自己肯定感を下げないサカママとしての関わり方とは?
こんにちは。マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー/TCS認定コーチのNanaです。
中1の息子と小2の娘がサッカーをしている我が家。
この状況で、保護者は練習試合の応援に行けなかったり、雨で練習が中止になったり…。サカママの立場の私としては、サッカー三昧!という感覚にならないまま、夏が終わってしまいそうです。子どもたちは…というと、息子は夏休み中、自主的に朝練をしていました。声をかけてもらったり、誘ったり。仲間がいるのはいいですね!
子どもを応援するためにサカママとしてできること
子どもが小学生・中学生になると、幼児期とは手のかかり方が変わってきて、「手をかけてお世話すること」よりも「寄り添って応援すること」が圧倒的に増えてきますよね。サカママとしてどんなことができたら、より応援できそうでしょうか?
本屋さんの子育て本のコーナーに行くと、必ず目にする「自己肯定感」という言葉。ママのちょっとした一言が子どもに大きな影響も与えることもあるかもしれません。今回は、「自己肯定感にアンテナを立てた関わり方」について一緒に考えてみたいです。
「自己肯定感」を検索してみると、「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉」(ウィキペディアより)と出てきます。
言い換えると、「自分は自分のままでいいんだ。存在そのものに価値があるんだ。」ともいえます。少し補足するとしたら、「自分のままでいい=がんばらなくていい、成長しなくてよい」ということではなく、自分を肯定的に受け止められることが、何かに挑戦する、立ち向かうパワーになる、ということではないでしょうか。
自分が子どもだったころを思い出してみよう
では、どんな関わり、声がけができたら、子どもをより応援でき、自己肯定感がある状態にできるでしょうか?
きっと、答えはひとつではなさそうですね。
ヒントを得る手がかりのひとつとして、ご自身が子どものころに感じた「自己肯定感がキープできた、下がらなかった関わり」には何があったか、思い出してみませんか?
ご両親、ご家族、サッカーのコーチ、習い事の先生…。どんな関わりや声がけがあったでしょうか。
私自身の経験を一つ挙げるとしたら、スポーツの記憶ではないのですが、やりたいと言ったことを、やらせてもらえたことかなと思います。中学生で楽器をもって姉妹都市のあるギリシャへ行ったり、高校生の春休みにイギリスへ1か月間語学留学したり…。
今ほど海外体験が一般的ではなかった私の子ども時代。かかるコストだってごく普通のサラリーマン家庭では、はいどうぞ、と払える金額ではなかったはずです。今思えば、背中を押してもらって中学・高校時代に海外に行けたことが、大学では外国語学部を選び、社会人になってからも15年以上、海外に関わる仕事をしてきたことにつながりました。
お子さん自身をまるごと肯定し、信じ抜いたエピソードとしては、ノンフィクション映画「ビリギャル」の主人公、小林さやかさんのお母さん「ああちゃん」の話も思い出します。
理想的な関わりのひとつは、子どものことを信じぬき、いつでも背中を押してあげられることかもしれません。
そうはいっても…いつも「完ペキなママ」でいることは難しい
そんな理想を考えたところで、現実は、なかなか難しいよーと思う気持ちも正直あります。特に今は夏休み。イライラ、バタバタと隣り合わせの生活をしているのはきっと私だけではないはず(笑)。
例えば、お子さんが全国大会にでるようなサッカー部のある学校を受験したいと言った時、逆に小さいころから続けてきたサッカーをやめたい、と相談された時…。
「現実は厳しいよ!」「今やめたらもったいないよ!」などなど、ママも人間、色々な想いがよぎるはずです。
そんなときは、心の中でふっと一息ついて、「あっ、私こんなこと言おうとしてる!」「私ってそんな風に思ってたんだ!」と、良い悪いのジャッジをせず、“5メートル上から”自分のことをそっと受け止めることができたらいいかもしれませんね。
親は子どもを変えることはできませんが、子どもが変わるヒントをそっと置くことはできるかもしれません。
「信じ抜くこと=本当の優しさ」なのかな、と考えながら、私自身も、子ども自身を信じているよ、ということをまっすぐ伝えていくにはどうしたらいいのかな?と自問し続けたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!