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「JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会」マクドナルドフレンドリーカップとは?

敗退しても目標を持って成長してほしい、
その願いを込めて

マクドナルドフレンドリーカップ

 昨年末、12月26日から29日に行われた「JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会」。バディーSC(神奈川)が9年ぶり2度目の栄冠に輝いた第43回大会ですが、28日にはラウンド16(トーナメント)、1次ラウンド(グループリーグ)で敗れたチームによる「マクドナルドフレンドリーカップ」が開催されました。
 同大会は、難病と戦う子どもとその家族を支えるための滞在施設、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を支援するマクドナルドが開催するスペシャルマッチイベント。日本一の夢には届きませんでしたが、全国都道府県の代表として鹿児島に集まったチームが、サッカーを通じて、絆をより深めてほしいという願いを込めて実施されました。

マクドナルドフレンドリーカップ
桜島を一望できる試合会場のふれあいスポーツランド。熱戦が繰り広げられました。

39チームが参加し、
4つのカテゴリーで頂点を目指す

マクドナルドフレンドリーカップ

 大会に参加した全39チームは、ラウンド16で敗退した8チームによる<カテゴリー1>、1次ラウンドグループ2位の内、ワイルドカードでラウンド16へ進出できなかった8チーム(※前日フレンドリーマッチ勝敗を反映した4チームごと)による<カテゴリー2>、1次ラウンドグループ3位の12チーム(※3組に分けた4チームごと)による<カテゴリー3>、1次ラウンドグループ4位の12チーム(※3組に分けた4チームごと)による<カテゴリー4>の、4カテゴリーに分かれ、各々のトーナメント戦で競いました。

 開会式では日本マクドナルド株式会社の須藤順一さん(コミュニケーション&CR本部CRS部マネージャー)より「今年の小学生の日本一はなくなりましたが、この場に来たみなさんは今後、中学生、高校生、Jリーガーとして日本一を目指すと思います。今は相手チームでも、これからのサッカー人生で同じチームメイトになる選手も多くいると思います。仲間達と交流を深め、全国大会に出場した自信と誇りを持って、フェアプレーの精神でサッカーを楽しんでください」と挨拶。また、サッカー元日本代表で、日本サッカー協会理事としてサッカーの発展・普及に務める北澤豪さんからは、「大事なのは勝敗ではなく、目の前の試合に一生懸命取り組むこと。応援してくれる両親のために、指導してくれる監督・コーチのために、チームのために、と思って戦うことが上手くなるきっかけになると思います。みんなの頑張りが日本のサッカーを強くします!」と激励のメッセージを送りました。

マクドナルドフレンドリーカップ
開会式では、サッカー元日本代表の北澤豪さんから選手に「将来、W杯で優勝してください」と激励の言葉が送られました。

本戦に出られたなかった選手が
真剣勝負のピッチへ

 ラウンド16で敗れた8チームによる<カテゴリー1>をはじめ、各々のトーナメントに参加するチームは、本大会で敗れたとはいえ、都道府県の予選を勝ち上がった強豪揃い。本大会でも優勝候補として注目された横浜・Fマリノスプライマリー(神奈川)と、東京ヴェルディジュニア(東京)による一戦が初戦で実現するなど、いくつもの注目カードが組まれました。前日に流した涙から一夜で気持ちを切り替え、各々が新たなモチベーションを持って、再び頂点を目指しました。

カテゴリー1

<カテゴリー1>
本大会で優勝候補に挙げられた横浜・Fマリノスプライマリー(神奈川・青)と、東京ヴェルディジュニア(東京・緑)の注目の一戦は、ヴェルディが1-0で勝利。

カテゴリー1

<カテゴリー1>
一回戦、ヴィクサーレ沖縄(沖縄・赤)が、Jリーグアカデミーのサガン鳥栖U-12(佐賀・白)に2-0で勝利。3位決定戦ではアミティアSC草津に2-1で競り勝ちました。

カテゴリー2

<カテゴリー2>
リベロ草津SC U-12(青森・白)は一回戦でバンディッツいわきジュニアに3-0で完勝した勢いで、決勝の栃木SC U-12(栃木・黄色)にも1-0で勝利し優勝を果たしました。

カテゴリー3

<カテゴリー3>
ロアッソ熊本ジュニア(熊本・赤)がキューズFC・エスパルスジュニア(静岡)との決勝戦を3-0で勝利し優勝。

カテゴリー3

<カテゴリー3>
一回戦をPKで競り勝った京都長岡京SS(京都・緑)が、フォルトゥナU-12(山梨・黄色)に2-0で勝ち、トーナメント優勝。

カテゴリー1の決勝はハイレベルな熱戦に!

カテゴリー1決勝

 カテゴリ―1の決勝戦に駒を進めたのは、東京ヴェルディジュニアとディアブロッサ高田FC(奈良)。ともに1次ラウンドを無敗の1位通過で突破しながら、トーナメント一回戦で涙を飲んだ両チームによる激突です。
 試合開始から攻勢をかけたのはヴェルディ。素早いパスワークでボールを支配し、左サイドから10番・舛舘環汰が鋭い突破からゴールを狙います。ディアブロッサは後方から組み立てようと試みるも、ヴェルディは高い位置からプレスを掛け、ボールを奪取。ディアブロッサは、ロングパスでカウンターを仕掛けても、すぐにDFに囲まれチャンスを作れません。主導権を握ったヴェルディは後半に入ってもボールを支配し、舛舘のCKをファーサイドの8番・今井宏亮がドンピシャのヘッドで合わせて先制! 1点を追うディアブロッサですが、ヴェルディが押し込む展開は変わりません。すると2列目から飛び出した舛舘が、17番・草間信の絶妙のスルーパスを受け、GKとの1vs1を落ち着いてかわし、追加点を上げます。リードを広げたヴェルディは、その後も守勢に回ることなく、7番・中村宗士朗を中心に幾度もディアブロッサゴールに迫り、試合終了のホイッスル。
 前日のラウンド16では、フィジカルに勝る八尾大正FC(大阪)に0-4で大敗してしまったヴェルディですが、一夜で切り替えて、自分たちのサッカーを取り戻し、圧倒的な強さでカテゴリー1の頂点に立ちました。

カテゴリー1決勝
8番・今井宏亮が豪快なヘッドを叩き込み、ヴェルディが先制点!
カテゴリー1決勝
左サイドハーフの10番・舛舘環汰は、幾度も好機を作り出し、自ら追加点も決めました。

優勝チームはハンバーガー1年分!

 カテゴリー1で優勝したヴェルディにはマクドナルドよりハンバーガー1年分、2位のディアブロッサにはハンバーガー6カ月分、3位のヴィクサーレ沖縄にはハンバーガー1カ月分が贈られました。その他のカテゴリーの各トーナメントでも、同様の賞品が授与されました。本大会では残念ながら敗退してしまった39のチームですが、「マクドナルドフレンドリーカップ」で得た経験が、今後の成長の糧になることは間違いありません。6年生は中学年代で、5年生は来年の本大会で、さらなる上を目指すべく努力を続けていくことでしょう。

マクドナルドフレンドリーカップ

マクドナルドフレンドリーカップ

VOICE

舛舘環汰くん
(東京都/東京ヴェルディジュニア)

舛舘環汰くん

「今日の優勝は、昨日負けてしまった反省点をすぐに生かすことができた結果だと思います。ラウンド16で八尾大正FCに2失点を許し、各々が打開するのではなく、みんなが誰かに頼ってしまったことが敗因だったと思います。試合でコミュニケーションも全然取れなかったし、悔しかったですね。昨晩、監督から『いい経験になった。次に生かそう』と言っていただいて、それができてよかったです。みんなの気持ちが一つになりました。僕の得意なプレーはエラシコ(※足のアウトサイドで軽く押し出し、同じ足のインサイドで切り返す高度なフェイント)です! 中学では、ヴェルディジュニアユースに上がります。小学生では全国で優勝できませんでしたが、中学ではこの経験を生かして、チームを日本一に導きたいです!」

松尾 洋監督
(東京都/東京ヴェルディジュニア)

松尾 洋監督

「ケガ人がいたり、ラウンド16で負けたことは残念でしたが、今日は『みんなのサッカーをしよう』と送り出し、伸び伸びと自分たちのサッカーをやってくれました。一回戦の相手がライバルの横浜・Fマリノスだったので、『よし、マリノスを倒すぞ!』とチームが一つになれたことがよかったと思います。今大会は7人の5年生が参加していて、『マクドナルドフレンドリーカップ』で全員がピッチに立てたのは本当に大きな貯金になったと思います。来年につながる素晴らしい経験をさせていただきました」

内海沙織さん・壱惺くん
(愛知県/名古屋グランパスU-12)

内海沙織さん

「息子は5年生で今大会に帯同させてもらっているのですが、鹿児島にきて発熱してしまって…。緊張もあったと思います。県大会では肉離れを起こしてしまい、本大会でもピッチに立てませんでしたが、『チームに貢献したい』と自分からビデオ撮影をして、サポート役に努めていました。悔しかったと思うけど、精神的にも成長できたと思います。今日の『マクドナルドフレンドリーカップ』で初めてピッチに立つことができました。来年につながるいい経験になったと思います。東海地区は関東、関西地区のように競合がひしめく場所ではないので、こういった場所で試合ができて、強豪チームと交流できたことはすごくいい刺激になったと思うし、楽しんで観戦できています。(開催地は)すごくいい街で、鹿児島に初めて来てよかったです。息子にはまた来年もここに連れてきてね、と言いたいです(笑)」

内海壱惺くん

「本大会で体調を崩したのは残念でした。チームのために自分ができることを考えて、荷物をたくさん持ったり、声を出して応援しようと思いました。大会は試合に出られずに終わってしまいましたが、来年は絶対優勝したいです。悔しいからこそ、来年この場所で見返したい。今日はフレンドリーカップで試合に出られて、やりたいこともできなかったけれど、全国の強豪との試合で課題が見えました。お母さんにはいつも練習場まで送迎してくれて、ありがとうと言いたいです」

味元理明監督
(高知県/FCアスルクラロ高知)

味元理明監督

「昨年に続き2度目の出場となりましたが、1次ラウンドで3戦全敗となり、まだまだ全国のレベルに到達していないことを実感しました。今年は昨年より成績をあげたかったのですが、力及ばなかったというのが素直な感想です。それでも、今日は普段戦うことのできない全国の強豪チームと、この素晴らしいグラウンドで1試合でも多くできたことに感謝したいです。本大会では試合に出られなかった選手にとっても経験になり、これからのサッカー人生につながると思います。サッカー以外においても、大事なのは自分たちで解決する力を養うことだと思っています。自分たちで見て、考えて、どうしたらいいかを探して見つけて、行動する。今大会の経験を糧に、今後の人生でも問題解決力を養って行ってほしいと思います」

今年も「マクドナルドU-12 スペシャルイベント with 北澤豪」を開催!

マクドナルドU-12 スペシャルイベント

「JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会」2日目には、北澤豪さんと日本ブラインドサッカー協会から増田周平選手(Avanzareつくば)をゲストに迎え、「誰かのためにアクションする」をキーワードにブラインドサッカー体験やチャリティアトラクションなどが行われました。

ブラインドサッカー体験

ブラインドサッカー体験

 ブラインドサッカーとは、視覚障がいを持った選手がプレーできるように考案されたサッカーです。健常者はアイマスクをつけて、光を感じない状態で行います。そのため、ブラインドサッカーを体験することで、声をかけ合うことや、コミュニケーションの大切さに気付くきっかけになるのです。体験には実際に北澤さん、増田周平選手が参加し、子どもたちにコミュニケーションの大事さを丁寧に教えていました。

ドナルド・マクドナルド・ハウス支援チャリティアトラクション

マクドナルドU-12 スペシャルイベント

マクドナルドU-12 スペシャルイベント

 1回10円以上の募金でアトラクションに挑戦!モンスターバスケットではリフティングの状態から、穴状のゴールを狙ってシュートをしたり、シュートスピードコンテストでは自分のシュートスピードを知ることができ、他の選手とシュートスピートを競っていました。集まったお金は、全額ドナルド・マクドナルド・ハウスに寄付されました。

ドナルド・マクドナルド・ハウス チャリティブース

ドナルド・マクドナルド・ハウス チャリティブース

 会場にはドナルド・マクドナルド・ハウスのブースが設けられ、300円の募金で赤と白のストライプ柄「スマイルソックス」を、1,000円以上の募金で「オリジナルトートバック」がお礼のしるしとして渡されました。

ドナルド・マクドナルド・ハウスって?

ドナルド・マクドナルド・ハウス

 今、日本には14万人以上の子ども達が重い病気と闘っています。お父さんやお母さんは、病室で付き添い、病院の近くのホテルに泊まり、経済的にも精神的にも大変な思いをしています。そのような家族の負担を少しでも減らせるように病院の近くで1泊1人1,000円で滞在できる施設が「ドナルド・マクドナルド・ハウス」なのです。
 日本には11箇所(札幌、仙台、栃木、埼玉、東京〔世田谷、府中、東大〕、名古屋、大阪、神戸、福岡)に設置され、お母さんが料理できるキッチンがあり、子どもが遊べるプレイルームがあり、プライバシーが保護された寝室があります。ハウスの運営はすべて募金や寄付、地域ボランディアの方々によって運営されています。全国のマクドナルドの店頭には、ドナルド・マクドナルド・ハウス募金箱が置かれています。重い病気と闘う子どもと、その家族が少しでも一緒にいられるように、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は多くの方の応援を求めています。北澤豪さんは、ブラインドサッカーに参加したメンバーに向けて「自分が子どもの頃、入院した時に1人だと本当に寂しかった。お父さん、お母さんがいると病気が治ると思いました。サッカーも一緒で、仲間がいてサッカーができるのであって、1人ぼっちではできない。困っている人がいたら自分からアクションを起こしてほしい」とメッセージを送っていました。