サッカーが好きな息子の思いを応援し続けるために家族ができることとは…
サカママのみなさまこんにちは。今年の1月から書かせていただきましたコラムが、今回で12回目となりました。息子が幼稚園から始めたサッカーで経験してきたこと、感じたことなどを、コラムを通して振り返ると、すべてが今につながっているなと感じます。高校生活もあと1年半、最後までケガなくやりきってほしいなと思います。
さて今回は、息子がふと言った「サッカーを今まで一度も辞めたいと思ったことがない」という言葉がとても印象的だったので、そのことについて、サッカーとの出会いから振り返りながらお話ししたいと思います。
テレビ観戦は幼稚園のころから
息子は幼稚園に入るころには、テレビで日本代表や海外の試合を見るようになっていました。わたしの父(息子にとっては祖父)が大のサッカー好きだったこともあり、EURO(欧州選手権)の試合を一緒に見たことが最初だったと今でも覚えているそうです。
その時見た試合で活躍していたのがクリスティアーノ・ロナウド【CR7】。
魅了されるプレーに、一瞬でファンになったようでした。
時おり、祖父に解説をしてもらいながらの観戦はただただ楽しかったそうで、どれだけ凄い技なのかを理解するというよりは、素直にかっこいいと思う気持ちだったのだと思います。私は4歳の子が90分間試合を見続けることに驚いた記憶があります。
観戦を子ども目線で一緒に楽しむ
ワールドカップ特集の雑誌を祖父と見ながら、優勝はどこの国になるのかを予想することがとても楽しかったと息子は今でも言います。EUROやワールドカップは、息子にとってのスーパースターであるCR7が活躍していて本当によく試合を見ていました。
この技はどれくらい難しい?
なんでファールになった?
交代はあるのか?
など楽しく会話をしていたことを覚えています。
そして、観戦中いつもボールを持ってきて遊び始めるのもお決まりでした。きっとやりたくなってしまうのでしょうね。こんなふうに、いつも賑やかに楽しみながら試合を見ていました。
憧れの選手がいることは目標にもなる
SNSで選手がトレーニングの様子を発信したり、YouTubeにゴール集などがあったりします。息子は本当によく見ていました。選手の顔や名前をどんどん覚えていき、わたしが話についていくには相当勉強しないと無理なくらいにまでなっていました。憧れの目線で見ていたのだと思いますが、自分にできる技があれば積極的にチャレンジしていたようにも思います。
たまに、友達のサカママから「子どもが90分間試合を見ていられない。最初の10分くらいで飽きてしまう」ということを聞きます。参考になるから見なさいでは飽きてしまうのだと思います。一緒に観戦して、飽きてしまったらそこまでにして、また次の試合の時に一緒に見ようね、でいいのではないかなと思います。
SNSをうまく使い、興味があることは積極的にやってみる!
息子が小1の時にワールドカップがあったので、夏休みの課題でCR7の本を読書感想文にしたり、貯金箱でトロフィーを作ったり、工作で出場代表国のユニフォームを作ったこともあります。どれも大切な思い出です。
そのほかにも…
・スパイクの手入れを自分でやるために、クリームやブラシを使ってYouTubeを参考にやってみる
・キーパーに興味を持った時は、グローブをつけてシュートを止めてみる
・カーブボール、ミニゴールやマーカー、コーン、ラダーなどを使ってみる
このような感じで、当時の息子のやってみたい気持ちには応えてきました。
サッカーに限らず、幼稚園小学校のころはいろいろなことに興味がある時期でもあります。押し付けることなく、本人の意思でサッカーがやりたいと思い、それを応援することができたのは親としてもうれしい限りでした。
選手のプレーだけでなく、サッカーとの向き合い方など、日本の選手にも尊敬する人はたくさんいるそうで、SNSがそんなふうにいい影響をもたらすことも素敵だなと思います。楽しいことだけではもちろんなく、ケガをしてプレーできない時や、チームプレーだからこそ迷うこと、思うようにプレーできない時だってあったと思います。
それでも辞めたいと思うことなく続けてこられたのは、祖父との思い出やチームの仲間、たくさんの指導者の方がいてくださったからです。カテゴリーごとに携わってくださった方々には本当にお世話になり、今でも応援して連絡をくださる方もいて、見守っていただけていることに感謝しています。
楽しさを伝え続けてきた祖父をはじめ、家族が一番のサポーターとして、これからも息子のサッカーへの思いを大切にしながら応援できたらなと思います。
サカママの私たちにとっては寒さとの戦いになりますね。
防寒対策を万全にして、一緒に応援楽しみましょうね。