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FC東京のディフェンスリーダー・森重真人がプロで16年間トップを走り続けられる理由

プロ16年目、FC東京のセンターバックとして13年間チームをけん引してきた。その背中は見る者の手本となり、若手選手がコンディショニングの参考として常に名を挙げるのが森重真人だ。かつてワールドカップに出場し、FC東京の精神的支柱にしてチームを統率するリーダーが、常にトップで居られる理由とは──。

※このインタビューは2022年10月末に行われました。

 
FC東京で13年目のシーズン、5年ぶりにキャプテンに復帰。リーダーシップを発揮しチームを統率する。

なぜ痛いのか、その構造的な理由から対策を立てる

──広島皆実高校時代、パフォーマンスを維持するために心がけていたことは?

「当時はコンディションを意識したことがなくて、唯一意識していたとすればご飯をいっぱい食べることくらいでした。本格的に意識し出したのは、プロに入って4年目。ヒザのケガによりパフォーマンスを落としたことがきっかけで、カラダのメンテナンス、練習に対する準備をするようになりました。周囲と比べても遅いくらいだったと思います」

──具体的に取り組んだことは?

「まずは自分のどの状態が悪いのかを知ることから始めました。例えばヒザが痛いのなら、なぜ痛いのか、ということをトレーナーに相談する。ここの筋力が落ちてくるとヒザに影響する、この筋肉が硬くなってくると、別の場所で痛みが出やすくなるなど、身体的な構造から理解しました。チームメイトや先輩などが実践していることも積極的に取り入れました」

──原因を理解するということですね。

「そうですね。そこを理解した上でストレッチや補強トレーニングで何をすればいいのかを聞いて実際にやってみる。繰り返しやってみることで、自分のどこが弱いのか、どこが硬くなりやすいのかが、段々と自分のなかで固まってきます。そして練習前にやることが決まって、それがルーティン化していくんです」

──それはどのくらいで確立されたのですか?

「いや、内容はどんどん変わっていくんですよ。取り入れたいものがあれば、都度ルーティンを変化して試行錯誤をしていく。常にバージョンアップしていくイメージですね」

カラダは変わるから、コンディショニングも変わる

──いまだ変化を続けていると。FC東京の若手選手に話を聞くと、いつも最初に練習入りするのが森重選手だと聞きます。

「何も一番に練習場に来ることが目的な訳ではないですよ(笑)。自分の状態を把握してると、練習前にやるべきことがどのぐらい時間がかかるか分かってくるんです。そうして年齢を重ねていくと必然的にやることが増えて、時間も増える(苦笑)。本当は僕も5分前に練習場に来てパッと練習を終わらせて帰りたいですよ。でも、今はもうそんなカラダではない。2017年に大きなケガ(※左腓骨筋腱脱臼により全治4カ月)を負ってから、より自分のカラダの状態を見極めながらやるようになりました。ちょっとやることが人より多いだけなんだと思います」

──その森重選手の背中をみて自分を律するようになった選手が多くいるのも事実だと思います。ちなみに連戦で心がけていることは?

“ローパワートレーニング”といって、今年の夏から毎日欠かさず20分以上ジョギングに取り組んでいます。(長友)佑都君の知り合いの専門家を紹介してもらって、個人的にはかなり効果を感じています。連戦で疲れが溜まっていても、90分間疲れにくくなっているのを実感しています」

 
2014年ワールドカップブラジル大会では、盟友の長友佑都(右)とともに第一試合のコートジボワール戦でフル出場し、守備の主軸を担った。

──成功体験が数多くあるベテラン選手ほど新しいことを取り入れることに抵抗感があるのかと思っていました。

「たしかに僕も今までやってきたルーティンを変更するのが怖い時期がありました。でも一回思いきって変えてみると、結果的にそれがすごく良かったんですよね。ルーティンになると、モチベーションがなくても続けられる利点があります。何も考えなくていいですからね。ただし、それでは成長もないし、気づきも少なくなります。年齢を重ねることでカラダは変わっていくのですから、コンディショニングにも変化がないと維持をするのは難しいと思います」

自分が食べたいものではなく、カラダが必要なものを摂る

──FC東京では定期的な検査で選手の体調を数値化して管理されているそうですね。

「チームが選手のために環境を用意してくれています。例えば血液検査の数値で貧血気味であれば、適した食材を摂る、中性脂肪が多めであれば食べるものを変えるというアプローチをしてくれます。身体的なところではフィジオセラピストの中村(有希)さんが、FMS測定(Functional Movement Screen)といって7種目のトータルスコアで機能的可動性や安定性を評価してくれます。例えば、この数値が悪くなっているから放置するとケガにつながるので、こういったストレッチをしようと提案してくれます。可動域などは効果的なエクササイズを毎日することで数値が上がるし、その効果を実感できればモチベーションにもつながります

──食事は年齢によって変化がありますか?

「そんなに変わらないですね。魚は基本的に毎日食べて、バランスの良い食事を摂っています。バイキングなどでは、自分が食べたいものではなく、カラダが必要なものを摂るということを若い頃からずっとやっています。ただし、調理法さえ気をつければ食材はけっこう好きなものを食べてストレスを溜めないようにしています。シーズンは長いですから、息抜きをするのも長続きするコツだと思います」

──サプリメントはどのように取り入れていますか?

「本格的に飲み始めたのはプロに入ってからですね。今は不足しがちな鉄分、ビタミン、そしてアミノバイタル®を飲むようにしています。昔は朝、昼、晩とサプリメントを摂っていましたが、それが負担に感じるようになったんです。それで今では練習後だけ、『アミノバイタル® プロテイン』と『アミノバイタル® GOLD』、そしてオレンジジュースを毎回飲んでいます。あと試合では直前とハーフタイムに『アミノバイタル® パーフェクトゼリー』を飲んでいます。ゼリーは手軽に摂取できるのがいいですね」

自分のカラダを常に「監視する」こと

──プロ16年目、ここまでトップで続けられている要因は何だと思いますか?

「やっぱり自分のカラダを知ることじゃないでしょうか。日頃から目を向けることで『あれ、いつもとなんか違うな』っていう小さな気づき・変化が分かってくる。その僅かな違和感が小さいうちに見つけることが大事ですから。自分のカラダを常に監視することが大切だと思ってます」

──高校生に今、何をすべきかメッセージをいただけますか?

「僕は高校時代にできませんでしたが、自分のカラダに対して、しっかり考えてほしいですね。足が痛いから病院に行く、ではなくてなぜ足が痛くなったのか。そこまで考えられるようになると、自分のカラダを知るきっかけにもなると思います。高校を卒業して大学、プロと環境、スピードの変化によってケガをする可能性が増えていきます。そこで知識がある人とそうじゃない人との差が出てくる。自分のカラダを知ることを、早い内から取り組んでほしいです」

 

森重選手の試合当日の食事メニュー

朝食:ご飯、味噌汁、卵料理、魚、サラダ
昼食:ご飯、味噌汁、チキン(油すくなめ)
軽食:おにぎり、バナナ、きな粉餅
試合後:ローストビーフ丼(肉中心)

「試合の日の食事はシンプルを心がけ、朝、昼は主食をしっかり食べるようにしています。なので軽食ではおにぎり一つ、あとは直前とハーフタイムに『アミノバイタル® パーフェクトゼリー』を飲んでいます。試合後は疲労が溜まらないように肉料理中心に糖質をとるようにしています」(森重)

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写真提供/©F.C.TOKYO