尚志高校・仲村浩二監督に聞く!「トータルコンディショニング」ができる選手とは!?
昨年度の高校サッカー選手権でベスト4に進出した尚志高校(福島)。厳しい夏の連戦を勝ち抜くために、日々のコンディション維持は欠かせない要素だ。体調管理の難しい真夏の時期にもコンスタントに試合に出場できる選手は、一体どんな取り組みをしているのだろうか。
※この記事はfooties!VOL45(7月発行号)にて掲載されたものです。
尚志高校サッカー部は97年に創部され、仲村監督指揮のもと、2006年に全国高校サッカー選手権に初出場。2012年は福島県勢として初の選手権ベスト4に進出し、昨年度も並居る強豪を下し、ベスト4進出を果たした。今季はプレミアリーグEASTに所属し、初の全国制覇を狙う。
コンディショニングは毎日の取り組みの積み重ね
「夏は寮に体重計を置いて、練習前と後でどれだけ体重が落ちているのかチェックさせてます。きちんと水分が摂れているか、塩分が不足してないか、食事がしっかり摂れているか。沖縄での高校総体に向け、どの選手が万全のコンディションで臨めるかを見極めている段階です」
昨年度の選手権でベスト4に進出し、王者・青森山田高校を最も苦しめた尚志高校。大会一のインパクトを残し、東北の地に「尚志あり」を印象付けた。今年は10年連続となる総体出場を決め、創部以来初となる全国の頂点を見据えている。総体を一カ月後に控え、選手選考も佳境。仲村浩二監督の選手を見る眼も鋭い。
「夏だからと言って、食事が摂れないようでは体調を崩します。水分補給が下手な選手、充分な睡眠が取れていない選手はパフォーマンスを見ればすぐ分かる。『食べてないでしょ?』ってね。例えトータルスキルが高くても、猛暑の夏に活きない選手は、試合には出させません」
尚志ではトレーナーより、バナナ、オレンジジュース等のエネルギー摂取を促し、週末の試合でのサプリメントの提供、寮での食事管理の徹底など、コンディショニングをサポートする充分な体制がとられている。しかし仲村監督によると、それを活かすのはあくまで選手。各々の日々の取り組みが重要だと言う。
「今年はプレミアリーグで戦っていますが、普段からしっかりコンディショニングができている選手がケガをせず試合に出ています。では、ケガをしない選手はどんな選手なのか?寝る時間と起きる時間がコントロールでき、普段から目的意識がしっかりできている選手だと思います」
意識が高い選手、それは時間の管理ができ、自身の体調を把握できている。現在の尚志で最もそれが実践できているのが、染野唯月(FW/3年)だ。
「暇さえあればストレッチであったり身体のケアをしている。あと、彼の優れているところはちゃんと“伝えらえる”能力。体調が良くないと私に伝えてきますし、目的意識がハッキリしているから安心して休ませられます。そして試合までにコンディションを整え、本番でパフォーマンスを発揮できるように調整してきます。僕は『勝利の女神は細部に宿る』という言葉を好んで使うのですが、要は日々の継続なんです」
ベストのコンディションを維持することに近道はない。全国の頂点を目指し、尚志の選手は絶え間なく日々の努力を積み上げていく。
仲村監督が考える良い選手とは!?
目的意識が明確でトータルコンディショニングができている選手
「トータルコンディショニング」ができている選手は何をしている!?
染野唯月(3年/FW)
毎日8時間の睡眠をとり、試合では万全の状態で臨む
「ストレッチは欠かさず、早く寝ることを意識し、8時間の睡眠をとるようにしています。中学生の頃に大きなケガをしてからコンディショニングを意識するようになりました。食事ではご飯を2、3杯食べるようにしていますが、寮の食事だけでは足りないと思っているので、デザートなどで栄養素を補うように心掛けています。カラダの調子が良くないときは監督に伝えるようにしています。無理をしてケガするより、2、3日休んで試合で万全な状態に持って行きたい。代表で海外遠征に行くことも多く、お風呂にお湯を溜めて乾燥を防いだり、体調管理は常に意識しています」
山内大空(3年/FW)
状態が良いときは90分間アタマが回転しているのがわかる
「睡眠の前に欠かさずストレッチをしています。張っていると感じた箇所は重点的にやっていますね。暑さに負けないように、食事でも摂取量が少なくならないように心掛けています。コンディションが良いときは、90分間アタマが回転しているのがわかります。うまくいっていない時は気持ちは前に行っていても足が止まるし、ピッチで自分を表現できません。そう感じた時は栄養を意図的に多く摂ったり、良く寝るようにしています。コンディションを整えるために、アミノ酸やクエン酸などのサプリメントも摂るようにしています」
阿部要門(2年/FW)
怪我をして後悔したくないから、身体に良いことは取り入れる
「1年生のときにシンスプリント(過労性脛部痛)になってから、コンディショニングを意識するようになりました。今では風呂上りにストレッチポール等の器具を使って欠かさずストレッチを20分しています。風呂は短くても10分浸かるようにし、夏は水分を多く摂りがちですが、ご飯も意識的に多く食べて、エネルギーを摂るようにしています。元サッカー選手の兄とよく情報交換をして、アミノ酸やグルタミン酸などのサプリを送ってもらっています。ケガのせいで後悔したくないですから、コンディショニングを常に意識して毎日を過ごしています」
デキる選手は飲んでいる!
「アミノバイタル®プロ」
限界に挑戦するすべての人にとって大切なアミノ酸3600mgと8種類のビタミンが配合されたスポーツサプリメント。アミノ酸は、全力で動くために必要なたんぱく質の材料となるので、カラダ全体のコンディショニングに最適。
尚志高校が受講した栄養セミナーは、味の素株式会社による栄養サポートプログラム。コンディショニングにおけるアミノ酸の重要性を説明し、正しい栄養補給の考え方を伝えている。同セミナーは全国各地で展開中だ。
味の素KK お客様相談センター:0120-16-0505
受付時間 平日 9:30 ~ 17:00(土日・祝日・創立記念日・夏期休暇・年末年始を除く)
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