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海外への挑戦、いつ行くの?プロになってから?今でしょ!【Monocular #4】

サカママの皆さん、いかがお過ごしでしょうか。サカママライターのマツユミです。
気がつけば4月も半ばですね。2022年度が始まり、お子さんは新たな環境や人間関係の中でものびのびとサッカーを楽しんでいますか?
Withコロナの生活も3年目に入り、感染対策をしながらのサッカーライフが多くのサッカーファミリーに定着してきました。そして、最近になってコロナ禍では実現が難しかった海外遠征の話も少しずつ届くようになりました。

ロナウド選手のようなスターになりたい、田中碧選手のように海外で活躍したい、カンプノウで試合観戦してみたい…。そんな夢や目標を持っているサッカーキッズは少なくないと思います。海外でプレーすることに憧れている若きサッカー選手にとって、世界中にあるサッカークラブやスクールが国際大会や練習機会の提供を再開し始めていることは嬉しい知らせです。
そこで今回は、「ジュニアの選手が海外に挑戦するためにやっておきたいこと」を眺めてみたいと思います。

「海外でプレーしたい!」と思った時から、準備は始まっている!

私を含め多くのサカママにとって自分の子どもが「海外でサッカーをやる!」と言い出しても、正直のところイメージがわかず、よくわからないのではないでしょうか?
海外への挑戦とはもっぱらプロサッカー選手の話で、ジュニア年代の子どもには直接関係のない世界と捉えているサカママは多いと思います。ただ、近年ジュニアの選手が海外に出ていくチャンスも増えてきました。私の息子もご縁をいただき、これまで3度海外でのサッカーを経験しています。それぞれタイプの違う3つの国で経験したサッカーは、彼にとって大きな糧になっています。

 

さて、ジュニアの選手が海外遠征に参加するために準備することは、生活習慣からサッカーの技術まで多岐に渡ります。そして、「海外でプレーしてみたい!」と思った時から、準備は始まっています。なぜかというと、まずはその機会を得るための方法を考え、実際に行動に移さなくてはいけないからです
息子の場合、当時所属していたチームは海外遠征を行なっていませんでした。そこで、当時8歳の息子は憧れのスペインに行く海外遠征のチャンスを求めて、セレクションを受けることを選択しました。高学年に混じってのセレクションは親の私がド緊張(笑)。結果は落選でしたが、セレクション後に送られてきた息子のプレースタイルや評価には目から鱗の内容がびっしり書かれていて、その後の成長に繋がりました。そして、2回目の挑戦でついに当選!息子のスペイン行きが決まりました。

漠然とした憧れが次のステージに繋がる

 

全く知らない選手と即席チームでプレーするセレクションのスタイルは、慣れ親しんだチームメイトとのサッカーとは異なる力を試す経験になりました。また、落選しても粘り強く再チャレンジすることも、この経験を通して学びました。海外でプレーしてみたいという漠然とした憧れから始まった活動でしたが、準備する過程にある一つ一つの経験は、地元のチームでの活動やこれから経験するジュニアユースへの移行にも繋がっているんだなと、強く感じています。初めは無謀にも思える挑戦でも、実は足元にあるサッカーライフと無縁ではないのですね。

さて、今回はこの辺にしておきましょう。続きは次回に綴っていきたいと思います。引き続き、お付き合いください。

WRITER PROFILE

マツユミ
マツユミ

「みんなちがって、みんないい社会とは?」を日々考える社会科学系研究者。2人のボーイズ(12歳・9歳)を育てるサカママ。兄は、サッカー8年目。一方、弟は兄の影響でサッカーを始めるも、現在はアイスホッケーに夢中。スポーツ医の夫と愛犬の5人家族。