抗酸化ビタミンたっぷりで風邪予防!『ハンバーグ・柿ソース』
こんにちは。アスリートフードマイスターの外村直美です。
朝晩と日中の気温差が大きくなってきましたね。この衣替えの時期に風邪をひきやすいお子さまは意外と多いのではないでしょうか。そこで今月は、風邪予防など体調管理におすすめの旬のフルーツを使ったレシピをご紹介します。
今が旬☆ハンバーグ柿・ソース
材料(2~3人分)
ハンバーグ | |
豚ひき肉 | 250~300g |
玉ねぎ (みじん切りにして炒めておく) |
中1個 |
卵 | 1個 |
パン粉 (ヒタヒタ程度の牛乳に浸しておく) |
大さじ2~3 |
塩コショウ、ナツメグ(あれば) | 適量 |
柿ソース | |
柿 | 1個 |
玉ねぎ | 中1/6個 |
ニンニク | 1かけ |
醤油 | 小さじ1 |
蜂蜜 | 小さじ1くらい |
作り方
- ハンバーグの材料を順にあわせてこね、ハンバーグを焼く。
- 柿は半分を5ミリ程度のサイコロ状にカットし、もう半分は残りの材料と一緒にミキサーにかけてソース状にする。
- 小さな鍋もしくはフライパンで2を熱し(焦がさないように注意)、カットして取り分けておいた柿を加えてソースを作る。
- ハンバーグが焼き上がったらお皿に盛り付け、3のソースをかける。
※ハンバーグに使う挽肉は好みのものに代えても◎
→牛肉(赤身)なら鉄分強化を目指すときにおすすめです。柿のビタミンCと相性抜群!(このあと解説しています)
→鶏肉(ムネ)ならトリプトファンやイミダゾールペプチドなどの特殊なアミノ酸が含まれ、安眠や疲労回復効果がより期待されます。
※柿の甘さに応じて蜂蜜の量を加減してください。
柿はビタミンCの宝庫
最近スーパーに行くと一番目立つところに並んでいる旬のフルーツ、「柿」に今月は注目してみました! 柿はなんと、英語やフランス語などの外国語でも「KAKI」なのだそう。世界共通語で古くから日本で栽培されてきたフルーツです。私が子どもの頃に大好きだった、あの昔話にも出てきます(笑)。
柿の栄養で一番に挙げるのは何といっても「ビタミンC」です。コラーゲンの合成に関与し、お肌の調子を整えるとされる、ビタミンC。抗酸化作用にも優れ、ストレス対策にも有効視されています。またビタミンCは、単体では吸収しにくい「非ヘム鉄」と言われる鉄分の吸収率をアップさせるために欠かせないビタミンです。実は、柿にはミカンの倍ほどのビタミンCが含まれているれるそうです。
また、この時期は急に空気も乾燥してきて、鼻やのどの粘膜にダメージが見られがちですね。そんな時に積極的に意識してとりたいのが「βカロテン」。柿のオレンジ色はβカロテンに由来するものです。体内で必要な分だけ「ビタミンA」に変換されるので、「ビタミンA過剰症」(摂りすぎると頭痛などのトラブルに繋がることもあります)の面でも安心です。粘膜を保護し、細菌から身を守ってくれると言われています。
さらに、糖質もしっかりと含まれていますので、試合やトレーニングの後の疲労回復のタイミングで柿を食べて季節感も味わってください。
柿の可愛いカットの仕方をご紹介
ちょっとブレイクに、柿の簡単な飾り切りをご紹介します(笑)。
柿を横方向に輪切りにしてみると、種のところに放射状の筋が見えてきます。この筋目を取り囲むように小さな包丁でモミジの葉の形になるようにカットしたら完成です。ちょっとしたおもてなしやデザートに添えてみてはいかがでしょうか。