「JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会」編集部が選ぶベストメンバーは?(後編)
バディーSC(神奈川)が9年ぶり2度目の優勝を手にした「JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会」。本大会を取材し、編集部が選び抜いたベストメンバーの後編をお届けします。 ★前編はコチラ
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サカママが選ぶ、ベストメンバー発表!
各選手に本大会で感じたこと、自身のストロングポイント、さらに監督や保護者の方への思いを聞いてきました。
増田斗輝選手
(ディアブロッサ高田FC U-12/奈良県)
「ドリブルが得意で、日々の練習では、状況判断もできるように頑張っています。1試合は負けてしまったのですが、チーム一丸となって、みんなの気持ちを合わせて勝ち取りました。お母さんが作ってくれるごはんがおいしいので、毎日いっぱい食べています」
- ストロングポイント シザースから右にずらしてシュート
- 将来の目標 Jリーガーや日本代表になって活躍したい
宮本周征選手
(横浜F・マリノスプライマリー/神奈川県)
「4年生の時にセレクションに合格して、このチームに入ることができました。ジュニアユースではバディに行くので、このチームでプレーするのは最後なんです。だからこそ、マリノスの意地をぶつけないといけないと思って全力を出して、グループ2位ですが、予選を突破できてよかったです。お父さんは、今日も会場に来てくれていますし、お母さんには『いつも支えてくれてありがとう』と伝えたいです」
- ストロングポイント ゴール前の1対1
- 憧れの選手 ルイス・スアレス
- 将来の目標 海外のビッグチームで活躍して、世界で通用する選手になりたい
八色真人選手
(名古屋グランパスU-12/愛知県)
「僕の強みは、1対1のドリブルをかわしてからシュートすることと、ロングパスです。決勝トーナメントには進めませんでしたが、楽しかったですし、最後、全力を出し切れたのでよかったと思っています。パスが上手く、攻撃に関わり続けている名古屋グランパスU-18の田邉光平選手を目標にしていて、いつか一緒にプレーしたいと思っています」
- ストロングポイント ロングパス
- 将来の目標 海外でプレーすること、田邉光平選手と一緒にプレーする
平山大河選手
(八尾大正FC/大阪府)
「もともとはサイドハーフで、最近センターバックに変わったので、1対1や足元の技術には自信があります。チームは、いつも明るく、やる時はやる、最後まで走り切れるのが強みです。それがこの大会でも発揮できているし、東京ヴェルディジュニアには気持ちも上回って勝てたと思います。お母さんがごはんを作ってくれたり、家事をしてくれているので、ここまでこれていると思います。ありがとうございます」
- ストロングポイント インターセプトの読み
- 将来の目標 日本代表に入ってオリンピックやW杯で優勝し、MVPなどをとりたい
森分圭吾選手
(八尾大正FC/大阪府)
「八尾大正FCは、気持ちがみんな強く、1つのチームなれているので、今回、初めて全国大会に出場できたんだと思います。東京ヴェルディジュニアとの試合は、僕が先制点を取って、そこからチームが波にのれてよかったです。練習には、毎日お父さんが車で30分かけて送迎してくれているので、感謝しかないです。中学は、ヴィッセル神戸伊丹U-15でサッカーを続けます」
- ストロングポイント 先制点を取ること
- 憧れの選手 大迫勇也
- 将来の目標 W杯でゴールを決めること
野田凰心選手
(センアーノ神戸/兵庫県)
「鹿島アントラーズつくばとの試合では、ディフェンスと1対1の時にどんどんしかけていけてよかったのですが、あと1点取りたかったです。普段の大会とは雰囲気も全く違い、相手チームのレベルも高いので、最初は緊張していたのですが、徐々に慣れてきて、いいプレーも増えてきたので、勝ち上がっていきたいです。監督やコーチ、両親、応援してくださっている保護者の方には感謝しています」
- ストロングポイント ドリブルからのシュート
- 憧れの選手 ネイマール
- 将来の目標 日本代表になって、世界で活躍したい
白井誠也選手
(バディーSC/神奈川県)
「試合では、日本代表の試合で観たことを思い出しながら(スペースの取り方など)プレーしています。身長が低いので、背の高い選手に当たり負けすることもあるので、今はそれが悩みでもあります。この大会には、強いチームもいるのですが、これまで県大会で強豪チームとやってきたので、慣れている面もあり、緊張することもなく、いつも通りのプレーができていると思います。小さい頃、兄と一緒に練習して、そのおかげで上手くなれたので、兄には感謝していますし、お母さんも週5で働いて、家事もしてくれているので、すごく感謝しています」
- ストロングポイント ドリブル
- 将来の目標 プロになって、日本代表に入ること
今年も「マクドナルドU-12 スペシャルイベント with 北澤豪」を開催!
「JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会」2日目には、北澤豪さんと日本ブラインドサッカー協会から増田周平選手(Avanzareつくば)をゲストに迎え、「誰かのためにアクションする」をキーワードにブラインドサッカー体験やチャリティアトラクションなどが行われました。
ブラインドサッカー体験
ブラインドサッカーとは、視覚障がいを持った選手がプレーできるように考案されたサッカーです。健常者はアイマスクをつけて、光を感じない状態で行います。そのため、ブラインドサッカーを体験することで、声をかけ合うことや、コミュニケーションの大切さに気付くきっかけになるのです。体験には実際に北澤さん、増田周平選手が参加し、子どもたちにコミュニケーションの大事さを丁寧に教えていました。
ドナルド・マクドナルド・ハウス支援チャリティアトラクション
1回10円以上の募金でアトラクションに挑戦!モンスターバスケットではリフティングの状態から、穴状のゴールを狙ってシュートをしたり、シュートスピードコンテストでは自分のシュートスピードを知ることができ、他の選手とシュートスピートを競っていました。集まったお金は、全額ドナルド・マクドナルド・ハウスに寄付されました。
ドナルド・マクドナルド・ハウス チャリティブース
会場にはドナルド・マクドナルド・ハウスのブースが設けられ、300円の募金で赤と白のストライプ柄「スマイルソックス」を、1,000円以上の募金で「オリジナルトートバック」がお礼のしるしとして渡されました。
ドナルド・マクドナルド・ハウスって?
今、日本には14万人以上の子ども達が重い病気と闘っています。お父さんやお母さんは、病室で付き添い、病院の近くのホテルに泊まり、経済的にも精神的にも大変な思いをしています。そのような家族の負担を少しでも減らせるように病院の近くで1泊1人1,000円で滞在できる施設が「ドナルド・マクドナルド・ハウス」なのです。 日本には11箇所(札幌、仙台、栃木、埼玉、東京〔世田谷、府中、東大〕、名古屋、大阪、神戸、福岡)に設置され、お母さんが料理できるキッチンがあり、子どもが遊べるプレイルームがあり、プライバシーが保護された寝室があります。ハウスの運営はすべて募金や寄付、地域ボランディアの方々によって運営されています。全国のマクドナルドの店頭には、ドナルド・マクドナルド・ハウス募金箱が置かれています。重い病気と闘う子どもと、その家族が少しでも一緒にいられるように、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は多くの方の応援を求めています。北澤豪さんは、ブラインドサッカーに参加したメンバーに向けて「自分が子どもの頃、入院した時に1人だと本当に寂しかった。お父さん、お母さんがいると病気が治ると思いました。サッカーも一緒で、仲間がいてサッカーができるのであって、1人ぼっちではできない。困っている人がいたら自分からアクションを起こしてほしい」とメッセージを送っていました。