メインコンテンツに移動

自分で考え行動できるための声かけ(コーチング)とは?

こんにちは!
マザーズコーチングスクールの桐原圭子です

今回は子どもたちが自分で考え行動出来るための声かけ(コーチング)について考えてみましょう^ ^

サッカーは言わずと知れたチームスポーツ。
そのプレーの瞬間瞬間、チームの中で互いがチームのために自分で考えプレー(行動)する事の連続とも言えます。

子どもたちをサポートする私たちは
普段からどんな関わりに気をつければ
子どもが自分で考え行動出来るようになる応援ができるのでしょうか?

例えば試合前あなたは子どもに対して
どんな言葉をよく言ってるでしょうか?

「明日試合だから早く寝た方がいいよ」

「〇〇と〇〇はカバンにいれた?忘れ物はない?用意はできた?」

「前のあのプレイは絶対こうした方が良かったから明日は(失敗しないで)頑張ってね」

「応援してるから絶対勝ってね!」

子どもがミスや失敗をしないように、
声かけをしてあげているようにも思える言葉、
それって本当に子どものためなのでしょうか?

チームスポーツであるサッカーは
もちろん自分一人のミスが仲間にもチームにも影響することもあります。
しかし、失敗なくしては個人にもチームにも成長はありません。
失敗をしたから伸びしろに気付くことができ、また修正して次の機会に活かすことができるのです。

失敗からだけではなく、
もちろん、成功からも成長はできます。
小さな成功体験は自己肯定感(自分を信じる力)を育て、より頑張る力や「成長するためにはどうしたらいいか」を考える力を育んでいくものです。

大切なのは、
失敗や成功、「すべてのどんなことからも学びがあり成長できる」ということに気づき、子どもを信じ見守ることが出来るということ。

試合で負けた時、
練習の成果が出なくて思うようなプレイが出来なかった時、
忘れ物をして試合に出れなかった時、
子どもはいろんな感情を持つことでしょう。

またその感情を持つからこそ、
子どもたちは「つぎはどうしたらいいのか?」
「自分はどうしたいのか?」に気づき、
自分で考え学ぶ機会を持てるのかもしれません。

とすると、そのための私たち親の役割は、
先回りして失敗しないようにしてあげることではなく、何度でも失敗を恐れずチャレンジしていいんだよと言う安心感を作ってあげることではないでしょうか?

頑張って練習してたことがなかなか思うようにいかない
試合で練習した成果が出ず悔しい気持ちになった。

そんな時、次に出来るようになるにはどうしたらいいのか、自分で考えながらも、何度でもチャレンジすることができれば、それこそが大きな成長ですよね。

前述の声かけの言葉は、
実は私の子どもたちが小さかった頃に、私自身が子どもたちにかけてしまっていた言葉です。

ついつい親である私たちは、子どもが失敗しないように、上手く行くように先に立ち回りアドバイスをしてしまうことがあります。

私自身
その頃の心情を振り返って、なぜそのような言葉をかけていたのかを振り返ってみました。

その当時は、その言葉がけが子どもを応援している言葉と疑うこともありませんでしたが、
子どもが自分で考える先にかけていた言葉は、もしかしたら、失敗したり落ち込んだりしている我が子を、自分がただ単に見たくなかったからなのかもしれません。

そしてその言葉は、失敗や悔しさという機会を通して、次にどんな風にしたら成長出来るかを、自ら考え行動していくという、子どもたちの成長の貴重な機会を奪っていたのかもしれません。

2020年
教育の大改革がスタートするのをご存知ですか??

これからはAIやITのさらなる進化や、今以上に進む社会のグローバル化などでこれまでの常識や正解が通用しない多様な価値観や変化の激しい時代に突入します。

そんな未来を見据えて

より自分で考えて行動し、変化の激しい社会でも生き抜く力が求められます。

実際に学校などでの教育指導要領や授業の内容も変わり(教育改革2020)

これまでの、「一つの答え」を導き出すことを指導するスタイルではなく

「主体的で・対話的で・深い学び」、
つまりたくさんの人や考えの中でも自分で考え行動していけるための取り組みが増えていきます。

「自分で考え行動できること」
これが今以上に、より求められていくのです。

そんな時代に親である私たちも
子どもたちのサッカーの応援を通じ
一つの正しい答え(失敗しない方法)をアドバイスするのではなく、子どもが何度もチャレンジし、自分自身で考え行動出来るようなサポートをしていく必要があります。

子どものチャレンジを応援する。

例えばこんな応援の軸が一つあるとしたら

あなたなら、あなたの大切な人(子ども)が
「自分で考え、自分で行動できるようになるため」日々どんなコミュニケーションを取っていくのか
日々悩みながらも、子どものサポートをし

親自身が何回でも間違いながら
「大切な人のための応援とは何か」を考え続けながら応援していくものなのかもしれません。

そして、
何度も「大切な人を大切に応援する」チャレンジこそが、自分自身を親として成長させてくれるものなのかもしれません。

WRITER PROFILE

桐原 圭子

1972年1月25日生まれ、大阪府出身。 エステサロン経営、シングルマザー。息子2人(21歳・19歳)を見守り応援しながらサカママLIFEを満喫中。 現在はサロン経営の他、マザーズコーチング、トラストコーチングの個人向け開講や、企業向けに人材育成研修、1on1セッションなど研修講師としても活動中。