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クラブ選びの際に考えたい! サッカーと勉強の両立

クラブ選びの際に考えたい! サッカーと勉強の両立

サカママの皆さま、毎日の応援、サポートお疲れ様です! 最近は急に暑くなり、試合を見ているだけで段々と黒くなってきているサカママライターのMikuです(笑)。なかなか日焼け対策も大変ですね。

中学生になると、将来の進路を考えて勉強にも真剣に取り組む必要が出てきます。現在高校生の息子は中学時代、街のクラブユースに通っていたため、部活の子たちとは大きく違ったことがあります。それは“テスト休みがない”ということ。そんななかでも試験勉強をしなくてはなりませんでした。今回は、中学時代の息子の体験や周りの子の状況も含めて、サッカーと勉強の両立についてお話ししたいと思います。

文武両道が求められるサッカー強豪高校の増加

最近のサッカー強豪の高校は、文武両道と謳っている学校も多くなってきました。サッカーの上手さだけではなく、勉学においてもある程度の成績を取れていないと、練習会やセレクションで声が掛かっても入学ができないという事態もあるようです。息子の同級生が通う全国区の高校は、中学校の成績がオール4以上でないと受験すらできなかったそうです。

息子が通う高校も、練習会などで声を掛けようと思った際に、同じレベルの子が何人もいた場合は、中学の成績が良い子に最終的に声を掛けることが多いという話しも伺いました。また、入学試験の際に学校が決めた基準以上の点数を取ると、サッカー部入部予定者として学業特待生の推薦をしてもらえます。

このように、サッカーだけでなく勉強もある程度できるほうが高校に入学する際も有利な場合があります。

 

大好きなサッカーを続けるための両立

中学から街のクラブユースに入団した息子ですが、コロナの影響もあり、学校もサッカーも本格始動したのはその年の6月からでした。2カ月以上もサッカーも学校の勉強もできず、両立を計るのも一苦労でした。

サッカーが始まると火、水、金が19時から21時まで練習、土日祝日はトレーニングマッチ(TRM)か公式戦がありました。完全にオフなのは月曜と木曜の2日間です。家から学校まで徒歩で40~50分、練習場までは自転車で1時間ほどかかるため、学校から帰宅後は補食を食べてすぐに練習に向かい、帰宅するのは22時ごろだったため、軽く食事を摂り、急いでお風呂に入り就寝をするというスケジュールでした。

そのため、塾に通う時間を確保するのが難しかったので、本人の意思により塾には行かず、オンラインでタブレットを使ってできる勉強を隙間時間にコツコツとやることになりました。もちろん、そんななかでも塾に行っているチームの子もいましたが、塾まで通う時間が勿体無いからと家庭での学習を選択しました。

中学校の部活に入っている子はテスト期間があり、その間は部活がお休みになっていました。しかし、息子はクラブユースのためテスト休みはありません。翌週から中間試験や期末試験といったテストが控えていても平日は練習、土日は試合といつもと同じスケジュールをこなしていきます。そのため、夜遅くまで勉強したり課題をやったりするわけにもいきませんでした。

 

そんなスケジュールのなかで試験を乗り越える対策として、テストを控える何週間か前から学校が開く7時半に登校し、1時間ほど朝勉をしていました。友だち同士で教えあったり、先生にお願いをしてプリントを作ってもらったり、提出物をその時間に終わらせたりと工夫していたようです。

また、テストまでの学習スケジュールを自分で計画し、日常のサッカー練習に負担がかからないように“今日できること”をこなしていく習慣が身についていました。その根底にあったのは、大好きなサッカーを高校でも続けていきたいという想いだったのかもしれません。

いつか必ずくる受験という壁を乗り越えるために

中学を卒業すると高校へと進学する子が多いと思います。そこには必ず“受験”というものがあります。しかし、中学に入学してすぐの時期は、まだまだ先の話しで想像もできないことですよね。

どんな高校に行きたいのかがハッキリしている子は少ないように思います。息子も行きたい高校がハッキリと見えてきたのは中学3年生になってやっとでした。だからこそ、日頃からいつか行きたい学校が見つかったときのために、また、大好きなサッカーをこれからも続けていくために、少しずつ勉強をしていくことが選択肢の幅を広げるチャンスになるのだと息子には話しをしてきました。

 

その基礎をつくれるのは小学生時代だと私は感じています。順番はなんにせよ“やることをやる”ベースができていれば、中学に入ってからも高校に進学してからも、あまり苦労せずに努力ができるようになると思います。

この時期から少しずつセレクションが始まっていきますね。中学の部活に入るのか、街のクラブユースに入るのか、Jユースを目指すのか。ご家庭でさまざまあると思いますが、ある程度勉強もしてほしいと考えている場合は、練習スケジュールや通う時間も含めて検討していくことをオススメします。

WRITER PROFILE

Miku
Miku

高校1年男子を育てるサカママ歴8年。
2023年の春から地方の強豪校に入寮した息子に冷凍した"アスリートおかず"などを送り、微力ながらサポートし、応援する日々を送っています。まだまだ未熟なサカママとして息子が納得するまでサッカーに向き合えるよう、1番のサポーターとして奮闘しています。

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