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【子どもの自信ってどこからくる?】

こんにちは。
マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャーの寺園 静代と申します。

突然ですが、みなさんのお子様は、
「自分に自信がある!」と答えられますか?
私が、多数の子ども達に聞いてみると、
「自信がある」と手を挙げるのは、全体の1/5くらいの割合で、中には手を挙げにくそうにして挙げている子も何人かいます。

さらに、保護者の方々に同じ質問をすると、場合によって子ども達より手が挙がらない時もあります。

 

そもそも「自信」とは?と考えたことありますか?

 

辞典をひけば
=自信とは、自己を信頼する心
と出てきます。

 

そして、信頼とは過去からの積み重ねによって作り上げていくものだと思っています。

 

子ども達の「自信がある」は、
もちろん、本人の努力や能力もあると思いますが、
大人との関わりでも、大きく左右してしまいます。

例えばサッカーで考えると、
まだ未熟な子ども達は、自分がどんな能力をもっていて、チームにどう生かしていくか
そこまでは自分一人では考える力は乏しいかもしれません。

ですが、大人はその子どもの能力の活かし方を客観的に見れたり、こんなプレイヤーになって欲しい!と
過度に期待とレベルを求めてしまい、

そこに満たないと
「なんでできないんだ!」

と伝えてしまうと、
子どもは「自分はできない人間なんだ」
「なんでできないんだ」
どうせ、できないから」

と自分を信頼できなくなってしまいます。

大人の私でも同じように、
「なんでできないの?」

と言われてしまうと、どうしても
ネガティブな思考になり、
感情も、不安定になってしまいます。

言葉は時として、子ども達の
自分を信頼する心を傷つけてしまう
ナイフになってしまうのです。

 

沢山の可能性を秘めている子どもに、自信(自己信頼)をつけてもらい、さらに能力をあげるにはどんな関わりがよいのでしょうか?

 

私は正解は分かりませんが、
マザーズコーチングを学んで自分なりの関わりをこのように決めました。

  • その子のもっている能力をその子自身が認識できるように親子で見つけて確認し合う
  • 能力を活かして、どんなプレイヤーになりたいのか本人が目的をはっきりさせる
  • 練習や試合前にただ「勝ち」だけに意識するのではなく、どんな課題持って、チャレンジしたいのか意識化させる
  • その日の振り返りを本人が自己分析した上で、親からみたありのままのフィードバックをする
  • 次の課題をみつける

このやりとりを息子たちが幼少の頃から上は中学1年、下は小学5年ですがずっと続けています。

 

私がみる限りですが、
彼らが他人と自分を比べることなく、
目の前の課題をコツコツこなし、
できなかったことができたに変わり、
100パーセントの自信ではなく、80パーセントの自信と、20パーセントのチャレンジを
繰り返しながら成長できている力を身につけているんじゃないかな?

私も母親として、自信をもてるようになりました。
マザーズコーチングを学んでいなかったら、
私は自分子育て、ましてや自分に自信がないままだったかもしれません。

もちろん、時に上手くいかなくて、本人も私も歯がゆいときもあります。

ですが、
そのような時こそ、じっくり時間をかけて
「いつかはできる」とチャレンジする姿を
我慢して見守ることも大切にできるようになりました。

そして、どうやっても乗り越えられない課題は
「諦める」ことも必要だと思います。

あまりにも長くかかってしまう「できない」を
ずっと抱えたままだと、自己信頼できなくなる可能性もあるので、

そのときは、子どもが伸ばせる能力をさらに磨く時間に使い、「できない」ことを認めて、仲間にサポートしてもらうと、仲間を信頼することにも繋がると思います。

信頼は積み重ねていくものなので、
明日から「自信あります!」とは
繋がらないかもしれませんが、

せっかくなら、親も子どもも、
自分を信頼していく力をつけていきたいですね。

WRITER PROFILE

寺園静代
寺園静代

マザーズコーチングスクール認定シニアマザーズティーチャー

幼稚園からサッカーを学ぶ中学校3年生と中学校1年生のサカママ。コツコツ努力家の長男と、運動神経が良く器用な次男。タイプの違う二人の能力を引き伸ばしてあげるために、コーチング的こどもとの関わりを活かして奮闘中。将来社会において求められる能力No.1は『コミュニケーション力』と言われる中で、チームプレーであるサッカーにおけるコミュニケーションの大切さを伝えます。