたくましく成長していくのかなと感じます。そして最後は、サカママが悩むお弁当のヒントを聞きました。私自身も早朝からのお弁当作りに悩まされた日々を思い出しました。

番外編:大好き弁当とがっかり弁当

  大好きな弁当 がっかりな弁当
Fくん 熱々味噌汁弁当 フタを開けたらおにぎりだけ
Kくん おでん弁当 フタを開けたら空っぽだった
Eくん サラダたっぷり弁当 デザートにフルーツが入ってない
Tくん 冷やしうどん弁当 真夏に熱々カレー弁当

季節にあったお弁当が子どもたちの心をつかむようですね。ちなみに、Kくんママは弁当箱を間違えて渡してしまい、後で届けたそうです(笑)。

サッカーを通じて一生の友人へ

さて、Q&A方式で進んだ今回のコラムはいかがでしたでしょうか。
実は、仲良し4人組はそれぞれ別のジュニアユースに進みます。一人ひとりのサッカースタイル、ジュニアユースでの目標や将来の夢を叶えるために選んだ道です。新しいフィールドに向かおうとしている子どもたちに最大のエールを送りたいと思います。

インタビューの最後に子どもたちのコーチでもあった、Eくんパパから「これからはチームメイトではなく一生の友人だぞ!」と言葉を頂きました。子どもたちを通して出会った、明るいママたちや熱血パパたちも本当に素敵な仲間だなと改めて感じた時間でした。

すべてのサッカーキッズにとって「一生の友人」に出会うジュニアサッカーになるといいですね。

ママたちで考えた仲良し4人組の卒団ギフト 
ママたちで考えた仲良し4人組の卒団ギフト

WRITER PROFILE

マツユミ
マツユミ

「みんなちがって、みんないい社会とは?」を日々考える社会科学系研究者。2人のボーイズ(12歳・9歳)を育てるサカママ。兄は、サッカー8年目。一方、弟は兄の影響でサッカーを始めるも、現在はアイスホッケーに夢中。スポーツ医の夫と愛犬の5人家族。

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