世界トップ10を目指すエリート養成機関「JFAアカデミー」とは何か？

どこのクラブチームが子どもに合っているのか？ 進学予定の中学校にサッカーの部活動はあるのか？ 来るべき中学サッカー進路に向けて、サカママでは「中学サッカー応援プロジェクト」と題し、中学サッカーの情報を強化中です。今回紹介するのは、日本サッカー協会が各地域及び関係団体と連携、運営し、世界のトップ10を目指す“エリート養成機関”「JFAアカデミー」についてです。

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世界基準で戦える選手、真のリーダー養成を目指して

「世界基準」をキーワードとし、日本サッカー協会が将来の日本代表選手の育成を目的とした同アカデミー。その哲学は”常にポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間を育成する。”ということです。つまりはサッカー界だけでなく、将来的に社会をリードしていける真のリーダーとなりうる人材を育成することを目的としています。

まず、2006年に男女の中高一貫教育を行う「JFAアカデミー福島」がスタートし、2009年には中学生男子を対象とした「JFAアカデミー熊本宇城」が発足。続けて2012年には中学生女子を対象としたアカデミーが大阪・「堺」、2015年に愛媛・「今治」にて開校され、現在は全国にて4拠点ものアカデミーが存在します。

しかし、「福島」は2011年に起きた東日本大震災の影響により、福島県内での活動が不可能となりました。そこで同年4月からは静岡県に一時移転し、男子は静岡県御殿場市時之栖内の専用寮、女子は静岡県裾野市にある帝人アカデミー富士の一部を占有利用して寮として、活動を行っています。

充実した施設と日本トップレベルの指導者が集う環境

アカデミーで特筆すべきはその環境にあります。
充実した施設での練習環境、各年代の日本代表監督をはじめとした日本トップレベルの指導者を揃え、ロジング（寄宿制）を採用し、生活面も含めたエリート教育を受けることができるのです。「福島」では完全ロジング制を採用し、チーム登録をして公式試合活動を行っていきますが、その他「熊本宇城・堺・今治」では、ロジング＋週末帰省が採用され、平日はアカデミーでの活動、週末は帰宅し、地元のチームにて活動を行います。そのため「福島」のようにチーム登録はせず、無理なく帰省できる範囲の選手がその対象となります。

前述したようにJFAアカデミーは、サッカーだけを行うわけではありません。
真の世界基準の人材を育成するために、居住地の学区にある公立学校に通学し、勉学はもちろん、JFAプログラムと呼ばれる、ボランティアや社会的活動も積極的に参加します。海外遠征では国際交流を行い、居住地域では「労作教育」を取り入れており、毎年田植え、稲刈りを行なうなど、様々な地域活動に取り組んでいます。

2019年度入校生募集がスタート！

JFAアカデミーでは、「エリート教育」という表現を使います。本来エリートとは、各分野の先頭に立ち、社会に対する責任を果たす人間を指す言葉です。真の意味でのリーダーシップを発揮できる選手の育成を掲げる同アカデミー。まだ発足10年強ですが、日本サッカーの未来を担う役割を今後果たしていくことになるでしょう。

そのJFAアカデミーでは、2019年度入校生を募集しています。

http://www.jfa.jp/youth_development/jfa_academy/application.html

詳細は上記JFA公式サイトをご確認いただき、各締め切り日までにお手続きください。
また説明会も各地で実施しており、説明会は事前申し込み不要でどなたでも参加できます。