メインコンテンツに移動

インフルエンザワクチンの効き目は睡眠で変わる!?

みなさん、こんにちは!
スリープトレーナーのヒラノマリです。

だんだんと寒くなってきて、インフルエンザの季節になってきましたね。
今年は9月あたりから流行している地域もあったようで、すでにインフルエンザのワクチンを打った方もいらっしゃるかもしれません。
特に受験を控えているサッカージュニア本人や、受験生がいるご家庭はなんとしてもインフルエンザの感染は避けたいところ…。

実はこのインフルエンザワクチンの効き目は、睡眠によって左右されてしまうことが研究で証明されています!!

インフルエンザのワクチンを打ったのにインフルエンザにかかってしまった…という方はもしかしたら睡眠に原因があるかもしれません。

睡眠不足とワクチンの効果について、カリフォルニア大学サンフランシスコ校がこんな興味深い研究結果を発表しています。

その内容というのが、健康な40~60代の方を対象にB型肝炎ワクチンを3回接種し、睡眠時間との関係を調べるというもの。
その結果、睡眠時間が毎晩6時間を下回る睡眠不足のグループは、毎晩7時間以上眠っているグループと比べて、ワクチンの有効性が11.5倍も低いことが判明したのです!

この研究は、B型肝炎ワクチンの結果ですが、肝炎ワクチンだけでなくインフルエンザを含めた他のワクチンにもこの結果があてはまると医学的に考えられています。

それにしても睡眠時間でなぜここまでワクチンの効き目が変わってきてしまうのでしょうか?
これはワクチンを打つことによってできる抗体が睡眠と関係があるからなのです。
私たちがインフルエンザのワクチンを打つと体内の細胞がそのインフルエンザウィルスを記憶して、いざ本物のインフルエンザウィルスが体内に入ったときにウィルスを見つけ撃退するための『抗体』を作ります。
そしてこの抗体は睡眠中に作られます。

つまり、インフルエンザワクチンをせっかく打っても睡眠が足りていないとこの抗体が十分につくられないため、ワクチンの効果を十分に発揮することができないのです。

何より驚きなのが、『睡眠不足が1週間続いた人が、その後の2週間でたっぷり寝たとしてもワクチンに対して十分な抗体がつくることができない』ということ。
失った睡眠を取り戻すことは難しく、ワクチンを打つ前からの日頃の十分な睡眠が大切になるわけです。

どうしてもこうした研究は大人が対象のものが多いですが、この結果はお子さんにとっても同じことが言えます。

また注射嫌いのお子さんもいらっしゃるかと思いますが、睡眠不足だと痛みをより感じやすくなることも研究でわかっています。
注射の痛みを軽減するためにも、十分に睡眠をとって備えましょう!

受験生だったりすると日頃から十分に睡眠をとるということが難しいかもしれませんが、ワクチンを打つ1週間前くらいからは睡眠を意識してみてくださいね。
睡眠の持つ役割は、私たちが想像するより大きいものです。

お子さんも、忙しいサカママのみなさんも睡眠を上手に取り入れてインフルエンザに負けない身体を作っていきたいですね!

WRITER PROFILE

ヒラノマリ
ヒラノマリ
某大手インテリア会社でベッドや寝室のコンサルティングなどを経て、日本では珍しいアスリート専門の睡眠トレーナー『スリープトレーナー』としてJリーガーから五輪出場選手などの睡眠を指導。自身も子どもの頃睡眠に悩み、現場経験から得た商品知識やわかりやすい睡眠の豆知識はアスリートにも好評。大のサッカー好きでスタジアムに足を運ぶことも。睡眠健康指導士、アスリートフードマイスター2級などを保持。
https://sleeptrainermari.themedia.jp