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積み重ねる、強さの理由 ─探求心とコンディショニングで磨いた自分軸─ 町田浩樹( ホッフェンハイム/日本代表)

積み重ねる、強さの理由 ─探求心とコンディショニングで磨いた自分軸─ 町田浩樹( ホッフェンハイム/日本代表)

壊れない体とぶれない心。その両方を支えるのは、日々の積み重ねだ。日本代表、そして欧州を主戦場に戦う町田浩樹が追い求める強さの源はどこにあるのか。Jリーガーとして早稲田大学の通信教育課程で積み上げてきた学び、世界への挑戦、そしてコンディショニングの哲学をひも解く。

プロ2年目の大ケガを転機に

──鹿島アントラーズユース時代、パフォーマンスを維持するために心がけていたことは?

「 アントラーズユースは全寮制だったので、管理栄養士さんによる食事管理があり、栄養バランスのとれた食事ができていました。計量された大盛りのご飯を朝食から毎日食べるようにしていました。味の素㈱の栄養講習会『勝ち飯®』など年に1回勉強会を受けていたので、その時の知識は今でも活かされていると思います。アカデミーからアミノバイタル®を提供されていたので、試合のハーフタイムはパーフェクトエネルギー® ゼリードリンクを飲んでいました」

──町田選手は高円宮杯U-18サッカーリーグ2015チャンピオンシップで高校年代日本一に輝き、年代別の代表にも召集されていました。当時影響を受けた選手はいますか?

「 それこそ高円宮杯決勝の相手・ガンバ大阪ユースには1個年下の(堂安)律がいました。彼や冨安(健洋)とはU-16日本代表の頃から一緒にやってきて、当時から現在までずっと刺激を受けています。僕らはプロになって海外を経験してから大きく変わったと思います。高校生の頃からもっと早く栄養や食事の重要性に気付くべきだったと思っているので、このインタビューを読んでくれている高校生には、今のうちからしっかりコンディショニングの勉強をしてほしいと思います

──通学していた鹿島学園の1つ後輩の上田綺世選手との親交は?

「 実は全くなくて…(苦笑)。彼はスポーツクラスで僕は一般クラスだったので、日本代表で出会ってからの仲です。一応、僕は学業の上位クラスにいたんですけど、アントラーズユースで練習三昧だったので、学業は周囲についていくのがやっとでした。ただ、高校は英語に強い学校だったので、そのおかげで今、海外ですごく役立っています。英語は実際に話すことがもちろん大事なのですが、高校のうちに文法の基礎をやっておくと上達も早くなると思います」

──高卒すぐのJ1はいかがでしたか?

「 プロとユースは天と地ほどの差がありました。高校年代で2度全国制覇をしていたので天狗になっていましたが、鼻をへし折られましたね。カラダの大きさも、技術のクオリティも全く違います。プロ2年目(2017年)に右膝前十字靭帯損傷の大ケガ(全治6カ月)を負ったのですが、そこでカラダをつくり直すと決めました。ケガをきっかけに筋トレも食事もすべて見直し、体重も5㎏ほど増えました

──ケガを転機としたのですね

サプリメントなども本格的に摂るようになり、アミノバイタル®GOLDはその時から現在まで練習後に飲むようにしています。顆粒のスティックタイプなので飲みやすいのが継続につながっているのだと思います」

町田浩樹選手のインタビュー風景

大事なのはプランニングとスケジュール管理

──プロと併行して早稲田大学人間科学部の通信教育課程で学ばれていましたが、入学はご両親の薦めがあったそうですね?

「 当時、両親は僕がサッカー選手として大成できるか心配していたんだと思います。でも僕自身も好奇心旺盛な性格なので、筋神経制御論(神経系と筋系の相互作用、特に運動制御における役割を研究する分野)や色んなことを学びたいと思って進学を決めました

──プロと通信課程の両立は?

「 もうめちゃくちゃ大変でしたよ(笑)。通学であれば友達とレポートを共有することもできますが、通信教育は1人で向き合うしかありません。特にシーズン前の2月の宮崎キャンプは大学の学期末と被っているので、練習後にヘトヘトになりながら夜にレポートを書いていました」

──スケジュール管理が大切?

「 卒業要件124単位を取るためには、何年でどのくらいのペースで取ればいいかを計画してやっていました。東京オリンピック(2021年)のシーズンは単位を抑えるなど、6年半かけて2022年に卒業することができました。卒論は『サッカー選手のGPSデータとハムストリングの肉離れとの相関関係』で、Jリーグのデータを借りて、スプリント回数や走行距離がどれだけケガと関わっているかの考察をしました。分かったことは、1度でもハムストリングの既往歴がある人は、再発リスクが高くなるということ。高校生にも気を付けてほしいです」

──フィジカルトレーナーが学ぶような専門的な理論ですね。

「 どうせ研究するなら自分のパフォーマンスにつながる論文にできればと思ったんです。結果的に教授からはすごく評価されて、大学院への誘いもいただきました。『さすがに今は行けません!』と丁重にお断わりしましたが、小野梓(あずさ)記念賞(早大の学生に与えられる最高の名誉)のスポーツ賞をいただくこともできました。大学では心理学も学べたし、今はまだ引退後のビジョンがあるわけではないですが、選択肢が増えるのはいいことだと思うし、早大の学びはすごく有意義な時間だったと思います」

町田浩樹選手のインタビュー風景
鹿島のアカデミー時代から現在まで飲み続けているアミノバイタル® を手に、自身のコンディショニングの変遷について語ってくれた。

欧州の連戦で欠かすことのできない食事と睡眠

──2022年からベルギーに主戦場を移しましたが、国内との違いは?

「 サイズの違いはもちろん、オープンな展開が多く、ゴールにダイレクトに攻めるためスプリントも激しい。もう別競技といっていいほど衝撃を受けました。ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズの1年目は三笘薫とチームメイトでしたが、彼は専属の栄養士がいて、コンディショニングの意識が高かったです。試合が終わった後に何を食べるか、連戦時はどんなサプリメントを摂るのか、すごく参考にさせてもらいました

──実際に欧州でのコンディショニングの取り組みは?

「 リーグ戦とヨーロッパリーグが併行して行われる時期は、週2試合、12連泊などは当たり前で、さらに日本に帰国して代表戦が続くと、長距離移動も含めてなかなか疲労が抜けません。だからこそ、食事・栄養はすごく大事な要素です。チームには専属の栄養士がいて、2週間に1回マンツーマンで面談し、体重、体脂肪などのデータを元に、今後摂るべき食事内容や栄養素のプランを話し合います。鹿島のときはほとんどが外食でしたが、今では朝・昼はチーム管理、夜は完全に自炊をしています。食事以外では睡眠が大きいですね。欧州は試合開始時間が遅いので、21 時に始まると、明朝5時くらいまで寝ることができません。呼吸で自律神経を整えたり、速やかに睡眠がとれるように意識しています

──今季は90年ぶりのリーグ優勝を果たし充実のシーズンとなりましたが、今後の抱負は?

「 来年はワールドカップが開催されるので、長いシーズンになります。新シーズンの開幕戦にトップコンディションに持っていき、1年間継続できるように計画的にやるつもりです。リーグが変わるとインテンシティも変わるので、より一層食事や睡眠、カラダのケアといったコンディショニングには気をつけていきたいです」

──高校生にメッセージをよろしくお願いいたします。

高校・ユース時代は質より量だと思っています。それは練習の量、食事の量、色んな分野に挑戦する熱量もそうです。もちろん質も大事ですが、量をこなすことで初めて自分に必要なことが分かります。効率というのは量を経験して生まれる発想であり、その逆ではないことを意識してほしいです」

良いコンディショニングで、試合に臨むために!
町田選手が飲んでいるのがコレ!

アミノバイタル®
おススメ活用情報

最後の粘りを生みたいならコレ!

時間マーク

プレー前、ハーフタイム

 

アミノバイタル®プロ

プレー中、ハーフタイム

時間マーク
 

アミノバイタル® パーフェクトエネルギー® ゼリードリンク

ハードな運動後のリカバーに

時間マーク

プレー後、おやすみ前

 

アミノバイタル® GOLD

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写真/野口岳彦

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